胸腺腫を乗り越えて

手術のできないステージ4の悪性腫瘍を乗り越えて家族を幸せにする男の物語を実現したい

毎日

2010-10-28 01:12:50 | 日記
薄っぺらの布団にくるまって壊れかけのテレビを眺め、いつの間にか眠っている。

夜になると襲ってくる不安をやっつける気力は未だ取り戻せない。

仕事に没頭してる間
と家族と一緒の時間だけは転移=死の恐怖から解放される。
何のために生きてるのか?って虚しくなり、家族のため、支えてくれる人のために1日でも永く元気で生きようって思い直す毎日。

今日は、術後の痛みがほとんど感じられなかった。

しかし、仕事は佳境に差しかかっている。

今の緊張感で体がいつまで続くのだろうか。

春までに今の仕事をやり終えたら、異動を願いでよう。

面白い仕事をさせて貰っているが、自分には、ちょっと荷が重いようだ。

体も心も今以上によくなることは期待できないのだから、ストレスを避ける生活を目指すべきと考えている。

後ろを向いてばかりだけど、これが等身大の自分、無理をしないでやっていこう、決して恥ずかしいことではないはず。

復職してもう一年経った。

あっという間だった。

手術をしたが、幸いに休職しないで済んだ。

これからどんな運命が待つのか?

あと二年頑張ることが目標である。


再び外科・内科診察

2010-10-22 18:18:07 | 闘病
思い切って内科主治医に尋ねてみた。
治療を受けるに足る免疫療法がないものか。

本当は丸山ワクチンの話がしたかったが切り出せなかった。

有名な免疫療法の名を挙げ、「10年やっても成果があがらないのが現状だけど、これから、良いものが出てくる可能性はあります。ただ、今はチャレンジしても宝くじ並みの確率でしか良くなることを期待できないでしょう」というコメントを頂いた。

外科の方は、めでたく卒業となったものの、続いている痛みが肋間神経痛というものであり、まだ暫く我慢する必要があるようだ。

痛みを感じつつも、普通の生活が送れている。

また命を助けて頂いたことに感謝しなければならない。

しかし、病院で感じてしまった恐怖感・絶望感を払拭しきれない日々が続いている。



外科・内科診察

2010-10-08 20:51:35 | 闘病
今週から職場復帰を果たしたが、思った以上に傷の痛みは厳しい。

それでも今回の手術で休んだのは、2週間足らずの期間だったので有給休暇で対応することができた。


昨日は、退院後初めての診察だった。

外科では、抜糸をしたが傷の治りが悪いため、もう一度診察となった。

内科では、切除した腫瘍は転移した胸腺腫であったが、他に 治療すべき対象がないため、経過観察していくと説明を受けた。

また、今日のCT検査の結果では、肺には転移を疑う所見がなく、原因不明の痛みが続く左足にも異常が認められなかった。

随分悪いことばかり考えていたので、嬉しくて、事前に用意した話がどうでもよくなってしまった。

次回は、ちゃんと聞いてみよう。


不眠解消

2010-10-03 06:46:06 | 闘病
4日振りに寝ることができた。

心の状態もだいぶ良くなったかもしれない。

病死に対する不安、恐怖から逃れる術は希望を持つことではないだろうか。

転移がまた起こるとは限らないし、まだ方法は残されていると考えると少し心が楽になった。

自分にできることを毎日やっていくだけである。

夕べは、家族みんなで料理を作って食べた。

今日もゆっくりやすんで明日からの勤めに備えよう。


偶然

2010-10-02 15:20:59 | 闘病
昨夜は、気分転換に知人に無理を言ってちょっと付き合って貰った。

知人は、小学校の同級生で薬剤師をしている。

今年の始めに30年振りに飲み屋で偶然再会し、以来何度かお付き合いさせて頂いている。

彼らの尽力で東京でも多くの同級生と再会することができた。

自分のことはあまり話さないつもりであったが、辛い身の上話ばかり聞いて貰ったのかもしれない。

それだけでも随分救われた気持ちになったが、驚いたことに彼は、私の信頼する内科主治医の親しい友人であった。

中学から大学までずっと一緒で、彼曰わく内科主治医は天才だったらしく、私が感じていたイメージと一致した。

まあ、こんな話も私の住む狭い街ではあるかもしれない。私も彼らと同じ大学である。

医師と患者の関係が変わるわけではないが、丸山ワクチンを含んだ代替療法について内科主治医のアドバイスを受けてみようという気持ちになった。