『忘れられぬ人』 凛花
すれ違う風の香りに
ふと足を止め振り返ってしまう
無造作に流れくる旋律で
突然何も考えられなくなる
決して同じものであるはずがない
空に、夕陽に、言葉に、木々に
面影のかけらをみつけて熱くなる
想い出す度に灯る花火を
いつだって胸に抱いている
それは線香花火のように
弱々しいけれど
咲き落ちた火の種が
色褪せることなく
次の花へと送り出す
見慣れた街にも
初めて訪れる場所にも在る
いつまでも
消えることはない
忘れられぬ人の
大切な想い出
優しいぬくもり
(2010.10.20. 改訂)
すれ違う風の香りに
ふと足を止め振り返ってしまう
無造作に流れくる旋律で
突然何も考えられなくなる
決して同じものであるはずがない
空に、夕陽に、言葉に、木々に
面影のかけらをみつけて熱くなる
想い出す度に灯る花火を
いつだって胸に抱いている
それは線香花火のように
弱々しいけれど
咲き落ちた火の種が
色褪せることなく
次の花へと送り出す
見慣れた街にも
初めて訪れる場所にも在る
いつまでも
消えることはない
忘れられぬ人の
大切な想い出
優しいぬくもり
(2010.10.20. 改訂)