斜里岳～渓流沿いの沢歩き

　旧道と言われる沢伝いの登りは、渓流を右へ左へ渡渉を繰り返しながらの
登りです。
　下二股を過ぎると、見応えのある滝が次々に現れ、心が和みます。
　ただ、滑りやすい登山になるので、雨の日や雨上がりのときは大変でしょう。
　安全を考えると、山の状態が良い日を選んで登った方が良い山だと思います。
　登山口の清岳荘で登山道の状況を確認して登ったほうが良いでしょう。

　登山口には公共のトイレはなく、協力金を払って清岳荘のトイレを借りる
ことになります。
　車中泊も有料、日帰り登山者の駐車も有料です。
　環境を守るためにもきちんと払って協力したいものです。

斜里岳～山頂からの展望

　百名山という言葉は好きではありませんが、晴れた日の斜里岳山頂からの
展望はまさに絶景です。
　知床連山、国後島、オホーツク海、屈斜路湖、摩周湖、阿寒の山と
３６０度の大展望。
　これだけの眺めが見られる山はそんなに多くないのではないでしょうか。
　いや～あ、本当にすばらしい山です。

斜里岳～熊見峠からの眺め

　上二股から熊見峠経由の新道は、時間はかかるものの眺望は見事です。
　旧道の沢伝いを下るのはかなり危険を伴いますので、下山には新道を
使った方が良いように思います。
　尾根道を熊見峠まで登ったあと、下二股までは結構急な下りとなりますが、
すべりやすいところも多く、雨上がりの後などは注意が必要です。
　雨の日には登らないほうが良い山だと思います。