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JRA 今週の重賞競走 歴史

2025-07-04 06:34:01 | 今週の注目レース 歴史 コースの特徴

 テレビ西日本賞 北九州記念(GⅢ)
小倉競馬場 1200メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

歴史
北九州記念は、1966年に3歳以上・ハンデキャップの重賞として創設され、当初は小倉競馬場の芝2000メートルで行われていたが、1969年に芝1800メートルに変更された。また、負担重量は1972年に別定重量、1995年にハンデキャップ、2000年に別定重量とそれぞれ変更されたのち、2006年から再びハンデキャップに戻され現在に至っている。

2006年から夏競馬をさらに盛り上げるために設けられた「サマースプリントシリーズ」の開催に伴い、本競走は距離が芝1200メートルに短縮され、同シリーズの対象レースに指定されるとともに、スプリンターズSへ向けた前哨戦のひとつに位置付けられた。

コース
小倉・芝1200メートル
2コーナー脇のポケット地点からのスタートで、3コーナーまでの距離は約480メートル。スタートしてから4コーナーにかけて、途中に平坦な部分を挟みながら一貫して緩やかな下りが続く。ゴール前の直線は平坦で、距離は293メートル。最初から最後まで下りと平坦だけを走るコースで、JRAの芝1200メートルの中でも速い時計が出やすいコース形状になっている。先行した馬が惰性で流れ込むことが可能だが、各騎手ともそれはわかっているので、先行争いが激化することが多い。強いメンバーがそろえば、逃げ・先行馬に対する後続のプレッシャーが厳しくなって、楽なレースはさせてもらえない。直線は短いものの、ゴール前での逆転劇もしばしば見ることができる。

JRA 今週の重賞競走 歴史

2025-06-28 07:00:11 | 今週の注目レース 歴史 コースの特徴
 第61回 函館記念(GⅢ)
函館競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン

歴史
本競走は、函館競馬場で行われる重賞競走の中で最も歴史が古く、1965年に3歳以上のハンデキャップ重賞として創設された。創設当初は芝2400メートルで行われていたが、1968年に芝2000メートルに変更され、現在に至っている。また、負担重量は1994年に別定重量に変更されたが、1997年にハンデキャップに戻され、夏の函館競馬を彩る名物ハンデキャップ重賞として親しまれている。 函館競馬場では、1995年から洋芝(ケンタッキーブルーグラスなど)を使った新しい芝コースの運用が開始され、本競走も緑鮮やかなターフを舞台に行われている。 また、2006年から、夏季競馬をさらに盛り上げるため設けられた「サマー2000シリーズ」の第2戦として行われている。 

コース
函館・芝2000メートル
4コーナー奥のポケットからスタートしてコースを1周する。1コーナーまでの距離は約470メートル(Aコース使用時)。函館は4コーナー付近にコース中の最高地点があり、スタート地点から対角線上の2コーナー付近まで、途中平坦な部分を挟みながら下り勾配が続き、2コーナー途中から4コーナーにかけては緩やかな上りが続く形状になっている。はっきり目立つ起伏はないものの、前半で下ってから後半に上る、タフさが求められるコース形態だ。前半の下り部分でペースが速くなると、パワーを要する洋芝ということも手伝って、上がりがかかる展開になることも珍しくない。ゴール前の直線は262.1メートルとJRAの芝コースでは一番短いが、各馬が底力を振り絞っての攻防は見応え十分だ。

JRA 今週の重賞競走 歴史

2025-06-27 07:00:36 | 今週の注目レース 歴史 コースの特徴

第74回 ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 
福島競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 3歳オープン

歴史
1952年に3歳限定・別定の重賞競走「中山四歳ステークス」として創設され、第1回は皐月賞の前哨戦として4月上旬に中山競馬場・芝1800メートルで行われた(同年の皐月賞は4月27日開催)。その後、幾度か開催場や条件が変更されたが、1979年に福島競馬場の芝1800メートルに変更され現在に至っている。

なお、レース名は、1959年と1960年に「日本短波賞中山四歳ステークス」で行われ、1961年に「日本短波賞」、1979年に「ラジオたんぱ賞」に変更された。さらに、2006年に「ラジオNIKKEI賞」に改称のうえ、負担重量がハンデキャップに変更された。

コース
福島・芝1800メートル
スタンド前スタートで、ゲートを出るとすぐに上り坂(高低差1.2メートル)に差し掛かる。1コーナーまでの距離は約300メートル。ゴール板を過ぎてから1コーナーと2コーナーの中間付近までは緩やかな下りだが、バックストレッチの前半部分で上りになる。その後はしばらく平坦。4コーナーの残り400メートル付近から下りに転じる。直線では坂をもう一度上り切ってゴールに達する。ゴール前の直線は292メートル(Aコース使用時)。福島競馬場はJRA全場でもっとも1周距離が短いが、細かい起伏が連続するコースで、上り下りを繰り返すうちに消耗を強いられやすい。要所要所で素速く動ける器用さと、しぶとく脚を使い続ける粘り強さを要求される。

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2025-06-21 06:00:30 | 今週の注目レース 歴史 コースの特徴
第1回 しらさぎステークス(GⅢ) 
阪神競馬場 1600メートル(芝・外)別定 3歳以上オープン

歴史
本競走は、3歳以上のオープン特別として阪神・芝1600メートルで行われていた「米子S」が前身で、2025年に夏季競馬のマイル路線の拡充を図る観点からGⅢに格上げされ、それを機に競走名が「しらさぎS」に改称された。本競走は2020年より「サマーマイルシリーズ」の対象レースに加えられており、同シリーズの第1戦に指定されている。

レース名のしらさぎは、阪神競馬場の所在地である兵庫県の世界遺産で、国宝にも指定されている姫路城の別名「白鷺城」に由来する。

コース
阪神・芝1600メートル(外回り)
バックストレッチ半ばからスタートして、外回りの3コーナーと4コーナーをぐるっと回ってゴールを目指す。スタートから4コーナーに至るまではほぼ平坦に近い。コーナーもゆったりしていて、ペースが緩むことなくレースは進む。ホームストレッチは476.3メートル(Bコース使用時)だが、残り600メートル標識付近から下り坂が始まるので、直線に向く前からペースが上がることになる。逃げ・先行馬はここで急がずに一息入れたい。4コーナーの下りで勢いがついた後続各馬が外から迫って、直線は内外広がっての追い比べになる。ゴール直前に坂があるので、惰性での流れ込みは困難だ。極端に遅い流れにならない限り、最後は底力が問われる。

JRA 今週の重賞競走 歴史

2025-06-20 06:00:25 | 今週の注目レース 歴史 コースの特徴
第73回 府中牝馬ステークス(GⅢ)
東京競馬場 1800メートル(芝)ハンデ (牝) 3歳以上オープン

歴史
本競走は、1996年の牝馬競走体系の整備により、阪神競馬場の芝2000メートルを舞台とした3歳以上・牝馬限定の別定重賞「マーメイドS」として創設された。さらに、2025年に競走名を「府中牝馬S」に改称したうえ、コースが東京競馬場・芝1800メートルに変更された。なお、負担重量は2006年からハンデキャップで行われている。 

コース
東京・芝1800メートル
2コーナー付近に設けられたポケット地点からスタートして、本線に合流していくレイアウト。スタート地点から2コーナーまでの距離が短いが、先行争いはバックストレッチに入ったところで一旦落ち着くことが多い。バックストレッチ後半の起伏を越えて3コーナー途中までは下り勾配。徐々にペースを上げながら直線に向かう。ゴール前の直線は525.9メートル。直線入口から残り300メートル地点まで高低差2メートルの上り坂が続き、上り切ってからゴールまではほぼ平坦になる。一見すると芝1600メートルに類似したコース形態だが、コーナーが1つ増えることでペースに緩急が生じて中距離戦らしいレース展開になりやすい。展開に対応できる器用さや折り合いが要求される。