アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

GM SUV Suburban

2020年05月31日 | 旅行

2010年01月19日 01時59分28秒 投稿


2010年1月18日
サウジアラビアに来て既に3年経った。日本にいるときは、車の運転はあまり好きじゃなかった。特に、長距離の高速道路は苦手だった。

毎日20kmの通勤道路を時速100kmの制限スピードで往復して、新車で会社から与えられた車の走行距離も60000kmを超えた。今では、あまり運転も苦にならなくなった。

先週、エアコンが壊れた。日中30℃を時々超えるので、さすがにエアコンがないと支障がある。工場内で受け持ち範囲の端から端まで走ると6km程度あるので、車がないと仕事にならない。しばらく、日本に帰国中の同僚の車を借りていたが、そろそろ帰ってくるので、今日代車を借りた。

GMのサバーバン。4WDのSUV。V8、5700CCはいつも乗っているシボレー・カプリスと同じだが、車体が大きいのでトラックに乗っているようで扱いにくい。早速、練習を兼ねて、いつもの現場調査に出かける。

今日は変な天気だ。海沿いにある排水処理プラントで、処理水を入れている巨大なプールの縁に立つと、強風で目の前の海が白波を立てている。これは釣りができるような天気ではない。

スロープになったプールの内側の壁に、5羽のハトがしがみついている。風に飛ばされそうに見えるが、水際まで降りて水を飲んでいる。食中毒を起こさないといいが。ハトが風に飛ばされてプールに落ちないかと期待しながらしばらく見ていたが、敵もさる者、飛ばされたと思ったら、水面すれすれで飛んで行った。

夕方帰る途中で雨が降り出した。やはり、今日は変な天気だ。初めての車なので、ワイパーはわかったが、ウィンドウォッシャー液をどうやってだしたらいいかわからない。100kmで走りながらよそ見もできないので、そのまま帰ってきた。

オートクルーズもついているので、ペダルから足を離して、ベンチに座っているような感じで運転。車高が高いので、見晴しはいいが無駄な大きさだ。

いつものゲートを通るとき、セキュリティーの担当者がいやに愛想がいい。そうか、この車はハイクラスのマネージャー専用車だ。GMのユーコン、シボレーのサバーバンに乗っているのはVIPだ。ここは序列とステータスの社会、ざまーみろ。





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