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凛花の足跡

流れ行く時の中で、ふと止まってもらえたら光栄です。

扉の鍵

2011-10-20 02:26:39 | ブログで奏でる詩
月明かりが優しいのは
一度受け取ったものを
再び手放して
与えてくれるから

自分のためではなく
誰かのために
そっと

花の香りが柔らかいのは
限りあるものと知って
背伸びせずに
ありのままに在るから

誰かと張り合うことなく
ただ自分だけを
そっと

閉じてしまった瞳は
月明かりのように
花の香りのように
伝えれば醒ますかな

胸に恋を持っていても
開けられない扉が
悲しく冷たく
今夜も光るよ

雲のかたち

2011-09-15 10:59:25 | ブログで奏でる詩
空を見上げながら考えた

蒼い光に浮かぶあの雲は
ふわふわとしているけれど
ホントは形なんてない

今日という一日は
日付で区切られるけど
ホントは境目なんてない

見えているものって
実はすごく少ないんだなぁ

深呼吸して感じてみよう

ここに在る自分を

夜空の星

2011-07-08 00:03:47 | ブログで奏でる詩
部屋の灯りを消して

心の灯りを灯そう

晴れていても都会の空は

天の川を照らさない


貴方の声が聞こえなくとも

想いで貴方を探そう

頭上の星は見えなくても

道標はわかるから


北極星のように照らし出す

歩むべき行く先

その先に貴方がいるのか

いやいなくても

面影を求めて

愛する貴方へと

想いを紡ぐ

空の星のように…

定め

2011-07-04 00:11:03 | ブログで奏でる詩
定めという言葉は

人を縛り悲しませ

もがくことをせせら笑う

だけどどうしようもない衝動に

背中合わせの鼓動を感じ

愛おしく想うよ


いつかなんて未来は

必要ないなんて思っていたけど

本当はわかっている

高い壁の内側には

清らかな泉が

人知れず湧き出していることを


心の声に流れてしまったら

私が見えなくなって

後悔しないかな、なんて

強がりばかり覚えていく

そんな私でも

居場所があるなら

手を伸ばして想うよ


悩まなくていいことを

悩んでいる自分が

過去が見れば馬鹿らしく思うかな

だけど、未来からみた自分は

きっとそれが定めだったと思うんだ

縛られて悲しんで

それでも丸ごと包む何かがあったと

きっとあったと信じて…

チャリティイベント

2011-03-27 00:35:51 | ブログで奏でる詩
この度の東日本大震災で、自分にできることはなんだろう・・・。

募金、節電、買い占めはしない。

いろいろあるけれど、その他にもまだ自分が出来ることは何かない
だろうか。


そう考えて、吉祥寺にある『Art in Tokyo』というお店でチャリティ
イベントをされるというので、私も参加することに決めました。

作品の売上は全額寄付です。


・・・といっても全然たいした額にはならないのですが・・・。


やれることから少しずつ。

原発が落ち着かず、まだまだ復興というより震災が続いているような
世の中ですが、前向きに少しずつ進んで行こうと思います。

静かな叫び

2011-02-05 23:57:09 | ブログで奏でる詩
言葉では伝えきれないことを

持て余して悩んで

胸に響くのは言葉でなくても構わないはず


けれど

私には楽器を奏でることも

絵を描くこともできない


触れればわかる?


それならばとっくに世界中が平和で満ちている


わからない

届かない

もどかしさ


見えない

掴めない

だけど存在する


私には言葉しかないから

静かに叫ぼう

声枯れ果てるまで

post card exhibition 参加作品 vol.4 『輝くかけら』

2010-10-27 13:36:43 | ブログで奏でる詩
『輝くかけら』 凛花


なぜ自分は生まれてきたのか
それすらわからないのに

あなたと出逢ったことの意味など
到底知ることは出来ない

でも。

私の心にあなたがいるから
今日が輝いている
迷わずそう感じるから

ただ大切にして生きてゆきたい
少しでも長く光が消えないように

そして私もまたあなたの中で
輝くかけらの一つになっていたとしたら

それだけで私は幸せです
それだけで私は明日も歩いてゆけるでしょう



(2010.10.26.改訂)

post card exhibition 参加作品 vol.3 『隠の美』

2010-10-23 00:52:43 | ブログで奏でる詩
『隠の美』  凛花


背後の視線に
文字と文字の間に
真昼の隠れている月に
貴方の瞳の奥に
人は何を想うのか

雨が降る空の上に
映し出す鏡の中に
鳴り止まぬ譜の狭間に
微笑む口元のそばに
人は何を求めるのか

夢かうつつか
結果がどうであっても
そこに何かがあると
期待してさまよう

見えないものに
人は愛を探す




(2010.10.23.改訂)

post card exhibition 参加作品 vol.2 『空の果て』

2010-10-21 00:52:15 | ブログで奏でる詩
『空の果て』 凛花


日常は絶え間なく流れ
雲のように形を変えてゆく
重い機体が浮かぶ飛行機のように
私も無理をして進んでいるよう
前へ前へと

気持ちが強ければ強いほど
力も必要なんだね
気を抜けば想い出している
今どうしているのだろうと
貴方のことを

空の上にも空があって
雲の地平線が続く
地上では果てがあることも
隠れていてわからないから
気付けないから

永遠という言葉が怖くて
見えない終わりも不安で
それでもこの想いは止まらなくて
矛盾ばかりの毎日が紡いだ
ずっと好きでいられたら

この空の向こう側の
世界が信じられなくても
貴方がそこにいるのなら
傍にいたいと願う
せめて貴方が望む間は





(2010.10.21. 改訂)