goo blog サービス終了のお知らせ 

SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

1607 岡山県立美術館 伊達政宗と仙台藩

2016-09-07 | 探訪
お次も岡山
175
岡山県立美術館
174
特別展「伊達政宗と仙台藩」
期間:7月15日(金)~8月28日(日)
okadate
伊達政宗所用 黒漆五枚胴具足
兜は六十二間筋兜で金箔押し弦月形の前立が付く。胴は仙台胴とも呼ばれる形式で仙台藩で多く見られる。
伊達政宗甲冑像 狩野探幽筆
黒の甲冑姿で馬に乗る政宗を描いた作品。狩野探幽が采女を称した若年時代に描かれた。
図上には政宗自筆の和歌短冊が貼られており、これは近衛信尋が絶賛したとされる。
通常の人物像とはかなり異なる描写で、政宗と探幽の仲が伺える。
吉野懐紙
文禄三年(1594)豊臣秀吉が開いた吉野の花見。2月29日には和歌会が催され、伊達政宗も参加し詠まれた和歌が懐紙に記され残されている。参加者は豊臣一族・公家・大名等20名で、自筆と代筆のものが混在するが伊達政宗は自筆で記している。
菊花図屏風
金地に白菊を描いた屏風に、伊達政宗が10首の和歌を書き入れている。大画面に和歌などを記す作品は近衛 信尹や烏丸光広が有名だが、大名である政宗が行なっているところが興味深い。
元は政宗が隠居した若林城の襖絵だったとされる。
布袋図 松花堂昭乗筆
布袋の画を昭乗、賛を玉室宗珀と江月宗玩が記している。昭乗画に江月が賛を記した作品は100点を超えるとされ、その内布袋図が半分を占める。全てが真筆かどうかは別として、それだけ人々に望まれた組合せだったのでしょう。
仙台伊達家旧蔵。

 

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。