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タイトルがこうなのに、前ブログで紹介したことのある映画DVDにリンクしている理由は ──
20世紀初頭のアメリカ西部、マケドニア、そして現代NYと時空を往き来し、生と死をも往還する主人公ルーク。
彼と弟のイライジャが暮らしていた最初のあの場所は、漠然とした「西部」でも別にいいのかも知れません。
しかし、実は以前S丸様のブログで話題になったことですが、日本では売られていないこの映画のサントラによると、彼らのいた「西部」とは、実は何とオクラホマだったのだそうです!
いや、これを知った時には大受けと言うか大笑いしたと言うか。
『オクラホマ!』の時代背景は「州」になろうとしていた1907年頃なので、時代的にも近いみたいです。
あのワイルドでキレやすいガンマンと、歌って踊れるカウボーイくんは、同じ頃同じ土地にいたんですよ!(いや、オクラホマが広いのはわかってますが)
片や「飛行機」、片や「自動車」(舞台版)が「新時代」の象徴として用いられているのも興味深いところです。
『オクラホマ!』の中でも、農民と牧童の対立という西部劇ではよく扱われるモチーフは出て来ますが、ルークはどのカテゴリに属する人だったんでしょうね。
それこそ幻想の「西部」の男ということなのかな?
いずれにしても、
"We know we belong to the land, and the land belong to the ground."
というような感覚とは無縁の男だったんでしょうね。
一方で、オクラホマ自体、アクターズ・スタジオ・インタビューでヒューが触れていたように、20年もすれば『怒りの葡萄』の時代になる訳ですが。
にしても、今はなき「幻想のアメリカ西部」の男を演じていたのが、どちらもオーストラリア人だというのも面白いですね。
後記(8/29):ふと思いついて、タイトルを旧ブログから引き継いだこれにしてみました。確か11で良かったと思います…