四駒笑劇漫画

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恐怖が最新のSFXで甦る!!らしい エイリアンX

2005年04月30日 | 誰も知らないZ級映画評
先日「お前のブログ、ピッチ上げすきだよ。もたないよ」とネットの友達からメールがありました。まあ、ブログですから続く限り頑張ります


恐怖が最新のSFXで甦る!!らしい
エイリアンX

まず、最初に言っておきますが、この映画評のすばらしい処は、スポンサーがいないので自由に悪い箇所が書ける点にあるワケです。でも、なるべくいい点も書き出したいと思っているのも確かです。

そこで『エイリアンX』だが、はっきり言うとクソ映画の部門に入る低予算映画だが、監督の苦労は認めるべきである。この低予算映画をよくもここまで仕上げた!!と言いたい。
昔、ジェームズ・キャメロン監督が撮った『殺人魚フライングキラー』という作品があるが、あの時もロジャー・コーマンの知り合いの日本人の女スポンサーが少しの予算で、多くの注文を出した為、シドイ映画ができてしまったのは有名である。(未だに彼の前でこの作品の話をすると眉間にシワをよせるという)つまり、どんなに凄腕の監督が100%の力を出したとしても、予算がなければクソ映画になってしまう。(その逆に予算があっても監督がヘボっていうのもある)今回は監督はこのクソ作品に120パーセントの力を出している。だから、どう見ても着ぐるみにしかみえないエイリアンX君が一瞬、凄いものかと勘違いしてしまう。そんな作品だ。

ロッキー山脈のどこかにアメリカの秘密基地があり、そこで何かが起こった。そこに送られたのはポカホンタス顔の女隊長率いる特殊部隊。彼女にはどうでもいい過去があるらしく、軍に嫌われている。そんな彼女はその基地で生存者を見つけるが、生存者はたった二人。エイリアンを作ったマッドサイエンスト(発狂した博士)と元犯罪者のコンピューターオタク君だ。彼らと一緒に探索を始めるが、隊員も一人、また一人と消えていく。もちろんエイリアンに喰われてるのだ。この辺りまでエイリアンを必死に撮影しているので一気に観れる。しかし、エイリアンの姿が全体的に映し出されるシーンを見て大抵の人は萎えてします。SEXしようとしてパンツをおろしたら、相手が男だった状態である。しかし、ここで辞めるワケにもいかず、最後までいくのかどうかは観る人にまかされる。
とにかく二人の隊員が牢屋みたいな所に閉じ込められるが、このシーンで永延とクダラナイ会話が続くが、これが結構、ちゃんとした伏線になっていたりする。その後、お決まりのエイリアンの子供軍団が襲ってくる。(みかけよりヘボイのが問題だが・・・)しかもワサワサ襲ってくるがこのCGの出来があまりにもシドイので、もう気分は限りなくブルーになる。特にエイリアンXの着ぐるみの全貌が見えるともう、デパートの屋上の着ぐるみショー状態。それは、それはシドイ物です・・・。

でも、最後まで結構、観れるのは先程も述べたように監督ティム・コックスのおかげである。多分、若い人だろうが、彼には今いる映画会社を辞め、もっといい映画会社に就職して、素晴らしい作品を撮って欲しいと思う。実際、あれだけの予算であれだけ撮れるのなら、ちゃんとした映画ならもっと凄い事になっていただろう。ティム・コックスの今後の作品をもの凄く期待している。


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2 コメント

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なんか (直吉)
2005-05-01 10:14:41
烏啼天駆さんの映画の話を読んでたら、この映画を見たくなってきました。やばいです。今度、こっそり見てみます。
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みたら・・・ (鳥啼天駆)
2005-05-03 04:18:34
観たら後悔するかもしれませんよ。でも、人間の脳はこういうどうでもいい物を楽しむ能力があるそうなので、勉強なので脳が疲れた時にはいいかも!
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