ときどき
静岡での二日間は晴れて暑いくらいでしたが、三日目の日曜日は朝から雲が多く、雨になるとの予報も出ていました。
朝ごはんはまた朝食ラウンジにあるものをボックスに入れて部屋に持ち帰りました。牛乳だけ少しもらって、家から持参した紅茶でミルクティーを淹れたのも同じです。
この日のメインはフィッシュフライのカスクートにして、おかずとサラダ、デザートを添えました。ボックスの向こうはハヤシライス。スープはコーンスープだったのでいただきませんでした。ミネストローネかオニオンスープなら良かったのですが。
静岡の地上波では土曜日に観られなかった【題名のない音楽会】は、日曜日にBSで観ることができます。しかしその時間になると睡魔に襲われ、あまり目にも耳にもはいって来ませんでした。地上波の『仮面ライダー ガッチャード』も同様です。題名〜は東京に戻ってから録画でちゃんと観ました。
荷造りや持ち物の最終確認をするうち、息子から電話が。もう近くまで来ていると言うので、フロントでチェックアウトを済ませ、ホテル前で待ち合わせました。
近くの駐車場に置いてあるクルマにキャリーバッグだけ載せてもらい、そこから徒歩で葵タワーへ向かいます。この記事でも書いたように、最終日の目的は静岡市美術館で26日まで開催の『京都 細見美術館の名品』展を再び見ることでした。
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京都 細見美術館の名品
4月の開催初日にも来た展覧会になぜまた立ち寄ったかと言うと、その時に出ていなかった「金銅春日神鹿御正体」を見るためです。
「京都 細見美術館の名品」来場者アンケートより、皆さんの“ときめき”を紹介！💬 ✍《金銅春日神鹿御正体》は、緻密でリアルな鹿の体のラインと、どこか人間的なほほえみさえ感じるようなふしぎな目元の表情が、やはり実物を見なければ得られない感想だったと思います。 pic.twitter.com/hkiCJaYCe2
— 静岡市美術館 (@shizubi_jp) May 16, 2024
館内に掲示されていたバナーは巨大ですが、本体はさほど大きいものではありません。しかしリアルでいて幻想的な、他にあまり類を見ない造形でした。あと、この展覧会全体を見て感じたことですが、細見家は鹿さんと鳥さんが好きだったのかもしれません。中村芳中の鹿さんや鳥さんのちょっとマヌケな表情など、とても可愛いです。
「京都 細見美術館の名品」アンケートより皆さんの“ときめき”を紹介！💬 ✍中村芳中《月に萩鹿図》鹿の表情に愛嬌があり、綺麗な満月を見てポカーンとしてる姿が日本画のイメージにない可愛さがあった。 pic.twitter.com/BEWBH8rW1p
— 静岡市美術館 (@shizubi_jp) May 19, 2024
✍中村芳中を初めて知ったが、鹿や鳥の表情に打ちぬかれてしまいました。めちゃくちゃカワイイ！！画像：中村芳中《白梅小禽図屛風》---芳中が描く動物たちに心を奪われる人が多数🐦「京都 細見美術館の名品」は5/26㊐までの開催です。どうぞお見逃しなく👀 pic.twitter.com/vdlZvlzWdj
— 静岡市美術館 (@shizubi_jp) May 19, 2024
息子が気に入ったのがこちら↓ 「これ欲しい」などと言っていましたが、いやいやいや……
「京都 細見美術館の名品」アンケートより、皆さんの“ときめき”を紹介！💬✍《藤蒔絵提重》藤の花のピクニックセットでお酒を傾けるなんて、とってもステキな花見を楽しんでいたんですね。✍我が家の弁当箱よりはるかに豪華なこと！ pic.twitter.com/fRqvO1jOV5
— 静岡市美術館 (@shizubi_jp) May 19, 2024
神鹿以外にも幾つか展示替えがありましたが、北斎の作品や若冲の見事な墨画の鶏屏風シリーズは健在でした。
その他の展示品は、美術館のツイッターアカウントよりインスタグラムホームページの方が見易いかもしれません。→こちら
展示を見た後は、今日もミュージアムショップへ。またポストカードを何枚か（娘の分も）買いました。
その後はカフェで一休み。いただいたものはトップ画像に。いつも頼む冷たい和紅茶がなかったので冷たい緑茶にしました。富士山アイシングのクッキーを添えてくれるのも嬉しいですね。
展示を見た後は、お昼を食べに行くことに。葵タワーの地下街や駅ビル、また高架下名店街の《ASTY》にも飲食店はいくらでもありますが、まだ時間に余裕があったので、クルマに乗って静岡で評判のラーメン屋《麺や厨》（めんやくりや）へ行くことにしました。
この店には3年前、娘と一緒に来た時にも寄ったことがあります。その時は駐車場がいっぱいで少し離れた場所に停めましたが、今回はお店脇の駐車場に無事入れました。人気店とあって待機列ができていましたが、受け付け後、呼び出しブザーを持って車内で待機することもできます。どれくらい待たされるか不安でしたが、思ったより早く入れました。
麺類は独自のネーミングがされていますが、オーソドックスに「味玉うっ鶏そば」を注文。少しとろみある鶏白湯そばです。久しぶりに食べましたが、のっているチャーシューやメンマともに美味しかったです。単品で頼んで息子とシェアした唐揚げものっけがらいただくと更に良しでした。見た目が濃厚な割に食べた後もたれないのもありがたいです。
近頃は東京の百貨店の物産展などにも出店しているという麺や厨、またその機会があれば東京でも覗いてみたいです。
食後はクルマで再び静岡駅方面へ。それにしても、二日間で草薙や県立美術館周辺を何往復ぐるぐるしたことでしょうか。
駅の近くにまたクルマを停め、キャリーバッグを受け取って駅まで行き、まず帰りの新幹線チケットを購入。おそらく前回と同じ「ひかり」が取れました。
まだ時間があったので、またまたまたASTYのカフェ《山と海と太陽》へ。
毎度毎度フルーツソーダ系ばかり頼むのも（美味しいけれど）何なので、今回はカシスオレンジティーにしました。
シロップ（？）が底の方に溜まっているので、飲む前によくかき混ぜる必要があります。スライスオレンジが意外とたくさん入っていて嬉しかったです。
そうこうしているうち新幹線の時間も近づいてきたので、ASTYでは特にお土産物は買わず、駅改札に向かいました。
ちなみにこれは、駅構内に貼ってあった劇団四季『CATS』のポスター。この7月〜9月に静岡公演があります。一応「四季の会」会員ですが、もうチケットは売り切れているかもしれません。
改札前で息子と別れ、新幹線ホームへ。さらば静岡！です。帰りの車内では短い時間ながら殆ど寝ていました。
その後のことは当日の「おでかけおかえり」に記した通りです。
