

観て参りました。ガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニーJr. &ジュード・ロウ主演によるシャーロック・ホームズ・シリーズ第二弾『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』。
いや、面白かったです。英国を飛び出し、フランスやドイツ、スイスも舞台に、前作にも増してアクション全開!爆発シーン満載!リッチー監督らしいスタイリッシュな映像が炸裂します。
ホームズ&ワトソンのコンビも、いろいろやり過ぎの感あり(笑)、公式パンフレットにまでそんなこと書くのか!? とも言いたくなりましたが(ご覧になったかたならお判りでしょう)、見ていて楽しかったのは確かです。
そもそもこのコンビ、100年以上にもわたって古今東西ありとあらゆるパロディ、パスティーシュ、またシャーロキアン諸氏の論文等で、あんなことこんなこと書かれまくっているのだから、今更どんな描き方をされても驚きませんよ、ハッハッハ!
さて、今回はホームズの宿敵モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)がいよいよ登場。高名な数学者としての顔の陰で、地下組織を率いて世界征服を狙う「犯罪界のナポレオン」とホームズが、銃撃戦、肉弾戦、頭脳戦と、様々なバトルを繰り広げます。
それは原作「最後の事件」同様、ライヘンバッハの滝での一騎打ちにまで持ち込まれるのですが、その見せ方が秀逸!ツイッターでもちょっと書きましたが、原作だと教授周辺の話も決闘そのものにも不可解な点や矛盾が多過ぎて、シャーロキアンの間では「モリアーティ=ホームズの妄想」説さえ提唱されるなど、昔から議論の対象になっていたから、今回のアレンジには感心しました。
と同時に、シャドウゲーム── A Game of Shadows という言葉が様々な意味を持っていたことも理解できました。
そして、どんな読み取り方やアレンジをされようと、どんな内容のパロディを書かれようと、コナン・ドイルの原作そのものは微塵も揺らぐことはなく、その彼方に存在し続ける。原作の力と懐深さを再認識した次第です。
また、来る3月18日午後9時より、テレビ朝日系列【日曜洋画劇場】にて、第一作『シャーロック・ホームズ』が放送されます。
サイトの方では、劇場公開版(DVD版)と異なる吹き替え声優さん(ほーちゅーさん&けんゆーさん)の対談など、いろいろ楽しい企画も上がっていますので、ご覧になってみて下さい。→こちら
映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』公式サイト
またよろしくです♪
こちらからも送らせて頂きました。
よろしくお願いします。
そこここにいろいろちりばめられていたのをきちんと拾ってエンターティメントしているのが良かったです。ライヘンバッハ、そうしてこうオチをつけるかー!! ととにかくわくわくしっぱなしの時間でした。
こういうホームズもいいですね!
今回はアクションで押しまくりながら、ちゃんと伏線回収もしているのに感心しました。
そして、傍若無人に見えてとっても健気なホームズさんに泣けました(笑)。