2006/01/04 07:25 の北海道新聞によると,下記のとおり札幌市の市電延伸について報道があった。<BR><BR> 札幌市は近く、市内中心部を走る路面電車(市電)をJR札幌駅前まで延伸する具体案を、学識経験者や同市幹部らでつくる「さっぽろを元気にする路面電車検討会議」に提案する。検討会議はこれをたたき台に論議を重ねた上で、8月に結論を出し、結論を受けた同市が最終的に決断する。札幌駅延伸は市電再生の鍵となっていた。 <BR><BR> 市電は現在、「西4丁目」から市街地をコの字形に回り「すすきの」と結ぶ八・五キロ。赤字と老朽化から廃止論議があったが、上田文雄市長は昨年二月に存続を決定。現在、検討会議でそのあり方を検討しているが、札幌駅延伸なしに存続は成り立たないと判断した。 <BR><BR> 同市などによると、路線延伸の主な案としては、関係市民団体が提示している《1》西二・三丁目案(約二・二キロ延伸)《2》西三・四丁目案(約二キロ延伸)《3》駅前通往復案(往復計一・八キロ延伸)が浮上している。 <BR><BR> 《1》は現在の「西4丁目」(南一西四)停留所から東側に延伸。西三丁目を北進して駅前で西二丁目に迂回(うかい)して南進、再び「西4丁目」に合流する。《2》は駅前に北進するルートは《1》と同じだが、西四丁目側に迂回し駅前通を南進する。《3》は「西4丁目」から駅前通を札幌駅前まで直線で延ばし、これを往復する。線路敷設によって道路幅が狭まる上、沿線の商店街との合意も必要なため、市は慎重に提案内容を固める。 <BR><BR> 市電は利用客の減少が続き、一九八○年代に一日平均約三万三千人だったのが、二○○四年度は約二万人にまで減少。○二年度に赤字に転落し、○四年度決算では約三億円の営業赤字となった。 <BR><BR> 検討会議は昨年八月に発足し、将来の市電のあり方を論議している。市が今回示す複数案をたたき台に議論し、今年八月には、運営への民間活力導入なども含めた「路面電車の活用方針」をまとめ、市に提示する。 <BR><BR> 【以上,<A HREF="http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060104&j=0023&k=200601044739" TARGET="_blank">北海道新聞20060104記事</A>より引用】<BR><BR>いよいよ,札幌市では,LRT導入への布石となる市電延伸の議論が盛り上がってきたようだ。非常に楽しみである。<BR><BR><br><br>
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DATE: 01/05/2006 00:41:30