詩： すずめばち 裸心全通（Rasin Toru)

詩：　すずめばち


冬空　近い

３時の　おやつ　時

ぼくら　は

３人　で

お外で　メロンを　食べていた

におい　に　さそわれ

やって　きた　君

あたり　を　飛び　まわり

追いはらわれて　しまった

君　が　剣　を　持たなければ　・・

君　が　子犬のように　

なついて　くれた　なら　・・

カットを入れた　メロンの

皮の　部分　を　・・

君　の　そば　に

置いて　あげる　のに

仲間に　入れて　もらえずに

悲しげに　去って　いった　ように

見えた　のは　・・

寒空の　陽射しの　せい　・・？

君の　飛び　方　が　・・

お腹が　すいた　と　

３人　に　語り　かけ

さまよっている　様子　だった　から　・・

君　が　まるで

分けてください　　と

お願い　を　している　よう　だった


蛾　が　蝶　に　なった　みたいに

やさしく　見えた


君　が　剣　さえ　持って　いなかった　なら　・・





　　　裸心全通（Rasin Toru)


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