阿寒湖の砕氷船

　砕氷船と言えば流氷と思いがちですが、阿寒湖では春の定期運行を
前に、航行の邪魔になる氷を割る作業を一般客に見せています。
　時間は１５分ほどと短めですが、その分お値段も安くなっていました。
　乗ってみるとこれが結構楽しい。
　ガリガリ大きな音を立てて進んで行く光景はまるで流氷砕氷船のよう
でした。
　２０度を超える日が続いたため、ニュース映像で見たほどの氷は
ありませんでしたが、それでもなかなかの迫力。
　湖畔のホテル群・阿寒湖スキー場・雌阿寒岳・雄阿寒岳など眺めも
抜群。
　すっかり気に入りました。
　この時期ならではの光景、お勧めです。
　明日からは定期運行になるようです。
　写真の山は雄阿寒岳です。
　（２０１４年４月２８日撮影）

阿寒湖遊覧船～接岸できない理由

　砕氷風景を見ることができる特別運行期間中、一般客が乗船できるのは
阿寒湖畔に２箇所ある桟橋のうち中央側のひとつだけのようです。
　この日は、団体利用がありもう一つの桟橋から乗船してくるお客さんが
いました。
　駐車場の場所がそちらの桟橋の方が近いので、船会社の人にそちらの
桟橋まで乗っていいか聞いたところＯＫをいただきました。
　いいことがありました。
　桟橋に接岸しようとすると、湖畔にプカプカ浮いている氷が邪魔をして
うまく接岸することができないのです。
　船の力だけではどうしようもできないらしく、登場したのが長い鈎の
ついた鉄の棒。
　人力で氷をどけての接岸となりました。
　流氷観光のガリンコ号では目にすることができない光景だと思います。
　（２０１４年４月２８日撮影）

オンネトー

　この時期のオンネトーを初めて見ました。
　厳しい冬を乗り越え、ようやく春を迎えようとしているようです。
　湖面を覆い尽くしているシャーベット状の氷も、この暖かさで一気に
溶けそうです。
　人気のオンネトーキャンプ場は一面雪に覆われ、キャンプできるように
なるまでにはまだ時間がかかりそうです。
　気の早い人登山者が雌阿寒岳から下山、駐車場で荷物を下ろしていました。
　登山口からずっと雪面の上を歩くことになるでしょう。
　スノーシューでのラッセルは結構ハードなもの。
　この時期ならではの眺めは見たいものですが、体力的にきついかも知れません。
　（２０１４年４月２８日撮影）