アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

ひげ面

2007年02月01日 | 雑感
1月31日(水)

やっと一週間が終わる。一月も終わる。雨を気にしなくていい気候は、悪くない。しかも、冬のラービグは、湿気も少なく過しやすい。

日本人の8割程度は、赴任してひげ面を始めている。一度はひげを伸ばしてみたいのだろう。周りのサウジ人はほとんどがひげ面なので、別に不自然ではない。しかし、H君などは、スカイプでテレビ電話をしたら、子供に「お父さんじゃない。」と嫌われたと言う。

アラブ人、インド人(結構多い)のひげは密度が濃い。アラブ人のひげ面はサダム・フセインのような顔立ちが多い。ふっくらとした口ひげでスーパーマリオのような形は愛嬌がある。しかし、端がピンとはね上がった板垣退助風は、いかにも傲慢そうな印象を与える。あごひげも、あごの先だけきれいに刈り残したものは、清潔感があるが、もみ上げから連続している、むさくるしい顔も多い。

日本人のひげ面は、密度が薄く、あごひげは仙人風で、鼻の下のひげは単なる無精ひげの延長線のようで不潔感が漂っている。現地の風習に合わせようという意気込みもあるのかも知れないが、とても真似をしたいとは思わない。似合わないよ。

Yさんが、あごひげだけ残して、鼻の下をきれいにそっているので、心境の変化でもあったのかと聞くと、「潜るときに、マスクに水が入ってくるので剃った。」とのこと。と言うことは、アラブ人はほとんど、この紅海のきれいな海に潜ることはないのだろうか。

Kさんは、食べるときに鼻の下のひげに食べ物がくっ付くので、唇の上をきれいに刈り揃えなければならないと言っている。単なる無精ひげでなく、ひげを管理するのは大変なのだ。毎日シェーバーで剃るほうが、結局のところ一番簡単で清潔だ。


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2 コメント

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Arabian Dream (エルガト・パギー)
2007-02-01 11:35:27
紅海レポートは正に別世界からのレポートです。
風土が社会や文化を創ると和辻哲郎が書いていたような記憶があります。(あくまでもウル覚えですが)

紅海の風土がどのようにしてアラブの社会を、文化を、そしてA社の人々を創ったのか是非検証して下さい。
まだシニアセクレを継続しているようです。興味深くレポートを楽しみにしています。

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アラブの風土 (家主)
2007-02-02 14:37:39
コメントありがとうございます。文化の検証などと大それた試みは出来ませんが、身の回りの出来事で日本人の感覚で「変だな」と感じることを、出来るだけ記録しておこうと思っています。
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