今年も寒さが増し、空気の匂いが冬を感じさせる季節になり、いつもの魚に逢いたくて日勝峠を超える
茂岩橋を渡る頃には、十勝晴れの空の下、今日の幕開けを知らせる朝焼けが、大河を照らしていた
それにしても朝焼けは短い・・・夕暮れの半分くらいしかないんじゃないだろうか?・・と感じつつも、朝の弱い小生にとって年に何度も拝めない朝日に感謝(合掌)・・・これもアングラーの特権です(笑)
河川敷から茂岩橋を望む
昂る気持ちを抑え深呼吸し、いつものポイントへ車を走らせる
都会の朝とは違う空気感とまだまだ美しい緑に心を奪われつつも、霜の降りた形跡のない草花の様子に、若干時期が早かったか?と不安がよぎったりする
自信のあるルアーを水に浮かべて彼らの反応を伺うまでは、ある種の不安が拭えないのは釣り人の性だろうか?
タックルのセットの中にもゲン担ぎを取り入れたりする(笑)そんなことが釣果には影響しないのだけれど(汗)
とりあえずはスプーンだろう・・・と理由も根拠もないのだけれど、自信がある(笑)
まずはアンサー16gを流れに馴染ませる・・・
『ガッ!?』
!???・・・反応はある!
同じコースをカラーチェンジしてトレースさせてみる・・・『ガッ ゴッゴ!』
思わず口元が緩む、おそらくイヤらしい顔をしたに違いない(笑)
居る・・・しかし、どうやら彼らは、私以上に朝が苦手なのか、本気で口は使ってくれないようだと勝手に解釈しつつも、本心は若干ムキになり、あの手この手を繰り出すのが現実(汗)
少しポイントを休ませるために小さく移動した・・・
そこもまた一級ポイント
数頭目・・・アクション後の間から動に移る刹那!『ガツン!』喰った
この瞬間がたまらない
ラインを通して感じる生命感に嬉しくもあり同時に不安でもあり・・・
「思いっきりヘッドシェイクしてっけど(北海道べん)バレんなよ!」
若干足場は悪いのだけれど無事に今釣行の一尾目をネットにランド出来た
アメマスの抜けるような白紋とパープルがかったブルーグレーのボディーが美しい
(カメラでは捉えきれないのが悔しい・・性能の問題か?)
鼻は曲がっていないけれど、口割れの雄のアメマス
潮の干潮に向かい、流れが強くなってきた。
「チャンスだろう・・」
ここでの一軍中の一軍ルアーをスナップに結んだ
そしてバイト!
54センチのアベレージ
目先を変えて、そしてレンジも変えて・・・
これも好きなプラグである、X-80(メガバス)で更に一尾追加
バイトレンジがいつものこの川のヒットゾーンより高いようだ
いつも状況が違う、答えがない、だから楽しい、そして永遠に満足しない。
アベレージサイズ止まりだったが、二桁のアメマスがロッドを絞り込んでくれた
十勝の自然の懐の深さに感謝
夕日が遊びの時間の終了を告げる・・・今日は素直に納竿しよう(笑)
付近の道の駅にお世話になり車中泊
意外に快適な空間と時間である(笑)
家族には申し訳ないが、男にはこうゆう時間が必要な気がする! そう思いませんか?(笑)
明日の出会いに期待し、早めの就寝につく........zzzz (二日目に続く)
【タックルデータ】
ロッド: ザウルス・ボロン・トラウトスピン・ベイトキャスター
(TS60M-C)
リール: シマノ コンクエストDC 101
ネット: Endo Craft Hand made Works
(エンドウクラフト ハンドメイドワークス)
ルアー: ソリッドテイルディープ(スカジット・デザインズ)
X-80 トリックダーター(メガバス)
LIVE-X リベンジ(メガバス)
アンサー13g~16g(サトウオリジナル)
Toby(OLDトビー)18g