想風亭日記

人里離れた「想風亭」にて、旧事(ふるごと)を読み、黒犬を友とする日々

小旅、宝の山へ向けて

2008-03-30 17:01:49 | Weblog

町、いや村の集落は陽の光を受けてキラキラ明るい。
でも、森の上の空は灰色で雲行きがあやしいなんて
ことがしょっちゅうだし、雪が積もるのも森の周辺だけ
という日が多いのです。

桜のたよりが聞こえてくる時期になりましたが、
ここでは、なごり雪がいつ降ってくるともしれない、
森の春は、例年どおりゆっくり、ゆっくりです。

金曜日の夜中は、粉雪が舞っていました。
でも翌朝、目覚めると窓の外はなんだか明るい。
雲がまだあるけれども晴れそうです。

で、かねてから思っていた小さな旅を
実行に移すことにしました。
森を抜け出すのは、初めてのこと。
ひきこもっていたわけではないのですが、
森を切り拓いて人が住めるようにするのに、遊びに行く時間は
なかったからであります。
(森の暮らしが性に合っているので、ひきこもりでもかまわないのね)

ということで向かうは、会津磐梯山の見える場所。
はあ~、あいづばんだいさんは~たから~の
や~ま~よう~
 朝寝、朝酒、朝湯が大好きなオハラショウスケさんで
 有名であります。

表磐梯を右手に見ながら国道49号線走ると、もうじき
猪苗代湖が見えてきます。



ずっと森の中にいると、ときどき海が見たいなあと
思ったりします。
この湖は、磐梯山の噴火で川がせき止められてできたそうです。
砂浜に波が打ち寄せて、静かな海のよう。

湖畔はまだシーズンオフなので人もまばらでした。
五月から賑わい始め、夏のあいだじゅう、水辺で遊ぶ人や
水上スキー、ヨット、そしてキャンプなどで混雑します。
どこへ行くにも、たいていはオフの季節で人けのない
景色を楽しむうさこです。

浜辺は、じつは突風が吹いていて、
カメラを構えていると、吹き飛ばされそうでした。
でも、来てよかった!

会津磐梯山は宝の山よ~
宝って何?
 と前から気になってた、うさこは自分の勘違いというか
アホっぷりに大いにウケたしだいです。
みなさんはご存知でしょう‥‥

(小旅シリーズ、ちょっと続きます)

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