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ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

子育て広場となりんち

2008年11月15日 | 子育て広場「となりんち」
毎週金曜日に行っている、「子育て広場 となりんち」。

そう、未だに続いていることが恐ろしい!?くらいに、定着しています。

Wellさんに掲載された後数ヶ月間は、初めて来られる方々で恐ろしく混雑していましたが、今は以前のゆったりとした時間と空気の中で、くつろぐ環境に落ち着いてきました。

あの混雑の中で、以前から来て下さっていた方々が、ぱたりとお顔を見せなくなってしまったということがあります。
ゆったりとした空間がよくて来てくださったのかもしれず、本当に申し訳なく思っています。
くつろぐどころか、疲れたり、嫌な思いをされたり、悲しく思ってしまったのではないかと、私の至らぬ行いに、心からお詫びいたします。

このように広報してしまうことで、場所が狭いのと、週に一度しか開かないという関係で、どうしても人が集中してしまいます。予想はしていたのですが、実際に本当にあんなに来られるとは、私の予想は甘かったと反省せざるを得ません。

開催が週に2回3回となると、少しは分散されて利用しやすくなるのにな、と思ったりもしました。
そうすればもっと多くの方々に来てきただいて、子育ての手助け・出会いの場・悩みの解決の場に使ってもらえるのになと。

多くの方に来ていただきたいというのは、
より多くの子育て中の方に支援を広げたいという思いです。

開催を週に数回にするには、ボランティアだけではお手伝いの人員の確保が難しくなってきます。
週に一度の活動だって、今まで手伝ってくれたスタッフの方々の熱心な気持ちのお陰で成り立っていました。私はそれに甘えていたと思います。発信者である私は、続けていく気持ちの核があります。お手伝いの方々は、人助けという奉仕の気持ちで続けています。
無償で続けてお手伝いに来て下さっていることに、私は感謝するしかありません。

子育て環境をよくしたい!という強い信念は、外部環境にあまり影響はされません。
反面、奉仕という気持ちは、環境の変化に影響されやすいものかもしれません。その影響されやすい気持ちを、引っ張っていき、まとめ、認めていく仕事は、発信者の役目です。吸引力・指導力が不可欠です。
私は、その部分が苦手かもしれません。

全員がボランティアでも、しっかりとつながって、まとまって活動している団体はたくさんある中、私の課題はここにあるなと思います。

継続的かつ効率的に開催しようと考えるならば、有償でお願いする方法に切り替えなければ、人材の確保はできない、と常日頃から思っていますが、本当に有償になれば人は自ずとまとまるのか?という疑問もあります。

が、2年前のアピオで杉山千佳さんが講演会でおっしゃっていた、
「単なるボランティアでよければ、それをすればいい。
だけど、せっかくのよい活動を続けるには、
それなりの経済力をつけなければ、よい活動も続かない。
これからのNPOは、自分たちでマーケティング力を
つけ、強いNPOになることを考えるべきだ。」

という点は、否めません。

子どもがある程度大きくなると、皆、生活のため、教育費捻出のためと働きに出ていくようになります。
それを反対するつもりは毛頭ありません。
しかし、このような市民のための活動に時間と心を費やすNPOで継続して活動している貴重な人材を、一般企業や会社に出してしまうのは勿体ない気がします。

そうであるならば、有償で続けていけるような団体が存在することが必要であるように感じます。
人のためという「奉仕」と
それに見合う「報酬」とが得られたとき、
その人材は更なる魅力を高めて、よりよい社会環境へとつながっていくのかもしれないと、ほんのりと思います。

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