胸腺腫を乗り越えて

手術のできないステージ4の悪性腫瘍を乗り越えて家族を幸せにする男の物語を実現したい

ビジネス

2011-04-26 23:04:58 | 日記
近頃、珍しく風邪を引いてしまい、あちこち痛み出して内心穏やかでない気持ちで過ごしていた。

普段意識することはあまりないが、やはり病人なんだと認識させられた。

体には気をつけているつもりだが、睡眠時間を十分とるように心掛けるようにした。


仕事の話だが、新年度を迎え、ちょっとした買い物の計画を進めてきたが、なかなか上手くいかずうんざりしている。

お金がないわけではないようだが、必要なものでも簡単に買えないところがある会社なので慎重に話をするのだが、売る立場の方の行き過ぎたセールス手法に辟易している。

断りもなく会社のトップや経理サイドの人間に電話して商談を進めようとしたり、契約の期限を自分達の都合で設定して 強要してくることにびっくりさせられた。

うちの会社とは較べるべくもない立派な会社のエリート営業マンのようである。
私はあまり取りあわないようにしていたが、責任感の強い上司は、先方の希望通りに何とか決済を取るべく立ち回っていたが、結局叶わず振り出しに戻ってしまった。


もう一つは今日の話で、別件なのだが幾つか検討した中で興味が持てなかった機種なので、購入する 意志がないことを伝えるために時間を作った。

顔見知りの方が連れてきた本社サイドの人は、挨拶もそこそこに競合機種の弱点をまくし立て始め、挙げ句に買う気があるのか否か詰め寄られてしまった。

仕方がないので話すつもりはなかったが選考から外れた理由を説明することになった。

事前に比較のためデモ機でのテストをしたが結果については伝えていなかった。
結果が良くなかったことを察して欲しかったのだがそうもいかないようだ。

前回のことがあったので気は進まないが、何度も購入しないと言うはめになった。

後戻りできなくなったのでもう何があっても買うことはできない。

逆効果でしかないと思うのだが、何を考えて遠路遥々こんな片田舎まで出てきたのか疑問でならない。

商談が終わったと判断するや否や、挨拶もそこそこにご立腹な面持ちでお帰りになった。

正直言うと商品にはさほど差はないのだが、余裕がない会社とお付き合いしても仕方ないと思うし、選定は間違ってなかった思うばかりである。

同じ買い物をするのなら、品のある方と 気持ちよくお付き合いをしていきたいと思うのだが、最早ビジネスの世界はそうもいかないのだろうか。

どうでもよい話かもしれないので引きずらす楽しくゴールデンウイークを迎えるために明日も頑張ることにする。

誕生日

2011-04-19 21:05:28 | 日記
あまり思い出したくないが、二年前の誕生日は病院で迎えた。

心臓に大きな腫瘍が見つかり、検査のために入院していた。
それから二回目の誕生日を無事に迎えることができることを
嬉しく思う。

一番良かったのは、素晴らしい医師、病院に巡り会ったことではないだろうか。

いきなり、五年生存率の話が切り出された時は驚いて言葉が出なかったが、医師が選んだ過酷な治療は、私の命を救ってくれた。

苦しい治療を献身的な看護士の方々のお世話で何とか乗り切ることができた。

もちろん家族に会社にも支えられてここまでくることができた。


ささやかだけど家族にお祝いをしてもらった。

手作りのケーキとT
シャツのプレゼント。

いよいよ来年は、次女も中学生になる。

こんなとこで満足してるわけにはいかないと決意を新たにした。


仕事のこと

2011-04-18 21:28:34 | 日記
新年度を迎え、恩ある上司との個人面談に望んだ。

上司は定年延長が決まっているが、来月定年を迎えるので事実上最後の面談となる。

いつになく力のこもった緊張感のあるものとなってしまい、自分の気持ちをうまく伝えられなかったことに悔いが残った。

今回こそは異動を願い出ようと思っていたし、然るべき立場の方からもそれをほのめかす話があったために期待していた部分があった。

しかし、直感的に黙って上司の薦めに従ったほうがよいと思えたので 申告書には現職を希望するとして提出した。

体に不安があると記した部分も消した。

上司は、私に管理者の道を開くことを置き土産にと考えてくれているのだと思う。

大変に有り難い話で感謝するばかりであるが、正直言えば私自身は望んでいない事である。

しかし、それを主張することはマイナスにしかならず、上司の気持ちを踏みにじることもできなかった。

責任者のハードルは高く、私にはまだまだ大変な努力が必要である。

本当は、無理をせずとも仕事ができる環境を望んでいる。

それが体にとって良いという事は間違いがない。


更に最も憂鬱になる時期も近づいている。

半期に一度開かれる役員の前で担当業務の成果報告をする会議へ出席をしなければならない。

また6時間に渡る会議の議事録作成も前回から仰せつかって
いる。

それが自分の立場であることは理解しているし、黙ってやるしかないことである。

出勤するのが苦痛になり、体調も急降下してしまった。

人生って難しいことばかりだなって思う。

沈みこんだ気持ちが癒やさるのは家族で過ごす時間だけである。

家族のために負けず に頑張る。

定期診察

2011-04-15 20:10:13 | 日記
昨日は定期診察だった。

胸部レントゲンには異常はないようだったが、近頃気になってる両肩の湿疹と首筋に幾つもできているできもの、おそらく虫刺されを主治医に診ていただいた。

どちらも全く心配の必要がないもののようだったが、最近始めた野球等の運動については、あまり良い反応は伺えなかった。

実際、釣りにソフトボールにと夢中になり過ぎて体が参ってしまったようであちこち調子が悪くなってきている。

調子に乗り過ぎていたので改めたいと思う。


次回は、主治医が6月から被災地に暫く応援に行くとの事で5月末となった。

後で気づいたのだが、次回はCT検査のはずなのにまた胸部レントゲンになっていた。

間違いがないか確認しなかったが、良い方に受け取ってしまった。

被災地への応援と聞いて改めて医師という仕事の重要性を羨ましく感じたが、私も浮つくことなく自分の仕事に打ち込まなくてはならないと反省している。




温かい言葉

2011-04-12 03:41:48 | 日記
念願の草野球復帰を果たした。

ぼちぼちのつもりが体はガタガタになってしまい、先が思いやられるが、親しい友人達と近況を語り合うことができて良かった。

チームメイトの顔触れはあまり変わっていなかったが、やはり皆さんとの力の差を感じずにはいられなかった。

無理をするつもりはないが、レギュラーの座を獲得できるよう頑張っていきたい。


それほど親しくしてなかった方からも思いがけず声をかけて 頂いたことが嬉しかったが、その中で私の病気の事に触れてきた方がいた。

あまり重たい話は好まれない事を経験してきたので自ら病気の話をすることはなく、少し驚かされた。

何故知っているのかわからないが、非常に勇気のいる行為だと思う。

その方は、元々他のチームを率いていて、リーダーシップのある人物と感じていたが、言葉の隅々に気配りがあり、改めてその人が持つ人間性の豊かさのようなものを羨ましく思った。

私はどちらかと言えば人付き合いを疎ましく感じる性分であるが、勇気を出してすっと人の心に入っていける人間になりたいと思った。