『アートと暮らす』~アートセラピストブログ

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私を育ててくれた現場「心のアトリエ」 Ⅰ

2008-12-10 11:54:49 | 心のアトリエ
こんにちは、スタッフのmackeyです。
今日は、私がアートセラピストとして活動している子ども未来研究所のクラス「心のアトリエ」についてお話します。

アトリエは、幼児を対象にした親子のアートセラピークラスです。
私がアトリエに一番最初に関わったのは、まだ受講生の頃でした。
今年でもう8年目になります。
その間、文字通り大波小波がありました。


「こんなに楽しいことをしているのに子どもが集まらない・・・」

ポスティングをしたり、スーパーや児童館をまわってチラシを置かせてもらえないか頼んだり(ほとんどがダメでした)・・・、精力込めてやっているのに、それでも集まらない・・・。
落ち込むし、悔しいし、“何か間違っているのかなぁ”と、自分を疑うことさえありました。

でも、今思えば、何も間違えてなんかはなかったのです。
ただ、まだまだできることをしていないだけでした。

数年前にはじめてイベントを企画して、
どうやってこのことを伝えるか、たぶん、その時本気で考えました。
1000枚近いチラシを本腰入れてつくって、
その一帯の幼稚園すべてに連絡をして、
広報に載せてもらうよう市役所に何度も通う。

・・・他にもとにかく、その時の自分ができるすべてのことをした気がします。
今思い返しても、よくやったな~と思うくらい。
そして、自分で勝手につくりあげたプレッシャーに押しつぶされそうになりながら当日の朝を迎えました。
「今日が本番だ!今日こそが(自分との)勝負だ!ぎゃー!」
と、緊張して、一人、ほんとに吐きそうでした、笑。

でも、すごく楽しかったんです。
はじめてアートセラピーに触れた子が、体中真っ赤になって(絵の具でね)、大笑いしている姿を見て、無性にテンションがあがり・・・。

その日は間違いなく私の人生のなかで、ピカピカ光った一日として、今も在ります。
そして、本気で「自分が場をつくり出すんだ」という覚悟と、そして自信を手に入れた日でもあったような気がします。



〔アトリエ当初から、おしめをしながら参加していたまーくん。今はもう小3〕

*つづく*


written by mackey

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