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アルゼンチンから砂漠の国へ

2005年~2009年のオリジナル記事に、シンガポール時代の記事と、2009年以降のアメブロの旅行記を転記しました。

6号の限界

2008年12月26日 | 雑感
12月9日(火)

7日からのHajj(ハジ)休暇が始まると、それまで一週間続いていた朝からのサンドストームがぴたりとやんだ。アラーの思し召しか。会社は暦上6連休ではあるが、日本人は金曜日以外はほとんど出勤している。

先週の金曜日は出勤せざるを得なかったので、今日は休みを取って海に出た。さすがに沖の岩礁には誰もいない。広い海岸線を独り占め。しかし、大物を釣っても自慢できる人が近くにいないとさびしい。

9時5分の干潮の前に大物を狙おうと、7時に海に出た。風も波も無く、水温はまだあまり低くない。しかし、12月にはいって、朝方の気温が20度を切ることが時々あるので、今日から久しぶりにウェットスーツで身を固め、寒さ対策も問題なし。

1000分の1の確立は突然やってきた。7時35分、一ヶ月ぶりのヒット。リールが突然逆回転を始め、巻いても巻いても、出て行くほうが多い。こんなとき、ドラッグを急にロックするとラインを切られてしまうのは何度も経験しているので、少しずつドラッグを絞り、逆回転のトルクを強くする。しかし、糸はお構いなく沖に引き出されていく。逆回転が止まらない。このまま道糸の全長100mまで出て行ったらおしまいだと思っていたら、急に軽くなった。糸を巻く抵抗もなくなったので、またルアーを取られてしまったようだ。

巻き上げてみると、ルアーを取り付けていた、金具(スナップ)が無残に曲がって、ルアーが外れていた。スナップは、使用済みのものを避けて、新しい物をつけたが、これが引きちぎられては勝負にならない。仕方なく、次は、ワンタッチでルアーを交換できるスナップをつけるのをやめて、直接ルアーにラインを取り付けた。

戦いに敗れて呆然としていると、100m程度沖に、ウミガメが現れて、首をひょっこりと出している。平泳ぎのようなタイミングで頭を上げるコミカルな動きを見ていると、興奮も収まってきた。

今日取られたルアーは、一月前に69cmのカスミアジを記録したラパラ。これで、残るラパラは1本だけとなった。しかし、この残り物のラパラは、背中のサバの模様が派手すぎるのか、これまで全く実績が無い。ルアーは残りわずか、何度も沈没させたリールはそろそろ動きが悪くなってきた。これで3個目だ。2年間使った竿は半分壊れかけている。冬場はあまり釣れない。そろそろ紅海での釣りも潮時かもしれない。

200mほど沖合に、久しぶりにイルカの群れがあらわれた。背びれを数えると、20頭前後はいるようだ。むかしは、イルカが出る日は釣れないと、釣れない言い訳にしていたが、もうそんなジンクスはない。沖に釣り船が現れると、それを追ったイルカが、数回ジャンプを見せてくれた。水族館でなくても派手なジャンプをやってくれる。

3時間ねばって、結局一回のヒットだけ。数回場所を変え、2回ルアーを追ってきたブルーフィンのカスミアジを見たが、ヒットしない。

帰って釣具を見ると、新品の8号の道糸がある。6号のリールも結構長く使ったので、糸の交換時期かもしれない。次回は8号の糸に換えて、もう一度大物を狙ってみるか。今度は竿が折れて、全ての終わりになるかもしれない。

12月12日(金)
浜辺に出ると、珍しく、K君のチームといっしょになった。前回、隣で大物を釣り上げた話をすると、鰆(さわら)だったとのこと。食いつくと、一気に沖に持っていかれるので、初めて釣り上げたと言う。さては、9日の大物は鰆だったようだ。刺身にすると極上の味らしい。一度釣ってみたいものだ。




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