
夜の東博

近衞信尹と三藐院流の書-近世初期の名筆-
期間:8月29日(火) ~ 10月9日(月)
「近衞信尹(1565~1614)は、本阿弥光悦、松花堂昭乗とあわせて、「三筆」(いわゆる「寛永の三筆」)に称えられます。上代様を基礎にして、雄渾な独特の和様の筆致である信尹の書風は、三藐院流と呼ばれて流行しました。本特集では、近衞信尹の書の魅力を紹介するとともに、信尹の書風を引き継ぐ近衞信尋ほか三藐院流の書を展示します。」(公式より)

源氏物語抄 近衞信尹筆
金泥に銀泥を交え樹木・草花を描いた豪華な料紙に「源氏物語(夕霧)」を抄写したもの。

三十六歌仙帖 近衞信尹筆
中古三十六歌仙(藤原範兼の「後六々撰」に載っている和歌の名人36人)の歌を色紙に記したもの。

和歌屏風 伝近衞信尹筆
信尹得意の文字絵から

柿本人麿自画賛 近衞信尹筆

渡唐天神図 近衞信尹筆

書状 水無瀬氏成宛 近衞信尹筆
十月十二日付

色紙三十六歌仙図屏風
絵を本阿弥光悦!!!
書はその光悦と小堀遠州・烏丸光広・松花堂昭乗そして近衞信尹が書いたと伝承されている。
まさにオールスター勢揃いといったところか。
その他の展示も「書」特集

和歌懐紙 烏丸光広筆
寛永13年(1636)日光東照宮の遷宮祭に、後水尾院の院使として太刀を奉納した時の和歌を後に揮毫したもの。

古今伝授書 飯尾宗祇筆

書状 伊達政宗筆
五月一日付、青山成重宛。

書状 俵屋宗達筆