

昨日は夏至でしたが、一日中どんよりして、あまり実感なかったです。うって変わって今日は晴れ。日中はかなり暑かったです。
そんな中、シアター・クリエで上演中の『シークレット・ガーデン』を再び観に行きました。
初見の感想はこちら。もう一週間経ったんですね。
本日のメアリーは上垣ひなたさん。コリンは大東リッキーさんでした。前回のお二人はメアリーがお姉さん的な感じでしたが、今日のコンビは同年齢っぽかったです。
前回は前から3列目での鑑賞。今日は8列目で、それよりは後方になりますが本当にセンター席でした。前列だと役者さん個々の表情などはよく見えて、役者さんファン(自分の場合は石丸幹二さん)としては嬉しいですが、舞台全体の流れやセットの見事さ、照明の美しさなどを見るには、今日の席の方が良かったです。役者さんファンとしても、むしろ劇場空間の中で見せてくれる演技の素晴らしさを存分に味わうことができました。
歌唱面の白眉はやはり、石丸さん(アーチボルド)と石井一孝さん(ネヴィル)の男声デュエット「Lily's Eyes」。今日の席で観ると、この場面のお二人は演技も歌唱もまさに大劇場でのそれでした。お二人揃って声量の「圧」がすごい!最後の方、想いのたけを乗せて盛り上げるカズさんに更に高らかな声をかぶせてくる石丸さん。ここでスタンディング・オベーションが来ても不思議ではないくらいでした。
子供たち中心の話とわかっていても、やはり兄と弟それぞれの苦悩と共依存ブラコンに心惹かれてしまうわたくしです。あのラストで、アーチボルドだけではなくネヴィルも(報われることは少なかったけれど)少しは救われてくれるといいな…と思います。この場面の石丸アーチー、先日観たときより更に優しく情のあるお兄さんでした。
カーテンコールはいったん終了──となったのですが、拍手鳴りやまず、皆さん再び(実は三たび)のご登場となりましたが、最後に引っ込む時、石丸さんから客席のわたくしたちに投げキッスをいただきました

どうにもミーハー目線の感想で恐縮です。あと一回、千穐楽に観に行く予定ですが、もう少しチケットを増やしても良かったかもという気になっています。