おしながき「早春をたべる」

2024-02-23 11:32:52 | 日記
抽斗を整理していたらこんなものが出てきた。
句友のTさんが招いてくれた一夕のお品書き。
用紙からしても手作り感が満載。
TさんとYさんが走り回って集めてきた旬の材料を
使った手作りの料理だ。
文字通りの「馳走」。

幾つかの料理は覚えていたけどこれだけたくさん
あったとは。
句会をやり酒を飲み歌った。


おしながき


裏(なんと薬袋を広げてあった)

読めそうなので書き出してみる。

テーマ 早春を食べる おしながき
                箸袋 紫乃作
椿川のしろうおのおどり
上那賀のわさびの天婦羅
勝浦川の鰡のフライ
吉野川の土筆煮びたし
園瀬河原の辛菜漬
海部川の虎杖の油揚煮
小松の浜防風味噌和えと天婦羅(小松海岸)
石井の里独活の天婦羅と味噌和え
余呉湖畔の蕗の薹の醤油煮(近江吟行のときに採ってたとは)
あずり越えの蕨の玉子とじ(あずり越えは文化の森の裏山)
大川原蕗の佃煮(大川原高原)
沖洲分葱の結び和え(沖洲は葱の産地)
琵琶湖蜆のうしお汁
骨付魚の煮付
昴うなぎのかば焼き(昴さんの捕った鰻)
ひね生姜入り阿波ういろう
阿波八多町せりの白和え
金龍水のお抹茶 雅甫点前
阿波のかきまぜ寿し
木頭ゆずのゆべし(木頭は柚子の産地)
湖東三山熊笹茶(吟行の時に摘んでたね)

思い出してみるとなんと贅沢なひとときだったのだ。
TさんもYさんも今はもういない。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2024-02-23 14:34:57
素晴らしいお品書きですね。やっぱり小生などとは全然異なる暮らしぶりがわかります。
お付き合いの上質さがしのばれます。
今日は、終日雨です。それに寒い。この下手も寒い。寝る時には暖かくなっていますが今は寒い。
やっとパソコンが正常に私流に使えるようになってホッとしています。
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Unknown (akatuki)
2024-02-23 18:21:44
ブログか新しくなっていてうれしいです。
このお品書き、全部召し上がったとしたらすごい!
いい思い出がっ出てきましたね。
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おしながき (Awaten)
2024-02-24 05:50:23
猫爺さん

当時は先輩ばかり。
遊びの楽しさを教えてもらっていました。

浜防風を採った場所を教えてもらい、
自分でも採りに行きました。
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おしながき (Awaten)
2024-02-24 06:03:58
akatukiさん

準備のための時間が込められている料理でしたが、
ひとつひとつは箸でほんの一つまみ。
今であればもっと深くお話を聞かせてもらえたのにと、
今になって思います。
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