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一寸の兎にも五分の魂~展覧会おぼえがき

美術展のおぼえがきと関連情報をすこしばかり。

“Anthologie”‐Charles Trenet

2019-04-07 | 音楽
久しぶりに無性にシャルル・トレネの声を聞きたくなってCDを買った(であったころの音源はカセットテープである)。

個人的なこだわりで

Je Chante

Y'a D'la Joie

Que Reste-T-Il De Nos Amours?

La Mer

L'ame Des Poetes

この5曲が入っているCDをamazonで長いこと探し回った。

いまどき、シャルル・トレネを聴く人が全世界でどれくらいいるのかわからないが、そのむかし(といっても90年近く前にもなる……)一世を風靡したシャンソン界の大御所であるため、アンソロジーのCDはそれなりにたくさん発売されている。

しかし、この5曲を1枚で網羅したもので、かつコスト的に納得のいくもの(中古品でびっくりするような値段がついているものもあるので)となるとなかなか見つからず(だいたいL'ame Des Poetesが入ってない)、あきらめかけたころに見つけた一枚

これがまた秀逸なのだ。

目当ての5曲以外の選曲もよく、1937年から1958年まで約20年にわたる名曲が粒ぞろい。

ちなみに時代が後にくだると録音技術が格段にアップするせいか、トレネの声の特に低音の響きがよくひろわれている。

音域は広く高い音から低い音まで、のびやかに響くよい声なのだが、低音の余韻はぞくぞくするほど。

あらためて聞くと、若い頃のシャルル・ゲンズブールの声はこの低音の響き方にやや似ているような気がする。

この若い頃のシャルル・ゲンズブールのCDも、かつてカセットテープで買い求め、その後パリ中のCDショップを探し求めたものの見つからず、帰国前日にだめもとで入ったシャンゼリゼ通りのCDショップで見つけた(そのころはamazonはなかったの!)、といういわくつきなのだが、その話はまたいずれ。








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