エジプト出発準備
2010年02月10日 01時49分55秒投稿
2010年2月9日(火)
300kmの紅海を泳いで渡ればそこはエジプト。最も近い外国。国内移動の東海岸に行くより近い。ドバイはもとより、バーレーンに行くより近い。
しかし事情があり、行く機会がなかった。
ピラミッド、スフィンクス、ナイル河とエジプト文明。サウジアラビアに住んでいる間に、一度は行ってみたかったところ。
チャンスは、意外なところからやってきた。
先月の中ごろ、昼休みの食堂で、「○○課のメンバーがエジプトに行くらしいよ。」「いつ?」「来月の半ばに3連休があるだろう。」「一緒に合流できないかな?」「うん、聞いてみるよ。」と話が進んだ。
先月の中ごろ、昼休みの食堂で、「○○課のメンバーがエジプトに行くらしいよ。」「いつ?」「来月の半ばに3連休があるだろう。」「一緒に合流できないかな?」「うん、聞いてみるよ。」と話が進んだ。
最近は、一人旅は億劫で、それなら休日は釣りを楽しむ方がいい。しかし、今回は4人のツアー。皆初めてのエジプトなので期待が膨らむ。快く合流に応じてくれたが、「我々、旅行の手配に不慣れなので、お願いできませんか。」と持ちかけられた。旅のアレンジは嫌いではないので、二つ返事でOK。早速、休日の半日で、全ての手配を完了。
ホテル、観光手配は、仕事仲間から紹介してもらった、「地球の歩き方」のツアーサイト。日本語で簡単に手配完了。飛行機の手配はいろいろな方法があるが、前回、日本に帰国するときの旅行業者にバーレーンの切符を依頼したら、往復を違う飛行機で予約され、高額についた。
ラービグタウンの外れに、K旅行社があるが、前回、インターネットの価格と変わらなかった。旅行会社に依頼しても大きなメリットがないので、インターネットで直接エジプトエアーを手配した。手続き自体はきわめて簡単。ただ、カードでの支払いのため、少し心配。ホテルから飛行機まで、4人分全て自分のカードで処理した。
早く手配すると、割引率が良くなるので、1ヶ月前に全て完了した。
(アラビア版は、赴任のときに持ってきたが、イスタンブール、エジプトは、いつか機会があることを期待して、一時帰国の際に入手。)
ところが、1週間後に、メンバーの一人が家庭の事情でいけなくなった。旅行の手続きは、予約まではきわめて簡単だが、キャンセルするのが面倒くさい。わざとキャンセルしにくいシステムになっているように感じる。そこで、代わりのメンバーを探し、同僚のIさんを仲間に引き込んだ。
「地球の歩き方」の旅行社は、名前変更だけで間単に手続き完了。
エジプトエアーは、インターネットのサイトで、やっと連絡先を見つけ、電話してみたが、国際電話の番号の違いか、うまくつながらない。サービスセンターにメールで問い合わせると、「一度発行したEチケットの名前変更はできません。払い戻しの手続きをしてください。」とのこと。仕方なく、Iさんには自分で切符を手配してもらい、4人分で手配した切符の一人分をキャンセルすることにした。
払い戻し専用のアドレスにメールを送ると、「払い戻し手続きが完了しました。銀行手続きに3週間かかります。」と自動メールが帰ってきた。「他の3人はキャンセルしていないでしょうね。キャンセル料を知らせてください。」と確認のメールを入れたら、自動メールには返信できないとエラーが帰ってきた。
そこで、サービスセンターに再度メールを入れたが音沙汰なし。一週間後に再度メールを入れてみたが返答なし。インターネットサイトでは、いまだに、最初の4人の名前で「確認済み」となっている。
キャンセルがうまく処理できていなければ、一人分の航空券404USD(約36000円)が無駄になる。しかし、最悪のケースは、空港の窓口で、「全員キャンセルされています。」
出発は明後日、さてどうなるか。
エジプト旅行記(序章)
2010年02月14日 03時51分24秒
2月13日(土)
無事カイロから帰って来ました。
少しずつ旅行記をアップしていきます。
少しずつ旅行記をアップしていきます。
(ギザのピラミッド)
(ナイトクルーズとベリーダンス)
エジプト旅行記 1
2010年02月15日 01時58分40秒
2月11日(木)
飛行機がキャンセルされていないか気になり、ついマイレージの登録を忘れてしまった。しかし、無事切符が取れて出発。第一関門通過。
飛行機は、紅海の上空を北上し、シナイ半島の突端、ダイビングリゾートで有名なシャルム・イッシェーフ上空を通過して、スエズ運河手前でカイロに向かう。
上空から見るエジプトの砂漠は、サウジアラビアの平坦な砂漠とは様相が違う。険しい土色の山々を縫って、蛇のように何本もの川が木の枝のように分かれている。しかし、水は流れていない。昔、ナイル川が氾濫したときの名残かもしれない。
カイロは、ナイル川河口の扇状地の扇の要にあたり、海沿いの町アレキサンドリアまでの約200kmの間が数少ない緑地となっている。
上空からナイル川が見えないかと期待しながら窓の下を眺めていたが、飛行機はカイロの東側から空港に着陸し、残念ながら川を見ることは出来なかった。
空港からホテルへの送迎は、「地球の歩き方」のGTAツアーで予約した。
その予約確認書には、「ターミナル1に到着した場合は、入国管理の手前で待ち合わせます。」とわざわざ、朱記で注意書きがしてあった。
その予約確認書には、「ターミナル1に到着した場合は、入国管理の手前で待ち合わせます。」とわざわざ、朱記で注意書きがしてあった。
しかし、いくら待っても担当者が現れる様子が無い。仕方なく、タクシーで行こうと、入国管理手続きを済ませて外に出たら、旅行会社の担当者が待っていた。
「しょっぱなから、いい加減にしろよ!」
空港から30分、ホテルに到着すると、今日の案内人が既に待っていた。
「私はイドです。こちらは、ラマダンさんです。二人ともモハメドですが、モハメドと呼んだら二人とも振り向くので、イドと呼んでください。」と達者な日本語で挨拶してくれた。
「私はイドです。こちらは、ラマダンさんです。二人ともモハメドですが、モハメドと呼んだら二人とも振り向くので、イドと呼んでください。」と達者な日本語で挨拶してくれた。
ホテルに荷物を置いて、早速エジプト博物館に向けて出発。
入り口から、大勢の観光客でにぎわっている。
入り口から、大勢の観光客でにぎわっている。
(博物館入り口。ここでカメラを取り上げられるので、内部は写せない。)
2階の一室に展示されているツタンカーメンの秘宝の数々は、とても紀元前のものとは思えない。金色のマスクだけでなく、同じような顔の棺おけの蓋が2体あった。
次は、23体のミイラ。本物のミイラが、厳重に温度・湿度管理されたガラスケースの中に安置されている。気持ちのいい見世物ではない。残念なことは、写真を写せないこと。携帯のカメラで撮ろうとしていた人に、係員が厳しく注意していた。
案内してくれたイド(EID)さんは、吉村さん(早稲田大学エジプト学教授)から日本語を学んだという。「ヨシムラさんは、20年前は貧乏でした。今はお金持ちです。」と、わかりやすい日本語もたまにあるが、彼の日本語は、非常に難解。「テニヲハ」がいい加減な日本語が、いかに理解しにくいか改めて感じた。
仕事上で、自分の話している英語も、英語を母国語としている人にとっては、このように聞こえているかもしれない。
「しかし、私の英語の方がましだと思う! たぶん。」
「しかし、私の英語の方がましだと思う! たぶん。」
(ピラミッドで、他の観光客がこんなポーズをしていたので、真似をしてみた。)
エジプト旅行記2 (音と光のショー)
2010年02月16日 03時17分31秒
2月11日(木)
夕食を予約した、ナイルクルーズまで時間があるので、ピラミッドの「音と光のショー」を見に行くことにした。
夕食を予約した、ナイルクルーズまで時間があるので、ピラミッドの「音と光のショー」を見に行くことにした。
毎日3回~4回のショーのうち、木曜日の第一回目だけは日本語でのショーをやっているとのことで、急きょピラミッドに向かった。
(ショーの時間割:日本語のショーは一回だけ。)
日が暮れてくると気温が下がり、おまけに風が強かったため、ダウンジャケットでちょうどいい。数百人座ることのできる観覧席は、20人足らず。昼間の観光地は日本人の観光客も多いが、直行便がヨーロッパの主要都市から2時間程度でつながっており、ヨーロッパの観光客とは絶対数が違う。
(ライトアップされたピラミッド)
ピラミッドがいろいろな色でライトアップされ、壁に映し出される映像で物語の解説が進む。約1時間のショーで、初めてのピラミッドに感動したが、翌日昼間に実物を見たら、このショーはすっかり色あせてしまった。
夜のナイトクルーズは、「Nile Peking」。中華料理のクルージング船で、食後にベリーダンスのショーがある。
1時間程度早く到着したので、デッキに出て夜風に当たりながらビールで乾杯。
久しぶりのアルコール、エジプトの人気銘柄「ステラ(STELLA)」ビールは旨い。
久しぶりのアルコール、エジプトの人気銘柄「ステラ(STELLA)」ビールは旨い。
(船のデッキにて)
初めてのベリーダンスショーは、日本人。地球の歩き方の最新 ’08~’09年版に大きく写真が掲載されている。異国の地で頑張っている日本女性に脱帽。
(ベリーダンス)
(ベリーダンス)
ナイル川に沿って船が進んでいくと、川岸に大きなホテルが並んでいる。最高級5星ホテル、グランドハイアットとフォーシーズンズ。我々の宿泊しているホテルとは格が違う。
夜中の12時前にカウントダウンが始まった。Chinese New Yearだという。(実際の旧正月は2月14日)寅年の人5人にプレゼントが用意されており、我々のガイドのイドさんも60歳だと言ってもらいに行った。
(Happy New Year!)
(続く)
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