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Re:Start ~それでもまた歩き出す~

鬱持ちのアラフォーが、日々の生活を綴ります。
いつかまた家族と暮らせる日を夢見て…

母、免許証を自主返納する

2025-07-04 17:55:15 | 日記

こんにちは、cathyです。

 

昨日に引き続き、今日も母と会いました。

今日はとても大事な用事。

それは、母の運転免許証の自主返納の手続きです。

 

兄の大学受験を機に免許を取得してから、車はずっと母の大事な相棒でした。

兄が高校生の時なので、母ももういい年だったと思うのに、そしてもともとそんなに得意分野ではなかったと思うのに、頑張って取得したよなぁと今思っても感心します。

cathyも、駅までの送り迎えをメインに、たくさん母の運転に助けてもらってきました。

 

そんな母も、もう80代。

最近は認知力も少しずつ低下してきました。

兄も私も、そろそろ免許返納してほしい、と折に触れて言ってきたのですが、本人なかなか踏ん切りがつかない様子で。

でも、いざ更新時期が来て、更新のためにはまず高齢者講習を受け、それから遠くの免許センターまで手続きに行き・・という段取りがわずらわしくなったようでした。

その段取りについてもなんども尋ねられ、その時点で、頭の中でこの段取りを理解できないようではもう更新どころではないな・・とは感じていました。

 

そしてついに、

「もう(高齢者講習等には)行かない。車には乗らないことにする」

と、母自身が決断しました。

車中心の生活を送っていた母にとって、勇気のいる決断だったと思います。

そんな決断をした母に、じゃあ警察署へ自分一人で返納に行っておいで、とはよく言えず、結局cathyが付き添うことになったわけです。

 

午前中はcathyが作業所だったので、午後から待ち合わせて返納手続きに行ったのですが、母は午前中のうちに、車での最後のお出かけで、お墓参りに行ったそうです。

ばあちゃん、ご先祖様、母をどうぞお守り下さいね。

 

警察署はそんなに待つこともなく、スムーズに窓口に通されました。

若い警察官のお兄さんが対応。

「免許返納すると、もう車には乗れませんが、大丈夫ですか?」

マニュアル通りの、そして大事な確認なんでしょうね。

もしここで母がまさかの翻意をしたらどうしよう、と一瞬ハラハラしました。

でも母は、

「子どもたちにも止められるしねぇ、うん、もういいです」

と、心は変わりませんでした。

そしてお兄さんが指示してくれるままに、母は書類を書いたり、免許証を機械に通したり。

そしてその手続きの中で、サックリと

「じゃあ免許証をお預かりしますね~」

と、母の写真のついた免許証が、お兄さんの手に渡りました。

あまり母の感情を揺さぶりたくなかったので、何も言いませんでしたが、感慨深いものがありました。

きっと母もいろいろ思うところはあったと思います。

最終的に、周りからのゴリ押しではなく、母自身が返納することを決めてくれたことが、cathyにとっては救いになっています。

 

最後に、運転経歴証明書の説明や、公共交通機関助成の説明などを受けて、終了。

運転経歴証明書、警察署で同じ流れで作成してくれるのかと思いきや、別途に写真が必要とのことで。

免許センターであれば写真不要で作成できるとのことだったので、日を改めることにしました。

5年以内に手続きをすればよいそうなので、それだけの期間があればなんとか行ってこれるでしょう。

 

警察署から実家までは、タクシーで帰りました。

ちょうど拾ったタクシーが、たまたま実家近くに会社を構えているところだったので、思わず、今後母がお世話になります、とご挨拶してしまいました。

母は、近距離でタクシーを使うことにためらいもあるようなのですが、山の手の団地の上の方に家があり、バスの便も決して多いとはいえないので、これからは積極的にタクシーを使ってほしいなと思っています。

一番不安なのは、出かける機会を極端に減らし、引きこもってしまうこと。

車の運転をしなくなるのは安心ではありますが、母の心身や脳を活性化させていた機会が失われることでもあります。

その上、出かけなくなって、外の空気を吸ったり人と触れ合ったりする機会まで減ってしまっては、一気に母の心身の衰え、認知症の進行が加速しそうで・・・。

車のない生活の中でも、なるべくそうした外的刺激をもてるような生活を送れるよう、支援していけたらなと思っています。

 

実家で一息つき、空になったカードケースを見て母が淋しそうに

「なくなっちゃったねぇ・・・」

そうよね。

喪失感あるよね。

そういう母の気持ちにもなるべく寄り添いながらしばらく話をしたあと、cathyも帰ることにしました。

いつも駅まで運転して送ってくれていた坂道を、今日は歩いて下ります。

母は、姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。

別れたあと、淋しさが増していませんように。

母がいつまでも元気でいてくれますように。

そのために何ができるか、しっかり考えていきたいと思います。

 

今日は午前中作業所からの午後に返納手続き、かなり疲れました。

しっかり休みたいと思います。

 

では、また。


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