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ラジアンのきままにゲーム日記

ゲーム(レトロゲームから最新ゲーム、pc同人ゲーやフリゲまで)についてや映画等について適当に書くブログ。たまにR-18

LIVE A LIVE(ライブアライブ) ストーリー3

2013-08-29 22:29:38 | レトロゲー
はい、また先に言います。
今日でも終わりませんorz

理由は『最終編』はイッキに全部書きたいので、そうなるとやっぱり今日は『中世編』だけで区切んなきゃいけなくなっちゃうんですよねww

そういうわけで、今日は『中世編』だけです。

『中世編』
主人公である騎士を操作して、親友の魔法使い、かつての勇者や賢者と協力して魔王を封印するという一見王道のストーリーだが…。この当時のスクウェアが大好きだった、人がいっぱい死んじゃう系のRPG。ライブアライブの真骨頂のようなストーリーであり、中盤からのどんでん返しが素晴らしく従来のRPGに対するアンチテーゼの形をとっている。戦闘方式もフィールドでのランダムエンカウントであると非常にRPGっぽいものになっている。サブタイトルは『魔王』。
ルクレチア王国の武道大会、それに出場していた騎士オルステッドは親友の魔道士、ストレイボウを下して見事優勝を果たす。
その夜、王国の姫、アリシアから「誰よりもあなたを信じる」と言われ、将来の約束を交わす。
しかし、かつて、勇者ハッシュと賢者ウラヌスに倒されたはずの魔王が復活し姫をさらって行ってしまう。
魔王を倒して姫を取り戻すべく旅立つオルステッドとストレイボウ。
隠遁生活を送っていたハッシュとウラヌスを仲間にし、禁断の地で魔王を倒す。
しかしこの魔王は偽物だといい残し、勇者ハッシュは病にて急死してしまう。不吉なことは続くものでさらわれたはずの姫も見つからなかった。
さらに、魔王の間から出ようとするときに突然落盤が発生。ストレイボウが生き埋めになってしまう。
どうすることもできずにオルステッドとウラヌスはいったん城に帰還する。

その夜、夜中に目が覚めてしまったオルステッドは城内を散歩するが、なんと玉座には憎き魔王の姿が。
なぜか無抵抗な魔王を一太刀で切り捨てるオルステッド。しかし、その正体はなんと国王だったのだ。
国王殺害の犯人として追われついにオルステッドとウラヌスは投獄されてしまう。
人々はオルステッドこそが魔王だったのではないかと噂し始めるようになってしまった。
そして、ウラヌスはすべての希望をオルステッドに託し、オルステッドを楼から逃がすために魔力を使いきり獄中で絶命する。

ウラヌスの言葉通り真実を確かめるべく一人で禁断の地へと趣魔王場へと向かうオルステッド。しかし、彼はそこで信じられないものを目にすることになった。
そう、最奥部で待っていたのは生き埋めになったはずの親友、ストレイボウだったのだ。
呆然とするオルステッドを前にしてストレイボウは不気味な狂気じみた笑い声をあげ、真実を語り始めた。
魔王を倒した時にストレイボウはただ一人だけ姫を画している秘密の部屋の存在に気が付いていた。
しかし、彼はここでこう考えていた。このまま姫を連れ帰ったところで、一番の手柄はオルステッドのものだろう…、と。
国にもみんなから期待され姫からも想われている親友。自分はこのまま一生引き立て役で終わってしまうのだろうか。
オルステッドさえいなければこんな思いはしなくていいんじゃなかったのだろうか。

そう、奴さえいなければ。

憎しみにかられたストレイボウは、オルステッドとウラヌスが部屋を出たあと、魔法で周りの岩盤を崩し落盤事故を装う。
そして、一人で姫を救出し、オルステッドが国王を殺すように仕向けたのだった。
「あの世で俺にわび続けろ、オルステッド!!!」
全てを語り終えた彼は、その台詞とともに憎しみをむき出しにしてオルステッドに襲い掛かる。
辛くも勝利したオルステッドの目の前で、呪詛の言葉をつぶやきながらストレイボウは息絶えていった。
そんな彼の前に、隠し部屋から姫が現れた。しかし、その姫すらもオルステッドを拒絶し、「あなたに負けるものの悲しみはわからない」、と痛烈に責め立てた後、ストレイボウの後を追い、自ら命を絶ってしまったのだ。

二人の屍を前に苦悩するオルステッド。
ハッシュもウラヌスも、自分を信じてくれる人がいるならば自分もその人を信じるべきだといっていた。
しかし、彼にはもう親友も、愛する人も、国の人々も何も残されていなかった。
そう、彼らが倒そうとした魔王は最初からいなかったのだ。
絶望の末に彼が出した結論は、自らが魔王となることだった。
そう、魔王「オディオ」に。

以上。明日に続きます。


LIVE A LIVE(ライブアライブ) ストーリー2

2013-08-28 20:52:45 | レトロゲー
先に言っときます。たぶんこれ明日に続きます。
ライブ・ア・ライブ最大の魅力はやっぱりストーリーだと思うので、余すとこなく紹介したいんですよねー。
で、文量がやたら増える、とww


『功夫編』
拳法を弟子に伝える老師の話。老師が弟子との修行という名の戦闘で弟子に技を繰り出しその技を弟子がおぼえていく形式。ジャッキーチェンの影響が随所にみられる。例として、弟子のひとりに明らかにサモハンキ○ポーがいる。『現代編』をよりRPGっぽくした感じ。いや、『現代編』もRPGなわけだがww。サブタイトルは『伝承』。
幻の拳法、心山拳を極めた老師(主人公)は一人庵で死期を感じていた。心山拳を伝承しなければといけないと考えた老師は町へ出て優秀な若者を連れてくることにする。
その結果、食い逃げの常習犯だが身のこなしの軽い巨漢、サモ。元山賊の娘、レイ。そして孫子王によって悪事をさせられていたユンの三人が集まった。
三人を庵へと引き連れけいこを開始する老師(ココでのけいこ回数により伝承者下決定。ここではレイを選択。)。
そんな中、町で孫子王が暴れているとのうわさを耳にする。修行の成果を試すため、弟子を引き連れ町へと行く老師。修行の甲斐あって難なく孫子王を倒したレイだったが、庵に帰ってみると最強を自負する「義和門団」の襲撃により殺されてしまったサモと、ユンの姿があった。
怒りに震える老師とレイは二人で義和門団へと殴り込みをかける。次々と門弟たちを倒していく二人だったが敵首領を目前としてついに老師が力尽きてしまう。
敵首領、「オディワン・リー」と一対一の戦いをレイは、心山拳奥義、旋牙連山拳を繰り出して見事に制する。
こうして、レイは仲間の仇を打ち正式に心山拳継承者になったのであった。

『西部編』
アメリカンな西部劇風のシナリオ。資材を拾ってきて、罠を仕掛けるというのを時間資源化で繰り返すタイプの探索ゲーが主になる。ピクミンとかに慣れてる人なら感覚は近いものがあると思う。余談だが、バックトゥザフューチャー3の敵役、ビフ・タネンこと「マッドドッグ」の名前を冠する人物が味方として登場するのが個人的にツボだった。難易度は比較的優しく最初にこのシナリオをプレイするのもアリであると思う。サブタイトルは『放浪』
西部開拓時代、放浪の賞金首であるサンダウン(主人公)は、無法者たちに脅かされている町、サクセズ・タウンにたどり着く。
陰湿な嫌がらせをしてくる無法者に腹が立ったサンダウンはそいつを一蹴。その光景を見て感動した保安官の子供から、無法者集団「クレイジー・パンチ」を倒してほしいとお願いされる。
必死のお願いに心を打たれたサンダウンは、自らを追ってきた腐れ縁の賞金稼ぎ、マッド・ドッグと協力して、クレイジー・パンチを迎え撃つことになった。
こちらで戦えるのは自分たち二人だけという絶望的状況。思いついた作戦は罠を仕掛けることだった。
町の人々の協力も得て、罠作戦は大成功に至る。効果的に敵戦力をそぎ対に敵首領「O・ディオ」との対決となった。
激闘の末、O・ディオを打ち破ったサンダウンとマッドドッグ。しかし、マッドドッグの目的は果たされていなかった。
マッドドッグはサンダウンに決闘を申し込む。町の人々は止めるものの、サンダウンはこれを承諾。荒野の決闘の幕が開いた。(ココでの行動によってマッドドッグの生死が変化する。一度逃げるを選択することでマッドドッグを生存させれる。)
マッドドッグとの決闘に勝利したサンダウンは人々に惜しまれながらも町を去り、再び放浪生活に戻るのだった。

『近未来編』
非常によくできたシナリオで、評価の高い話。『原始編』と似通ったところがあり、Yボタンコマンドのテレパシーを駆使して人の心を読みながら解き明かしていくストーリー。敵ボスの目的が、人類補完計画的な感じなところにエヴァ風味を感じないでもないが、どっちかっていうとこの当時より少し前1980年代くらいのロボットアニメの影響を受けていると思う。秀逸なBGMが多い本作だが、このシナリオは特に挿入タイミングといいその出来といい神懸っている。サブタイトルは『流動』。
今より少し未来の話。超能力少年、アキラ(主人公)はテレパシーで人の心が読めることと、自分の両親が暴走族クルセイダーズに殺されたという悲しい過去のせいで人を信じることができないすさんだ子供だった。
しかし、何かと自分たち兄妹によくしてくれる無法松の出現により、次第に他人に対して心を開くようになっていった。
そんなある日、妹のペットのカメが死にそうになってしまう。妹を悲しませたくないと思ったアキラは近所の発明家、藤兵衛に頼み、カメの蘇生を試みる(この方法がカメを液状化して(意識はある)カメ型ロボットの中に入れるというとんでもない発想。それでいいのか。)。
交換条件として念動力で動く巨大ロボット「ブリキ大王」の実験につきあうことになったアキラだが、結局ブリキ大王を動かすことはできなかった。
孤児院に変えると、クルセイダーズによって孤児院の子供がさらわれてしまったということがわかり、アキラは必死の思いで子供を取り返す。ここで敵の心を読むことで、一連の事件には筑波研究所(因みに藤兵衛もここ出身。やっぱりマッドサイエンティストじゃないですかー。)が関連していることを突き止めた。
無法松とともに筑波研究所へと侵入するアキラ。見つからないように進んでいくうちに、陸軍の全人類液状人間化計画を知ってしまう。この計画は、全人類を液状人間として一つに融合し「御出居様」を呼び出そうというものだった。
敵に見つかりながらも何とか脱出し孤児院へと帰還するが、孤児院はクルセイダーズの魔の手によって放火されていた。
精神力を増強する薬を飲んで超能力を手に入れた無法松はブリキ大王を動かして孤児院を守ることに成功する。だが、その結果無法松は力尽きてしまった。
力尽きる寸前に無法松はアキラに謝罪する。実は、無法松は元クルセイダーズの団長でアキラの父親を殺した張本人だったのだ。罪の意識にかられた松はアキラたち兄妹を見守ることでそれの罪滅ぼしをしようとしていたのだ。
衝撃の事実を聞かされ戸惑うもののアキラは松のことをゆるし、そしてその遺志を受け継いで陸軍の液状人間を動力源とした巨大ロボ「隠呼大仏」を破壊するためについにブリキ大王を動かすことに成功したのだった。
こうして、アキラの活躍によって町に再び平和が訪れたのだった。



ここで衝撃の事実を発表します。なんとここまでですでに2700文字を超えましたwww

物語の中核となる『中世編』、『最終編』は明日やりますorz


じゃ、今日はここまで。

LIVE A LIVE(ライブアライブ) ストーリー

2013-08-26 22:18:35 | レトロゲー
よし、今日はもう雑談とかなしでじかに書いていきます。

『原始編』
特殊なシステムとして、誰一人として言葉を発しない(ことばがまだない)よって、ここではYボタンを使う「匂いを嗅ぐ」が重要になっている。サブタイトルは『接触』
主人公ポゴと相棒のゴリ(ゴリラ)が生贄にされて敵部族の村から逃げてきた少女、べるを助ける。
敵部族に再びさらわれてしまったべるを助けるため敵の集落に乗り込み大乱闘を繰り広げるポゴとゴリだったが、勢い余って敵部族のリーダー、そしてべるとともに谷底に落ちてしまう一人と一頭。
そこに生贄を食べに来た恐竜「お~でぃ~お~」が現れ三人と一頭で協力して倒した。
その後、この事件をきっかけにして二つの部族は和解したのでした。めでたしめでたし。

『幕末編』
敵を刀でぬっ殺していく暗殺者系のプレイと、タイミングよく隠れてやり過ごすメタルギア系プレイの二種類のプレイ方がある。アクション要素が多い。また、やりこみ要素がやたらと多く、ボスより強い隠しボスが存在する。サブタイトルは『密命』
坂本竜馬風の要人を救出するために侵入する忍者、おぼろ丸が主人公。新米ながらも潜在能力を高く評価されたおぼろ丸は尾出城に侵入し数々の強敵を打ち破りながら、ついに坂本竜馬を救出することに成功する。
しかし、そこに現れたのは妖怪に魂をうった城主「尾出院王」。彼が変化した「ガマ蛇変化」を撃破しおぼろ丸は命令を遂行したのだった。(ここで竜馬からスカウトされ、承諾すると専属の護衛になる。ここから先は護衛になったルートで考える。)

『現代編』
スト2全盛時代だったためか、基本的にスト2。選択画面から対戦相手を選択し一対一の戦いにかっていくシステム。戦闘の練習になるので一番簡単で最初にやるべきシナリオと思う。サブタイトルは『最強』
主人公、高原日影は最強の格闘家になる野望があった。高原は世界を旅してあらゆる分野の「最強」と呼ばれる格闘家たちと戦いその中で技を覚えていく。
高原は彼らを次々に倒しついに「世界最強」の座に就いた。そんなある日、いきなりオディ・オブライトと名乗る男が「最強」の名をかけて高原に挑みかかる。
オディは「相手を殺して初めて勝利が手に入る」といい、高原が戦い倒した相手はすべて殺してきたということを告げる。
怒った高原は激闘の末に、オディを倒すことに成功した。が、オディは「最強の道は始まったばかりで、まだまだ自分のような最強を目指すものがお前の命を狙うだろう。それでもお前は人間でいる事ができるか?」と不吉な言葉を残し息絶える。
数日後、河原でたたずむ高原の背後から声がかかる。「高原だな?お前を倒せばこの俺が「最強だ」!!」
高原の戦いは始まったばかりだ。

『SF編』
ボス戦以外すべて会話形式で進む異色のシナリオ。アドベンチャーゲームみたい。これも最初にやるのにおすすめ。サブタイトルは『機心』。
地球に向けて航行中の貨物輸送船。メカニックのカトゥーが作り出した業務用ロボ、キューブ(主人公)。キューブは自分の意思で行動する学習機能の高いロボットで、それをカトゥーは大変にかわいがった。
キューブはコーヒーの淹れ方など様々なことを覚え、船内は和やかなムードが流れる。しかし、そんな中、明らかに事故でない何者かの悪意ある行動で、船員の一人が突然の死を遂げる。
互いに疑心暗鬼になる中、輸送中だった危険生物「ベヒーモス」が解き放たれ、次々に船員は倒されていく。
そんな中、ついに黒幕の正体が明らかになる。それは、人間に嫌気がさした船のマザーコンピューター「OD-10」だった。
カトゥーは最後の希望をキューブに託し、マザーコンピューターの消去を頼む。
キューブの懸命な働きにより無事にマザーは消去され、キューブたちは生き残ることができたのだ。
こうして、船はようやく地球に到着し、キューブは生まれて初めて地上の土をふうんだのだった。



と、ここまで書いて、予想以上に長いです。ここまでいつもみたいな画像を入れるとかなしで1700文字越してますからねwww

最大の魅力はそのストーリーにあると思われるライブ・ア・ライブ。さすがに長いですねwww

すいません。続きはさらに明日で。

有名なマイナーゲーム。

2013-08-26 20:02:07 | レトロゲー



ってたぶんこれでしょう。「LIVE A LIVE」(ライブ・ア・ライブ)。スクウェアが1994年に送り出した名作の一つ。

ですが、発売当時はクソゲーとして名を馳せていました。
なぜ、そんなことになったのか。ここではその理由を検証していきたいと思います。

まず第一に、戦闘システムが独特すぎました。
 
上の写真を見てくださればわかる方はもうわかるかと思いますが、このゲームRPGだけど戦闘はいわゆる簡易戦略SLG風でした。7x7の升目上で戦闘するシステムを『チェッカーバトル』と称していたようです。
素早い順に行動できて、攻撃範囲内にいる相手に『技』を使って攻撃する。そういうゲームでした。
技も、強力なもの、トラップを仕掛けるもの、敵を弾き飛ばすものと様々にあり、戦略性をそこそこに求められました。強力な技は発動までの時間が長かったりステータスが低下したりと乱発できない仕様になっていました。
さらに、戦闘が終わると、HP、状態異常(戦闘不能含む)は全自動回復というとんでもないシステムでした。
ぶっちゃけ当時では斬新すぎて、あまりにも受け入れられませんでした。
当時はやっていたゲームは「FF6」、「クロノトリガー」等で正直このバトルシステムに違和感を覚える人が多かったようです。
…自分は好きでしたが。

次に、形式です。
なんのこっちゃと思うかもしれませんが、このゲーム。長編RPGなのに長編RPGじゃないという謎かけのようなことをやったゲームなのです。
要するにオムニバス形式でした。
『西部編』・『近未来編』・『現代編』・『SF編』・『功夫編』・『原始編』・『幕末編』をクリアすることで『中世編』が出現し、それをクリアして、オールスターシナリオである『最終編』が始まるというものでした。
この形式は今現在の目から見てもかなり異様なものであると思います。当時の人々はこの形式をあまり受け入れませんでしたが、私自身当初聞いたときは「そんなんより一人の主人公を突き詰めよーぜ。」と思っていました。
しかもこれ、各シナリオの難易度の差が激しいんですよね。『幕末編』はよくしらない状態で始めると、やれることが多すぎて完全に迷子になります。
反対に『現代編』や『未来編』はかなり簡単なのでこれらを先にやってチュートリアルになれば楽なんですが…。ここらへんもとっつきにくい点の一つですね。
ま、実際やってみるとこれはこれで面白いんですよね。こういうストーリーをたくさん遊べてお得な感じがするのが好きか、一つを死ぬほど突き詰めるのが好きかは性格の関係だと思います。ま、コレに関しては好みということでww

最後に、時期です。
上にも書きましたが、このゲームは「FF6」や「クロノトリガー」、はたまた「MOTHER2」と超名作と同時期に発売されてしまった不遇のソフトです。当時のSFCのソフトの相場は一万円前後。
これらのソフトによって、このゲームに触れた人口そのものが少なかったのも悲しい点ですね。発売元を考えると、皮肉にも自社のソフトにくわれた感が否めないですね。


以上三つが、このソフトが糞扱いされてしまった理由だと思います。
このゲームは何よりそのストーリーがウリなんですが、ストーリーが基本的に鬱展開というものなので、そこも受け入れられなかった理由の一つじゃないでしょうか。
だからこそ、今もなおカルト的人気のある名作として名を遺したわけですが…。
ちなみに、TSUTAYAで3800円で中古でうってました。スゴイ高いですね。

版権元に小学館がかかわっているために、ヴァーチャルコンソールでの配信やリメイクは絶望的です。だから、そのストーリーについては、明日まとめて紹介したいと思います。

楽しみにしてくれてる人がいたらまあ楽しみに待っていてください。
じゃ、今日はこの辺で。

SFCの傑作脱出ゲーム

2013-08-17 14:34:42 | レトロゲー
ジャンルはよくわかんなかったのでアクションにしてみましたこのゲーム。
「せプテントリン」。皆さんご存知でしょうか?

このゲームの発売は1993年。
SFCゲームとして生み出された本作はFCでは実現しえなかった画面のオブジェ回転機能をフルに生かした作品となっています。

ストーリーをさくっと紹介
豪華客船が沈没したのでそっから脱出しよう!
マジでさくっと紹介しましたww
で、これは沈没していく客船から逃げ延びる話なんですけど、当然沈没していく船なので不定期的に画面が傾きます。今まで壁と思ってたところが気が付いたら天井だった…。みたいなことがザラです。
ちなみに私はこのゲームをプレイするにあたって最大の敵は船酔いなきがします。
めっちゃ酔いました。乗り物に弱いんですよねーorz

与太話はそこそこにまじめにいきましょう。
このゲームは沈没する客船から4人の主人公のうち一人を選んでできるだけ多くの乗員を救助しながら脱出を目指すお話です。
生真面目な建築家キャプリス。使命感に燃える若き船員ルーク。温厚な老人医師ジェフリー。そして熱血漢な生臭牧師レドウィン。
4人には性能の差こそあれ誰を選んでも無駄に難しいのは仕様です。
で、ここまで書いた時点で気づいた人もいると思いますが、このゲームは1972年公開の「ポセイドンアドベンチャー」という映画のオマージュ作品とも言われています。
ぶっちゃけ内容ほぼ一緒ですし、映画の主人公のスコット牧師とレドウィンのキャラ被りっぷりがスゴイ。でもレドウィンの方が生臭いですけどねwww

いわゆる脱出ゲームで現実時間で60分というタイムリミット下でどうにか脱出を目指すというもの。高い所から落ちたり、落下物にぶち当たったリおぼれたりするとミスとカウントされて制限時間が5分減ります。
しかし実際のところ一人で脱出するだけなら2,3回やれば楽にできます。しかしそれだとバッドエンドにしかなりません。

グッドエンドやベストエンドを見るためには、そのキャラの重要人物と後何人かの生存者を救出してゴールしなければいけません。
やたら広大なマップをさ迷い歩きながらようやく見つけた仲間は主人公とは違って高いとこから落ちたりすると即死します。
よって、仲間救出後はより一層繊細な操作がもとめられるのです。
極め付けとして、仲間のAIがドアホです。どれぐらいかっていうとDQ4にでてくる悪魔神官(クリフト)のAIくらいアホです。
ちょっとした指示にもうまく従ってくれず、下手したら勝手に落下して全滅とかもう確実にピクミンより頭悪いです。
まさに幼稚園の引率状態でどうにかひっぱて行くしかないんですがこんなお荷物状態な仲間を7人近く抱えたゴールしなきゃならんこのゲームはマジでムズイと思います。正直レミングスの方がまだ楽だわwww

仲間にするのすら難しいんですよねこのゲーム。仲間にする際にいっしょについてきてほしいという説得をするんですが、特にルークとキャプリスは交渉が下手で下手でやたら時間かかったり仲間にできなかったりと散々です。
しかもこれ、あえて答えないが正解とかいうどこのギャルゲーじゃ貴様はと言いたくなるようなめんどい謎もありますしね。

しかし、これらの艱難辛苦を乗り越えた先にあるエンディングはなかなかに感動的なものです。
どれもこれも必見といった感じです。まさに映画を観終わった時みたいな充足感が得られます。

音楽は種類こそ少ないですが要所要所で緊迫感あふれる音楽が流れまさに映画の世界です。こういうゲームって今はあんまりないんだよなぁ。

ガチでクリアを狙いに行くなら、マップに関しては一応ゲーム中に手に入るのですが、細かなパイプの位置やキャラの位置などを示した自分専用のマップを手作りすることをお勧めします。というか、たぶんないと無理な気がします。

このゲーム、著作権の関係がやたらごたごたしているせいで、バーチャルコンソール配信は絶望的です。本当に中古屋でゲットする以外方法がないかもしれません。
一応リメイクが出てはいるのですがそれは立派なクソゲーですので一部のマニア以外は手を出さないようにしましょうww

じゃ、この辺でー。