SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

注目はコレだ! (2011年10月から12月)

2011年10月(土佐行の残りも)から12月。個別記事以外で注目の展示品を紹介

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宿毛歴史館 企画展「山内家伝来の美術工芸品in宿毛」
期間:9月16日~11月6日
毛利勝永所用 白糸威水牛兜
普通「水牛」兜だと脇立に水牛の角が付くが、これは兜自体が角の形をしている。銀色の巨大な角が素晴らしい一品。

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大坂青山歴史文学博物館 特別展「天下統一-信長と戦国の武将たち-」
期間:10月1日~11月27日
織田信長所用 軍配団扇
元は金箔押であったが、現在はほとんど剥落している。長篠合戦の時に信長から丹羽長秀に与えられ以降、丹羽家に伝来した。

福井市立郷土歴史博物館 館蔵品ギャラリ ー「真田幸村ゆかりの品」
期間:9月6日~10月30日
真田幸村所用 六十二間小星兜
真田幸村所用 薙刀
真田幸村所用 采配

大坂夏の陣で幸村を討ち取ったとされる西尾家に伝わり、兜はいつの時点にか外部に流出、それ以外は越前松平家に献上された。

長浜城歴史博物館 特別企画「関ヶ原合戦と石田三成」
期間:10月1日~11月4日
真田昌幸所用 昇梯子皺韋包二枚胴具足
矢沢頼幸所用 唐冠形兜(豊臣秀吉より拝領)

この他にも昌幸が秀吉より与えられた蓮華王の茶壷・卯の花の茶壷等、石田三成ではなく真田家の展示みたいになってました。
矢沢頼幸の兜は2006年以来久々に観れて良かった。

斎宮歴史博物館 特別展「後醍醐‐最後の斎王とその父‐」
期間:10月8日~11月13日
騎馬武者像
「足利尊氏像」として有名な画であるが、現在では尊氏家臣である高師直またはその一族のだれかと考えられている。どちらにせよ兜をかぶらず総髪で刀を肩に担ぐ、その荒々しい姿は時代を代表する作品だと思う。

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松阪市文化財センター 特別展「氏郷の遺したもの」
期間:10/9~12/4
蒲生氏郷所用 具足
氏郷が初陣で着用したと伝わる。完全な形で残っておらず、威糸がないためバラバラの状態であるのが残念である。

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奈良国立博物館 「第63回正倉院展」
期間:10月29日~11月14日
黄熟香(蘭奢待)
足利義政、織田信長、明治天皇など歴代の権力者が切り取った天下第一の名香。14年ぶりの公開だそうで、人だかりが凄かったです。

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<大阪城天守閣復興80周年記念特別展>天守閣復興
期間:10月8日~11月27日
豊臣秀吉所用 富士御神火文黒黄羅紗陣羽織
噴火する富士を表現した大胆意匠の陣羽織。

遊就館 名作「刀剣・甲冑展」
期間:11月12日~12月11日
黒漆塗兎耳形兜
長く伸びた兎耳が特徴的。豊臣秀吉から大津の京極家に贈られたとも伝わる一品。
日根野高吉所用 唐冠形兜
日根野三代(弘就・高吉・吉明)が考案「日根野頭形兜」を用いた兜。脇立は鍾馗を象ったものとされています。
高吉は豊臣秀吉より諏訪を与えられ、浮城とよばれる高島城を築いた。
福島正則所用 鉄錆地十二間兜
奈良の甲冑師「春田宗定作」の銘がある。福島正則より家臣の堀田兵部へ与えられた兜。
九鬼守隆所用 軍扇
守隆が朝鮮出兵の際に用いたと伝わる。
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