テレビ西日本賞 北九州記念(GⅢ)
小倉競馬場 1200メートル(芝)ハンデ 3歳以上オープン
歴史
北九州記念は、1966年に3歳以上・ハンデキャップの重賞として創設され、当初は小倉競馬場の芝2000メートルで行われていたが、1969年に芝1800メートルに変更された。また、負担重量は1972年に別定重量、1995年にハンデキャップ、2000年に別定重量とそれぞれ変更されたのち、2006年から再びハンデキャップに戻され現在に至っている。
2006年から夏競馬をさらに盛り上げるために設けられた「サマースプリントシリーズ」の開催に伴い、本競走は距離が芝1200メートルに短縮され、同シリーズの対象レースに指定されるとともに、スプリンターズSへ向けた前哨戦のひとつに位置付けられた。
コース
小倉・芝1200メートル
2コーナー脇のポケット地点からのスタートで、3コーナーまでの距離は約480メートル。スタートしてから4コーナーにかけて、途中に平坦な部分を挟みながら一貫して緩やかな下りが続く。ゴール前の直線は平坦で、距離は293メートル。最初から最後まで下りと平坦だけを走るコースで、JRAの芝1200メートルの中でも速い時計が出やすいコース形状になっている。先行した馬が惰性で流れ込むことが可能だが、各騎手ともそれはわかっているので、先行争いが激化することが多い。強いメンバーがそろえば、逃げ・先行馬に対する後続のプレッシャーが厳しくなって、楽なレースはさせてもらえない。直線は短いものの、ゴール前での逆転劇もしばしば見ることができる。