南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2020 2/29 激変のうるう年です 北斗四姉妹の豪華な4機編隊が次の同期太陽合候補

2020年02月29日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2020 2/29 新型コロナがパンデミックWHO判断待ちという大変な月末になってしまいました。宇宙空間までは影響を受けていないようです。
2/29日分の昨年アニメGifは、平年のためありませんので、スキップします。
北斗BDSS四姉妹の豪華な4機編隊が次の同期太陽合として控えています。明日からの3月はBDSS四姉妹(IGSO-1,IGSO-7,3-IGSO-2,IGSO-4)の編隊の太陽との最接近角距離を追いかけることが、本ブログの主要ミッションとなります。

以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 2/29 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。


2020 2/29 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。


衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。

前年の同エポックと比較して同期差のズレの変化が、インドペアや中国三・四姉妹や日本QZSS各機において、どのようになるのかが興味深いところです。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。

中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
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