朝早く起きて、9時にはくる引越しやさんに備え、朝ごはんをかっこみ、片づけを始めた。今日は引越し。そして、私たち(母と子ら)がこちらに来ている母と共に実家へ行く日でもあって、とても気持ちに余裕のない日。
なのに、引越しやさん、1時間遅刻かよーーー!!!
というわけで、10時から荷物の積み込みが始まった。いったい、いつになったら終わるのか分からないまま、私の出発の時間が迫る。
そんな中、助産師のあさかさんが来てくれる。ほんとは家に上がっていただいたらよかったのに、家の中は作業中だし、私は余裕がないしで、外で少しお話しただけになってしまった。新山口駅へ向かう途中、少し気持ちに余裕ができると思った。あ~あ、ここの家の中で、エリーが生まれたのに。あさかさんに助けてもらって、あさかさんの空気の中でお産したのに。その家を最後にゆっくり見せてあげることも、私自身その余韻に浸ることもできないほどに、ばたばたしていて、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。ほんと、後悔です。
そして、その後、一人の女が颯爽と現れた。路駐した車から、空き地の草むらを闊歩してやってきたそのすがすがしい美人は、クニヒロ。ご子息つき。
「あああ、クニヒロ!掃除しにきてくれたん!?」
この強引な一言で、彼女はこの後、私のいなくなった後も夕方までずっと、我が家の掃除をしてくれちゃったのだ。ああ、申し訳ないです。申し訳ないことをしてしまった。これもまた、後悔の念でいっぱい。
いやぁ、クニヒロ、すごいよ。すごすぎっ!夫からご馳走になってください。
迎えに来てくれた友人に呼ばれ、引越しも途中。掃除も途中なのに、そそくさと家を出た。出なければならなかった。心をここに残したまま。なんだか気持ちが落ち着かないまま。ウンチをした後、拭かないでトイレを出る感じ。すごいいやな感じ。気持ち悪いを通り越して、ありえない!感じ。
玄関を出た。さぁさぁ、行かなくちゃね。焦っていた私は、周りをぜんぜん見てなくて、しばらくして気づいた。人ごみに!!!
な、なに!?なんなの?なんかあるん!?
びっくりした。
少し経つと見えてきた、知った顔・顔・顔!
そうそう、あなたたちのこと、よく知ってるよ。よーっく存じ上げております。仲間たち。
今日は、スタッフ研修のはず、だったよね!?だから、今日はもう会えないと思ってたし、諦めてたし、また会えるさ!って変に明るく弁解してたりしていた。
そんな自分が一気に吹っ飛んだよ。あなたたちの顔を見て、吹っ飛んだぁ!!
最後にみんなに会えて嬉しかった。来てくれてありがとう。ほんとうに、ありがとう。笑っている人、微笑んでいる人、泣いている人、子どもたちのはゃぐ声、ふつうの会話、みんなみんな聞こえてくる。私の耳が、わんわんしている。どうしたらいいか戸惑いながらも、みんなと一言ずつでも話したい!抱きしめたい!そんな風に思いながら、新幹線の時間を気にしながら、ふわふわふわふわしている自分がいた。流れてくる涙は、拭いている暇はなく、みんなを抱きしめた。
「あと、抱っこしてない人はいる!?」とか、変な私になっていた。
この写真。いい写真だね。別れの写真とは違う感じがするね。どこにいても、何をしていても揺るぎのない心の一瞬を捕らえた写真だね。りっつ、トヨカワ、ありがとう。あなたたちのサポートが、私たちをがっちりガードしてくれています。そんな大切な役目だって、知っていた?
この写真を撮って、いろんなあたたかい贈り物もいただいて、私は新山口駅へと向かった。急いで。友人に急がせてしまいながら。慌ただしく。
そして、車の中で、みんなの心の熱さに、目頭が熱くなった。
つづく。。。
なのに、引越しやさん、1時間遅刻かよーーー!!!
というわけで、10時から荷物の積み込みが始まった。いったい、いつになったら終わるのか分からないまま、私の出発の時間が迫る。
そんな中、助産師のあさかさんが来てくれる。ほんとは家に上がっていただいたらよかったのに、家の中は作業中だし、私は余裕がないしで、外で少しお話しただけになってしまった。新山口駅へ向かう途中、少し気持ちに余裕ができると思った。あ~あ、ここの家の中で、エリーが生まれたのに。あさかさんに助けてもらって、あさかさんの空気の中でお産したのに。その家を最後にゆっくり見せてあげることも、私自身その余韻に浸ることもできないほどに、ばたばたしていて、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。ほんと、後悔です。
そして、その後、一人の女が颯爽と現れた。路駐した車から、空き地の草むらを闊歩してやってきたそのすがすがしい美人は、クニヒロ。ご子息つき。
「あああ、クニヒロ!掃除しにきてくれたん!?」
この強引な一言で、彼女はこの後、私のいなくなった後も夕方までずっと、我が家の掃除をしてくれちゃったのだ。ああ、申し訳ないです。申し訳ないことをしてしまった。これもまた、後悔の念でいっぱい。
いやぁ、クニヒロ、すごいよ。すごすぎっ!夫からご馳走になってください。
迎えに来てくれた友人に呼ばれ、引越しも途中。掃除も途中なのに、そそくさと家を出た。出なければならなかった。心をここに残したまま。なんだか気持ちが落ち着かないまま。ウンチをした後、拭かないでトイレを出る感じ。すごいいやな感じ。気持ち悪いを通り越して、ありえない!感じ。
玄関を出た。さぁさぁ、行かなくちゃね。焦っていた私は、周りをぜんぜん見てなくて、しばらくして気づいた。人ごみに!!!
な、なに!?なんなの?なんかあるん!?
びっくりした。
少し経つと見えてきた、知った顔・顔・顔!
そうそう、あなたたちのこと、よく知ってるよ。よーっく存じ上げております。仲間たち。
今日は、スタッフ研修のはず、だったよね!?だから、今日はもう会えないと思ってたし、諦めてたし、また会えるさ!って変に明るく弁解してたりしていた。
そんな自分が一気に吹っ飛んだよ。あなたたちの顔を見て、吹っ飛んだぁ!!
最後にみんなに会えて嬉しかった。来てくれてありがとう。ほんとうに、ありがとう。笑っている人、微笑んでいる人、泣いている人、子どもたちのはゃぐ声、ふつうの会話、みんなみんな聞こえてくる。私の耳が、わんわんしている。どうしたらいいか戸惑いながらも、みんなと一言ずつでも話したい!抱きしめたい!そんな風に思いながら、新幹線の時間を気にしながら、ふわふわふわふわしている自分がいた。流れてくる涙は、拭いている暇はなく、みんなを抱きしめた。
「あと、抱っこしてない人はいる!?」とか、変な私になっていた。
この写真。いい写真だね。別れの写真とは違う感じがするね。どこにいても、何をしていても揺るぎのない心の一瞬を捕らえた写真だね。りっつ、トヨカワ、ありがとう。あなたたちのサポートが、私たちをがっちりガードしてくれています。そんな大切な役目だって、知っていた?
この写真を撮って、いろんなあたたかい贈り物もいただいて、私は新山口駅へと向かった。急いで。友人に急がせてしまいながら。慌ただしく。
そして、車の中で、みんなの心の熱さに、目頭が熱くなった。
つづく。。。