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一寸の兎にも五分の魂~展覧会おぼえがき

美術展のおぼえがきと関連情報をすこしばかり。

変化朝顔がようやく花を咲かせました

2013-09-21 | 朝顔
江戸東京博物館で7月30日より開催されていた「花開く江戸の園芸」展。

その前売り券を買っていただいた変化朝顔の種のうち、紫吹雪の「糸柳葉采咲」のほうもようやく花を咲かせました。



3センチほどの、とても小さな花です。

種がとれたら、来年それを播いてどんな花を咲かせるか、楽しみです。
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朝顔2013 9月の朝、青の饗宴「曲水の宴」と「瀞」

2013-09-01 | 朝顔
2013年9月1日。ここ数日、暑さが戻ってきたせいか朝顔も元気を取り戻しました。

久しぶりの「曲水の宴」



花芯が白く光って見えるのが神秘的。





おなじみの「瀞」。今朝はひときわ花弁が薄く透けて見えます。



心持ち紫がかった空色なので、角度によって微妙に変化します。





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朝顔2013 雨の「松の雪」

2013-08-25 | 朝顔
紺縞の「松の雪」に雨が風情を添えました。



雫がかかっていっそう涼しげです。



隣も「松の雪」の変化咲き。並ぶと曾我兄弟みたい(だと勝手に思っている)。



淡くて瀟洒なのでこちらが曾我十郎。





濃くてがっちりしているのが曾我五郎。



歌舞伎舞踊に「雨の五郎」という演目もありましたね。



わたしにとっては、仇討ちを控え、蛇の傘をさして化粧坂の少将のもとに通う五郎のイメージです。



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朝顔2013 今朝の「轟」

2013-08-25 | 朝顔
大輪朝顔のなかでも、「轟(とどろき)」は黒鳩色と呼ばれる「鼠色系」の花色で、黒鳩色の品種のなかでも古い時代からあったものだそうです。



黒鳩系無地の花は希少品種で、種を入手するのも困難ということなのですが、無事わけていただくことができました。

それだけに、うまく咲いてほしいと願っていたのですが、今年は元気いっぱいに咲いてくれました。




グレーがかった紫。着物の色にしたら素敵でしょう。太夫さんの肩衣でもいいですね。




よってみると白い筒とのコントラストが美しい。



一度に咲いたところも見ごたえがあります。



茶色とともに黒鳩色も大輪朝顔の醍醐味。この色があるから、やめられません。
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今朝の朝顔 寄り添う二輪「轟」と「曲水の宴」

2013-08-21 | 朝顔
今朝は「轟」と「曲水の宴」が寄り添って咲きました。



渋めの黒鳩色は長右衛門、若々しい水色の縞はお半のイメージ。

親子ほど年の離れた男に娘がしかける命がけの恋に、翻弄される男と妻の物語、「桂川連理柵」の二人です。

お盆をすぎて、ようやく本調子になってきた我が家の朝顔。

夜、帰ってきたときにはしぼんでいるので、出かけるときにはこれが見納め。

後ろ髪をひかれる思いで、出かけます。

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2013朝顔 今朝の朝顔「仙の秋」「松の雪」「碧水」

2013-08-15 | 朝顔
「仙の秋」(茶覆輪)



「松の雪」(紺縞)



「碧水」(浅葱無地)の変化(縞)





この朝顔アーチ、気に入ってます。
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透け感が神秘的な朝顔

2013-08-08 | 朝顔
わたしが育てている朝顔は、大輪系で直径15センチ~最高25センチ以上にも大きく咲く朝顔ですが、花弁が非常に薄いのが特徴です。

ですので、咲くときにちょっと葉っぱが触っているだけで変形してしまったり、破れてしまったりということも少なくはありません。

もちろん、手入れのときにはうっかり触って破いてしまわないよう細心の注意が必要です。

いっぽうで、花弁が薄いため日の光に透けると大変美しいのも見どころのひとつです。

たとえば、「左京一笑」は鮮やかな紅色無地ですが、



寄ってみると透け感が美しいです。



さらに黒鳩色と呼ばれるグレーがかった紫が特徴の「轟」。



日に透けるとより神秘的です。





日のあたり具合によっては、白い筒が発光しているようにも見えます。





そして、黒鳩色に白い縞が入った「雲仙の薪」



こちらも寄ってみると模様が複雑で、蝶の羽のようにも見えます。



というわけで、寄っても引いてもどんな角度からも楽しめる朝顔。

水遣りと手入れと写真撮影で通勤前はてんてこまいですが、それもまた楽しい夏の朝です。

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東京朝顔研究会主催「超大輪朝顔展」が開かれました@日比谷公園

2013-08-04 | 朝顔
東京朝顔研究会主催の「超大輪朝顔展」が7月28日(日)から8月3日(日)までの1週間、開催されていました。



本来なら、はじまってすぐに見に行ってご報告したかったのですが、今回は仕事の関係でなかなかうかがえず、ようやく最終日1日前に行くことができたという事情で、終わってしまってからのご報告になって恐縮です。


展示会では、東京朝顔研究会の会員の方々が選りすぐりの朝顔を出展し、大きさ、色、形を競います。

「超大輪」っていったいどれくらいの大きさなの?と思われる方も多いと思うのですが、「上手に咲かすと22~25cmにもなる品種」とのこと。

小学校1年生が植える朝顔はだいたい5~7センチくらいですから、それと比べるとたしかに「超」がつく大輪です。

大きさもすごいのですが、わたし自身が惹かれるのは色の美しさです。

無地のものにせよ、縞や吹雪などの柄物にせよ、普通ではちょっと見られないような渋い色、深い色の朝顔が多く(コチラ)、一目でひきつけられました。


(切込づくりの展示風景)


(蔓づくりの展示風景)

展示会には多項目にわたる厳格な審査基準があり、受賞するにはかなりの経験と努力が必要ですので、いちおう会員ではあるものの「できる範囲の手しかかけられない」わたしにはとてもとても……の世界です。


(屋根の下が展示スペース。お客様にまじって、審査員や出品者が駆け回って審査したり世話をしたり……)

しかし、賞をとるような花はさすがに見事で、間近に拝見すると息をのむほど美しいのです。




展示スペースの外には選外の花が置かれていますが、それでも十分に美しいです。




「超大輪朝顔展」は、日比谷公園にて毎年、7月下旬から8月上旬にかけて開催されていますので、ご興味のある方はぜひ来年足をお運びください。

また、賞をとったお花は、東京朝顔研究会のホームページでもっと大きな画像にて紹介されています。

茶色や縞柄など色や柄が美しい、ふだんあまり目にしない種類の朝顔がたくさんありますので、ぜひご覧になってください。

なお、この展示会では変化朝顔の展示会も同時開催されています。

とてもおもしろい朝顔がたくさんありましたので、さくっと写真だけご紹介します。

朝顔といわれてもよくわからないほど個性的な形ですね。












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本日の朝顔 純白の花嫁「佐倉の清衣」

2013-07-30 | 朝顔
今年は白い朝顔をみてみたいと思ってまいたのが、「佐倉の清衣」の種。

期待はしていたのですが、期待どおりに、いやそれ以上に純白の花を咲かせてくれました。


(奥が「瀞」。手前が「佐倉の清衣」)

形は安定していませんが、色はもう完璧といっていいほどまじりけのない白で、ウエディングドレスのようです。



もう親ばか状態ですみません。

そして「轟」も黒鳩色の花を咲かせてくれました。



グレーがかった色合いが独特です。こんな色の花はなかなかありません。黒鳩や茶系の朝顔が咲くたびに、朝顔をはじめてよかったなあと思うのです。


花びらも薄くて、日に透けた感じがなんともいえず繊細ではかなげで、刹那的な美しさです。

朝顔は種自身に無限の美しさを秘めているので、特に難しいことをしなくても、ちょっと手間をかけるだけでこんなにきれいな花を咲かせてくれます。

今週の土曜日まで、日比谷公園で東京朝顔研究会主催の大輪朝顔の展示会が開催されており、そこではもっと手をかけた見事な花に出会えますので、ぜひ足をお運びください。



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朝顔「瀞」の七変化

2013-07-28 | 朝顔
夏の朝に映える二輪の「瀞(とろ)」。

朝方には空色でした。





日がのぼってくるにつれ、少しずつ色が変化します。朝7時くらいには青紫がかってきました。




後姿も楚々とした美人。



正午にはグレーがかかった色あいになります。





朝顔は、日差しが強まるとしぼんでしまうのですが、葉のかげで直射日光があたらない位置だったからか、夕方まで花はしぼみません。

最後に、ピンクに近い薄い赤紫に変化しました。





ひとつの花でさまざまな色の変化をみせてくれた「瀞」。こうして色の変化を楽しむことができるのも、お休みの日ならでは。

夏のあいだは自宅作業にできないかなあ。できませんねえ。いまのところ。
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