父という人

今日はやっぱり父のことを少しだけ。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を観たからかな。
今は新しい家族を作っている私だけど、自分が子供の頃の家族のことを
いろいろ思い出してしまって。
私は「ALWAYS」の時代よりも後に生まれているんだけどね。

父は、本当に正義感のかたまりのような人。
曲がったことが嫌いで、１本筋が通ったしっかり者。
職場でも信頼される上司で、家庭でも亭主関白。
でも子供には優しく、小さい頃は本当によく遊んでもらったなぁ。

でも、怒ると恐かった。
殴られたことはないけど、よく物が飛んできていました（笑）
１番印象に残っているのは、母に減らず口を叩いていたら、いきなりすごい勢いで
投げつけられ、勉強机に当たって砕け散った無残なみかんの姿。

そんな父が、今は病床にいます。
でも、どんなに痛くても、辛くても、父は家族にも弱音を吐かない。
どんな時も痛いとも言わず、体を起こして話そうとするんです。
人に自分の弱い部分を見せたくないんだと思います。

旦那は、そんな昔気質な父を、すごいと言います。
自分はあんなに強くなれないと。
そうだよね。歯を１本抜いたぐらいで、痛い痛いとうるさかったもんね（笑）
でも、せめて家族にぐらい弱音を吐いてくれてもいいのに・・と思ってしまいます。
一人で必死に闘っている父を思うと、かわいそうでならないんです。
でもきっと、父は一生そういう自分を貫くんだろうなぁ・・。

今日の１曲
「I love you home」 cool drive makers
ネモくんが幼い頃の思い出を歌った曲。
愛されて育った記憶。今は亡きおじいちゃん？（おばあちゃん？）への思慕。
ネモくんの声がすごくきれいで、子守唄のように優しくて、泣けてくる。
ファンキーな曲も大好きだけど、こういう一面もまた素敵です。

♪月明かり照らされた　あなたの頬に頬を寄せ　おやすみの物語はなして♪
♪もう今は握れない　帰り道　あなたの手は　
　　　　　夜空に消えてった　流れ星は微笑んで消えた♪