お相撲も秋場所が千秋楽を終えた。終わってみれば、いつもの通り、あの人の優勝。これだから、最近のお相撲はつまらないと見ない人も多いことだろう。しかし、昨日の千秋楽に、珍しく、自身の優勝が決まって花道で待つ横綱朝青龍が涙をぬぐっていた。やっぱり、この人も人の子なんだな~と思わされた。やれ、顔がきついの、可愛げがないの、態度が横綱らしくないのといろいろ、言われている人だが、昨日の泣き出しそうな顔つきから思わず、こぼした涙をみると、何だか、ちょっと、可哀想な気がした。6連覇で大鵬に並んだとはいっても、昔とは今は事情が違い、稽古量も少なくなり、どんぐりの背比べみたいな、弱い日本人の力士ばかりの中にあっての、6連覇。果たして、昔ほどの偉業かどうかもわからない。けれども、外国から、お金の為とはいっても、日本にやってきて、慣れない日本語を覚え、難しい角界の習慣にも慣れ、頑張っていることは確かだろう。私は個人的には、朝青龍のファンではないが、何か、ちょっと、頑張れよと言いたくなった。それと、惜しくも負けた琴欧州、稀勢の里、来場所もこれに懲りずに頑張れよと言いたい。