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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

日記です

2024-08-07 22:36:33 | 雑記
のちのち
昨夜は遅くなってから雷鳴と稲妻が……けっこう近くまで来ていたようで怖かったです。雨も降りました。
一夜明けたらまた晴れ間が見えましたが、外はかなり蒸し暑く、室内も一晩中エアコンを動かしても暑苦しく感じました。気温は下がっても湿度が高いようです。とりあえず洗濯はできました。

生協配達日につき在宅。今日は商品が届くのがかなり遅かったです。買った物で冷蔵庫がいっぱいになりました。野菜が長持ちするように保存して、その後はとにかくモロヘイヤを茹でました。葉っぱと軸を分ける下処理や、茹でた後に水で締めたり細かく切ったりと、他の葉物に比べて何かと手数が多いです。ヌルヌルもしますし。でもとりあえずそこまでしておけば、しばらく冷蔵庫で保存できるし、いろいろ応用もできます。

その前後は今日も家で読書。新しい本ではなく、以前に読んだ本をパラパラめくったりしました。
晩ごはんは数日前からやろうと考えていたレンジチャーハン。冷凍しておいたご飯を使いました。これは本当に簡単で、意外とベチャッとしません。今回はしょっぱくなり過ぎないように調味料を控えめにして、かなりうまくできたと思います。モロヘイヤは今日は使いませんでした。

NHKも民放もオリンピック競技と関連番組ばかりで、今日は『科捜研の女』もお休み。
というわけで、数年前に買っておいた映画『ノートルダムのせむし男』(1939)のDVDをやっと観ました。





公開時、日本では「怪奇映画」枠だったのかもしれませんが、映画自体はユゴー原作に敬意ある文芸大作でした。百年戦争が終わったばかりの時代であるという歴史的背景にも言及があり、出演者もカジモド役チャールズ・ロートンはじめ、スターより演技派名優を揃え、ノートルダム寺院も巨大オープンセットが組まれています。その前の広場に集うパリの民衆の猥雑さやエネルギーもよく描かれていました。

冒頭「ドイツから入ってきたばかり」の印刷機が登場し、国王陛下は新しい時代を開くものとして歓迎しますが、フロロー閣下は民衆がそれによって良からぬ動きをすることを警戒します。当時の国王ルイ11世が印刷技術を保護したことは歴史的事実らしいです。
そのフロロー閣下ですが——ノートルダムのクロード・フロロー大司教は立派な方で、その弟ジャンが伯爵で判事。彼がいわゆる「フロロー閣下」なキャラクターです。エスメラルダに執着し、それを彼女に転嫁して死刑を言い渡すのも同じ。媒体が変わってもやはりキモい閣下ですが、演じるサー・セドリック・ハードウィックは今で言うイケオジ様でした。サー・セドリックは1939年時点で既にサーでした。お名前でお気づきかもしれませんが、グラナダ制作ドラマ版『シャーロック・ホームズの冒険』の二代目ワトソンを演じたエドワード・ハードウィック氏は息子さんだそうです。

なおエスメラルダが恋するフィーバスは原作通りの女たらし。彼女は最後に「偽りの夫」だったはずのグランゴワールと結ばれます。いろいろ情けない部分もありながら、詩人という生業ゆえ、暴力的手段ではなく「言葉」と最先端技術だった印刷によってパリの民衆に働きかける、新しい型のヒーローと言えましょう。1939年であっても、こういう「新しさ」を打ち出す作品があったことにも感動です。そもそも作品の根底に、偏見や先入観に囚われない世界を作ろうというテーマがあるように思いました。まあカジモドくんが大活躍の後で大失恋することに変わりはないのですが。
そしてエスメラルダを演じたモーリン・オハラの美しいこと!調べたら当時はまだ19歳だったんですね。自分が知っていたのは主に戦後のジョン・フォード監督作品などでしたから。

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