詩集 裸心全通(らしんとおる):羅針全通:Rasin Toru  

現在、羅針全通(らしんとおる)となりました。「愛のある詩」を、「愛の詩」を創作しています。

詩: 社風  裸心全通(RasinToru)

2013-02-02 13:49:53 | 
詩: 社風  裸心全通(RasinToru)

あの人が
気づいていないこと

わたしは 既に気づいている

この職場

あの ものごと を
行うには
おおよそ 5つの 成り行きがある
パターンのようなものがある

まだ あの新人は 気づいていない

教えてやろうか
なにげなく 導いてやろうか
気づかせるように わたしの天使の心をみせようか

あの 意地悪な 人も

様子を伺っているようだ

あの人は  またいじめぬいて
彼女を追い込んで
辞めさせるつもりらしい

愛の少ない人ほど
気に入らないのが 多いもの

早く 気づいてほしい

もう、3分もたってしまった

あと 3つの 成り行きのパターンの
どれか

文句をつけられない 良い程度のものは
1つ ある

その 1つを 選択してほしい

その彼女が あの意地悪な人から
責められないためにも・・・

あの人が 影からじっと その新人に動きに
注目している

わたしは 決断した

わたしは メモ紙を取り
彼女が自分の机に資料をとりに戻った
タイミングを見計らい
すれちがいざまに
彼女のもとに
そのメモ紙を置いてあげた

彼女は 無事  気づくことができ
その 3つの方法のうちの
最善の 1つを行った

あの意地悪な人は
何も言えなくなった


無事 接客を終えた
その新人は
席へ戻り
わたしのほうを見て
胸をなでながら
ほほえみ
小さな 会釈をした

わたしも久しぶりに
とても うれしくなった


誰もが
この会社の雰囲気を
変えてくれる人が
現れてくれることを
望んでいる




裸心全通(RasinToru)



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