身体を動かす順番を変える

組手で相手の固さにつられて自分も固くなってはお話にならない。

そうなってしまうのは人間の持つ防衛本能と闘争本能から来るもので誰でも起こる事。

武術は力比べではないので相手と同じ遣り方で相手を凌駕する必要はないのだが・・・。

そこである種のあきらめが必要になる。

だからといって相手の固さにつられるのを精神論で克服するのは少々無理がある。

あきらめるというのは相手と同じ遣り方をあきらめるという事。

それをシンプルに考えると身体各部の動かす順番を(相手と同じだった)今までと変えるという事。

当然、今までと身体を動かす順番が変われば感覚も変わり、それが本能の抑制につながるかもしれない。