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ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

上村愛子さん 4位!

2010年02月14日 | 観劇・読書・感想記
モーグルの上村愛子さんが、惜しくも4位でしたね。

ニュースを見ながら、とても悔しく思いました。

滑りを観たら、スピードの速さに驚きましたが、

途中後傾になっているのを見て、あああ!と思いました。

後傾になってしまうと、板のコントロールが出来にくくなります。

でも、転ぶ選手が続出する中で、よく転ばずに滑りきった!と思い、

拍手と涙が出てきました。

感動しました!愛子さん!!


私は、短大時代、大学のレーシングスキーのサークルに入っていました。

合宿に1週間とか20日間とか、山にこもって練習をしていました。

レーシングは、ポールという目標があるおかげで、

どんなに急激な坂でも、滑降することができました。

大会に備え、筋トレや日頃からポールで練習します。

ここをこうした方がいい、あんな感じで滑ってみたら?と

先輩に教えてもらいながら、毎日練習を積みます。


大会となると、はやる気持ちを抑えつつ、

スタートラインから「絶対に勝ってみせる!」と意気込みます。

出番を後ろで待ちます。ドキドキドキドキと鼓動は早く、

私の足の先まで振動します。


いざスタートすると、時々練習のときよりもスピードが出てしまうことがあります。

コースも、前の選手の削った跡が残って、

日頃とはコンディションが違います。

常日頃から慣れていないスピードが出てしまうと、どうしても

体が後ろに遅れる形になってしまいます。

すると、スキーの板は、ただ惰性で滑っているように、コントロールが効かなくなり、タイムは伸びないのです。

そのスピードに体がうまく乗っていると、より早いスピードになっても、

コントロールできるのに。。。


大会は、一度か二度しかチャンスはありませんから、

悔しい思い、しっぱなしでした。


愛子さんが4位だったのは、悔しいけれど、感動しました。

どんなに練習を積んでも、本番の時に本領を発揮できるかどうかなんて、

誰にも分からないことです。


私は、愛子さんの悔しさと、力は出し切った!という気持ちに、

同調します。感動します。

人に感動を与えることができた愛子さんは、素晴らしいと思います。

成功したことよりも、尊いかもしれません。


おめでとうございます! 世界で4位!!!






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