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凛花の足跡

流れ行く時の中で、ふと止まってもらえたら光栄です。

標のない路

2006-11-18 01:08:57 | ブログで奏でる詩
遠くから背中で貴方を意識して
気付いて欲しいのに素知らぬ振り


あぁ秋は深まり紅葉は揺れて
吸い込まれそうな青空にココロを映す


駆け寄って傍にいたいと思っても
その先にあるものに明るさはない


あぁ秋は深まりススキも揺れて
終わりを告げる紅い陽にコトバが燃える


毎日真夜中に明日が訪れるけれど
私にとって貴方との別れが今日の終わり


あぁ秋は深まり水面は揺れて
木枯らしでさえ消せないものがココにある


今だってそう逢いたいけれど
想うだけそれだけでもう罪ならば
いっそ知らないままの方がいい
標のない路をただ彷徨うくらいなら

長いレール

2006-11-15 01:14:41 | ブログで奏でる詩
答えのみつからないものばかり
周りに増えていって
何なのかわからないものほど
大切な存在だと気付く


目的もあやふやで
ただ現在があるだけ
それでもこうして息を重ね
生きていこうと思う


すべてを失った方が
楽になれるかもしれないけど
どんなに抗おうが
どんなに醜かろうが
もがいて悩んで行こう


未来は未知のものだから

忘れられぬ人

2006-11-08 10:08:35 | ブログで奏でる詩
すれ違う風の香りに
ふと足を止め振り返ってしまう


無造作に流れる音で
突然何も考えられなくなる


決して同じものであるはずがない
空にも夕陽にも波にも花にも
面影のかけらをみつけて熱くなる


想い出す度に灯る花火を
いつだって胸に抱いている


それは線香花火のように
弱々しいけれど
咲き落ちた花火の種が
次の花へと送りだす


見慣れた街にも
初めて訪れる場所にも在る
いつまでもいついつまでも
消えることはない


忘れられない人の
大切な想い出



ハナのカサ

2006-11-07 01:49:12 | ブログで奏でる詩
雨が嫌いになったのは
いつからだろう


全身を滴で光らせて
駆けていた日々
大好きだった日々



濡れるのが嫌い
重い息が嫌い
カサも嫌い


曇り空に向けて咲くハナは
だんだん大きくなっていったけど
ふわふわくるくる揺れて
どこか自信無さげだ



だけど今
私は雨を焦がれ待つ


巣を見失ったハチが
揺らぐハナの中に
ひととき休むにすぎないと
知っていても


私は雨を焦がれ待つ
雨と共に訪れる
あなたを待ちわびる