(👩自分の理解に多少間違いがあるかもしれませんが、
忘れてしまうから、備忘録として記しておこう。
ロシアとウクライナは十分に話し合いで戦争を回避できたのに、まあたアメリカが仲に入って、
ウクライナには最新兵器を送り、ロシアには戦争を焚き付けた。
アメリカは軍需産業と、ロシアの暴落株で儲ける。
表面上、アメリカが最新兵器で戦争の仕方を教える方法で応援するウクライナ。
ロシアの大富豪オリガルヒの資産で戦うロシア。
ロシアには天然ガスがあり、ロシアは自給率が高い。経済制裁されても我慢強いロシア国民。
お互いに強く、停戦もままならない。
ロシアは核兵器を使うかも知れないとメディアは言う。
ウクライナは核を手放したばかりだ。「おお、戦争するとこんな風に悲惨な状態になるのか‼️自分の国も防衛費を増額しなければ‼️自分の国も核を保有して自分の国を守らなければ‼️」と感じてそのようにする国が出ている。
核兵器なんて使ったら敵国が放射能汚染されるだけでは済まないの。プーチン大統領が本当に核のボタンを押したら世界の大部分は終わる。
世界各国に軍備を増強させ、核を保有させるため、
世界各国の国民を恐れさせるために最高の(最低の)例となってしまったロシアvsウクライナ戦争、ではないだろうか❔
いったいどのくらいウクライナとロシア両国から利益を得たら
ディープステート、ネオコンたち、つまりアメリカは、ロシアとウクライナの戦争をやめさせるつもりなのだろうか❔すでに泥棒化して、アメリカでさえも停戦させられない事態に陥ってしまったら、いったい誰が責任を取るのだろう❔)
生物はDNAを次世代に伝えて進化するが、
人間は後の世代にDNAだけではなく文化を伝える。
🌕️文化を伝えることが教育の大きな意義である。
若者こそ、人類の存在価値を示せる人々です。
今日、世界の平和を阻(はば)んでいるのは、
飢餓、
社会的不平等、
教育機会のないこと、
多くの病気、
環境破壊、
麻薬問題………なのです。
若者たちは、新しい価値観、新しい倫理観を造(つく)り出す責任を背負っているのです。
実践を伴(ともな)わないお説教は、実に危ういものです。
ダブルスタンダード、二重基準はあってはならないのです。
たとえば、中ごくでは人権が脅(おびや)かされていると非難しながら、
サウジアラビアでの人権侵害は放置する。そのようなことはあってはなりません。
一方で環境保全を説きながら、
他方ではオゾン層を破壊してはなりません。
民主主義が世界全体の共通な制度になるべきだと言いながら、
一方では、独裁者に武器を売る。
世界は、厚顔無恥(こうがんむち)と偽善に(溢れてその状態に)疲れていると思います。
そうした状態を改めて欲しいのです。
また、若者は透明で清潔な政治を目指し、
いかなる腐敗にも反対して戦わねばならないと思います。
さらに、特に若者に知って欲しいことがあります。
腐敗のなかで最悪なのは、人々が聞きたがっていることを言うだけで、
(人々が)知る必要があることを言わないことです。
これこそ腐敗の最たるものです。
人間はみなひとりひとり違っています、
違っているからこそ、社会をつくっている意味があります。
違っているひとりひとりが、
特に若者には、
🌕️ひとにへつらうことなく、
🌕️おもねることなく、
🌕️自分自身の良心に従って、
🌕️(自分自身の)主義主張に従って、
🌕️行動する勇気を持って欲しいと思います。
多様性。
生きものは、それぞれに持ちつ持たれつの関係があります。
だれもが主張しながらそれぞれに認めあう。
❇️平和の基礎は多様な人間の尊重にあると
教育の場でもはっきりと掲(かか)げています。
多様性があるということ。それは、
国際社会の問題、
地球環境問題を考え、
行動するときにも、欠かせないことです。
『多様性』を保つということ、
21世紀を開く大切な考えだと思います。
人間はなぜ戦争をするのだろうか❔
人間は「正義」を信じることによって戦争の悲惨を繰り返し経験してきたにもかかわらず、
なぜ同じ道に踏み込むのだろうか❔
戦争の「正義」は、ほんとうの正義なのか❔
「正義」に騙(だま)されないためには、どうしたらいいのだろうか❔
戦争の「正義」とは❔
戦争する国はつねに「正義のための戦争」と主張する。
政府が国内の反対勢力を武力で鎮圧するときにも、「正義」を主張する。
イラク戦争でアメリカのブッシュ政権は「テロとの戦い」を正義の旗印(はたじるし)として掲(かか)げた。(中略)
しかし、正義とは何だろうか❔
🌕️正義とは、実はつくられたものなのだ💀
💀自国の正義を正当化するために、
💀世論を誘導して国民の同意をとりつける。
国民の同意という明確な意思表示まで行かないまでも、
💀反対できない雰囲気をつくりあげる。
👆️このように情報によって世論を誘導することをプロパガンダという。
プロパガンダ(propaganda)の意味を辞書で調べると、
主義や信念の宣伝、宣伝活動、とある。
さらに見てゆくと、カタカナのプロパガンダもあり、これには「悪い含みをもって用いる」という注釈がついている。つまり、ある主義主張によりそった目標を達成するための宣伝活動をさす。目指すところは、狙(ねら)った通りの世論をつくることにある。
イギリスの政治家で平和主義者のアーサー・ポンソンピーは、1928年(昭和3年)『戦時の嘘』という本人を著(あらわ)した。そのなかで戦争目的のプロパガンダの、まるで階段を上るような世論操作のやりかたを「10の法則」に集約してみせた。戦争指導者が発するプロパガンダの言葉を「法則」としている。
ポンソンピーの「10の法則」に従って、
歴史学者のアンヌ・モレリは、
2001に📖『戦争プロパガンダ10の法則(翻訳版、草思社)』という本を書いた。
20世紀の戦争で行われた世論操作をまとめ、
21世紀になった世界で、
「また、プロパガンダが始まった」
と警告している。
ポンソンピーが示し、モレリがまとめた「戦争プロパガンダ10の法則」はたいへん分かりやすい。
ここで、その『法則』を紹介しておこう。
①「われわれは戦争をしたくない」
②「しかし、敵側が一方的に戦争を望んだ」
③「敵の指導者は悪魔のような人間だ」(プーチン大統領)
④「われわれは領土や覇権のためではなく、
偉大な使命のために戦う」
⑤「われわれも誤(あやま)って犠牲を出すことがある。
だか、敵はわざと残虐行為に及んでいる」(ウクライナ)
⑥「敵は卑劣な兵器や戦略を用いてくる」(プーチン大統領)
⑦「われわれの受けた被害は小さく、
敵に与えた被害は甚大」(太平洋戦争時の日本政府)
⑧「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」(ロシアの芸術家は戦争を支持してません。)
⑨「われわれの大義は神聖なものである」
⑩「この正義に疑問を投げかけるものは裏切り者である」(太平洋戦争時日本は一家総動員しないと村八分)
プロパガンダの階段を上る
①から⑩までの間に、
プロパガンダは一歩一歩、
まるで階段を上るかのようにエスカレートしてゆく。
この法則を現代のイラク戦争に当てはめてみよう。
(他の戦争(たとえばロシア・ウクライナ戦争)の場合は、
皆さんが当てはめてみてください。)
まずは、
①「われわれは戦争をしたくない」と
②「しかし、敵側が一方的に戦争を選んだ」であった。
アメリカのブッシュ政権は、2001年9月11日のニューヨークの世界貿易センタービル攻撃を、真珠湾攻撃に匹敵する奇襲攻撃として、「テロとの戦い」を宣言、
テロリストの背後にアメリカの安全を脅(おびや)かす無法者国家がいるとした。
その後、アフガニスタンのタリバン政権、イラクのフセイン政権攻撃を世論が支持する伏線をつくるために、
①と②の法則を利用したといえる。
アメリカは世界最強の軍事国家である。
(アメリカは、)アメリカの正義のために軍事力を行使する国である。
ブッシュ政権は、国内世論だけでなく国際社会の世論の支持を得るためにも、プロパガンダに力を惜しまない。
プロパガンダはエスカレートした。
③「敵の指導者は悪魔のような人間だ」、そして、
④「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」。
サダム・フセインは、国内で残虐非道、人権無視の独裁的な恐怖政治を行い、
一方では、核兵器、生物兵器、化学兵器を製造、保有し世界の平和を脅かしている。
サダム・フセインを倒すことは正義の戦いである、とした。
日本の小泉政権は無条件にアメリカを支持した。
しかし、フランス、ドイツを中心に、イギリスを例外としてヨーロッパ諸国は、ブッシュ政権のプロパガンダに冷淡であった。国際世論は1色ではない。
国連決議のないまま、それでもブッシュ政権のアメリカと同盟国は、イラク戦争に突入する。
フセイン政権を短期間で崩壊させることには成功した。アメリカの軍事力の大きさを改めて世界に示したといえる。しかし、イラク国内の抵抗はやまなかった。イラク市民とアメリカ兵の犠牲者は増大した。
プロパガンダは、⑤、⑥、⑦へと進む。「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが、敵はわざと残虐行為に及んでいる」、「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」、そして、
「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害とアメリカ甚大」。
複雑に人種とイスラム教の宗派が入り乱れるイラクは、
かつての敗戦日本のように、軍国主義から民主主義への変わり身の早さは期待できない。終わったはずの戦争は、泥沼化した。
敵味方がよく分からない状況で、同盟国への誤爆が起きる。
多数の市民が巻き添えになって死亡する。
同盟国、特にアメリカ軍の兵士の死者は、すでに「9.11」の死者を超えた。
さらに、その何十倍、何百倍のイラク人死者が出ている。
(中略)
泥沼化して抜き差しならない状況に陥り、味方の被害が増大すればするほど、敵の残虐行為を強調し、敵の被害は過大に味方の被害は過小に、希望と期待をまじえて評価するようになる。
プロパガンダはさらに
⑧「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」、
⑨「われわれの大義は神聖なものである」、
⑩「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」、
と続く。
いつの世にも、政権に都合のよい意見を表明してくれる、御用芸術家や御用知識人はいるものだ。
有名人が登場するCMと同じ効果を、戦争のプロパガンダでも期待できる、というわけだ。
イラクでは、開戦の理由であった非人道的兵器は見つからなかった。非人道的兵器が存在するという理由そのものが、そもそもプロパガンダの一部であったこと7判明している。
「非人道的兵器が発見できなかったとはいっても、存在しなかったとはいえない」と詭弁(きべん)を弄(ろう)する政治家がまだいるが、(イラク戦争の)開戦の理由が薄弱だったことははっきりした。
そこで持ち出したのが、
イラクに民主主義をもたらす、という「正義」である。
(中略)
民間会社が一役
いま世の中では、経営を効率的にするということで、アウトソーシングが日常的に行われている。
アウトソーシングとカタカナで書くと、何か最先端の経営戦略のように聞こえるが、要するに外注すること、業務の一部を下請け、孫請けに出すことである。大小の企業、中央と地方の官公庁、大学から小学校まで、いまやアウトソーシングしていない組織は、まずないのではないだろうか。
そのアウトソーシングが戦争でも行われている。
昔から外人部隊はあった。フランスの外人部隊が有名だ。外国人を雇(やと)って部隊を編成し、自国のために働かせるもので、最前線の危険なところに派遣されるのが常だった。雇い主は国家、雇われるのはプロの兵士、だった。
ところが最近の戦争アウトソーシングは違っている。民間会社が戦争の業務代行をするのである。
戦争の業務代行は戦闘だけではない。兵站(へいたん)が重要だ。
兵站とは、武器弾薬をはじめ戦闘員の生活を支える食料から医薬品までの、すべての軍需品の補給、修理、輸送、連絡などの業務全体を指す。
戦場はいつも人手不足だが、正規軍の増派には世論がうるさい。そこでお金を払って、世論を気にする必要のない民間会社に業務を代行させるのである。
兵站だけではない。重要人物の護衛も任せる。特にイラクでは敵味方が判別できないような状況だから、外国人には護衛が欠かせない。正規の兵士に人数の余裕がないから、いきおい民間会社に委託する。刑務所のスタッフも民間委託になっているという。
💀戦場はお金が儲かる場所なのだ。
(👩若者にそういう仕事をしなさいとすすめているのではないよ❗
殺人と殺人関連を仕事にしてはダメだよねって言っているの。)
(中略)
そうしたなかで、プロパガンダのためのアウトソーシングがあり、そこに民間の広告宣伝会社が関わっていないわけがない。
一例を挙(あ)げる。
ボスニア紛争は死者20万人、難民200万人を出した大規模な民族紛争である。
1992年に始まり、95年まで続いたが、
この紛争の勝敗を決した(決めた)大きな要素に、ある民間会社による戦争プロパガンダがあった。
旧ソ連崩壊後の1991年から92年にかけて、かつてのソ連の影響下にあり、ユーゴスラビア連邦を構成していた国々が相次いで独立を宣言する。
ボスニア・ヘルツェゴビナもその1つだった。しかし、その独立こそが、隣人同士が憎しみ合い殺し合う内戦の発端になった。
人口400万人余のボスニア・ヘルツェゴビナには、3つの民族が暮らす。人口の4割強がモスレム人、3割強がセルビア人、2割がクロアチア人。このうちモスレム人が他の民族の反対を押し切って、強引に独立を宣言した。
クロアチア人は西隣にクロアチア、
セルビア人は東隣にセルビアが、それぞれ共和国として独立したが、モスレム人にはそうした「母国」のようなところがない。その事情が強引な独立の背景にあったようだ。
これに激しく反発したのがセルビア人である。政府や議会から代表を引き揚げた。
クロアチア人もセルビア人と行動をともにした。
ボスニア・ヘルツェゴビナの政府も議会も、人口の半分に満たないモスレム人主体となり、民族間の緊張が高まった。そして、EU(欧州連合)の承認をきっかけに三つ巴(みつどもえ・しっちゃかめっちゃか)の戦闘が始まった。
内戦ははじめセルビア人が優位に進んだ。セルビア人勢力は隣国の支援を受け、たちまち国土の6割を占領、首都サラエボを包囲する。
そうしたなかで、プロパガンダによって国際世論を味方にすることの重要性に気がついていたのは、モスレム人の政府だった。自身もモスレム人であるシライジッチ外相は単身アメリカに飛び、知人の伝(つて)をたどってベーカー国務長官に会う。
シライジッチ外相は、
「セルビア人がモスレム人を殺戮している」
と本国の窮状(きゅうじょう)を訴えた。
ベーカー国務長官はシライジッチ外相の弁舌(べんぜつ)に感動し、部下のタトワイラー報道官にアドバイスをさせた。
「主要なメディアを通じて欧米の世論を動かせ」
さらに紆余曲折(うよきょくせつ)があったが、アドバイスに従ったシライジッチ外相の最終的にたどり着いた先が、アメリカのPR会社、ルーダー・フィン社のジム・ハーフである。
ハーフは、シライジッチ外相の依頼を受け入れた。そして、このあとハーフの指導の下に、モスレム人のボスニア・ヘルツェゴビナを支持する国際世論が形づくられてゆく。
世論を決めたワンフレーズ
(👨いま、中ごく共産党による新疆ウイグル自治区のウイグル人への人権侵害と混ざりそうなので、
著者のかたへ、申し訳ありません。せっかくの文章ですがどうか割愛させてください。)
(中略)
欧米諸国は憤慨した。1994年になると、モスレム人とクロアチア人はアメリカの仲介で手を結び、セルビア人と対抗する。それでも、セルビア人の勢力は衰(おとろ)えない。そこでNATOは激しい空爆を行う。セルビア人は、国際社会のなかで孤立に追い込まれた。
1995年に入って一時停戦、9月はじめのNATOの大規模な空爆を経て、10月に和平交渉が始まる。結果は、セルビア人の敗北であった。
(👩戦争なんか始めてはいけないということ。)
ここまでの経緯についてさらに詳しいことは、高木徹さんの著者『ドキュメント・戦争広告代理店・情報操作とボスニア紛争』(講談社)を参照して欲しい。
(👨👩👧はい。)
ところで、プロパガンダには、創作がある。捏造がある。これはプロパガンダの常識である。
民族紛争の憎悪と報復の連鎖のなかで、各地で虐殺やレイプガあっただろうことは推測できる。(中略)
しかし、セルビア人だけが悪の権化(ごんげ)であった証拠はない。
だが、結果は明らかだった。プロパガンダの勝利であった。
(👩欧米諸国の人々がプロパガンダをそのまま信じて憤慨したから。)
プロパガンダではエピソードを捏造(ねつぞう)する。
特に残虐行為のエピソードは効果的だ。
「(戦争プロパガンダ)10の法則」の③と⑤、すなわち、
「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
「われわれも誤(あやま)って(間違えて)犠牲者を出すことがある。
だが、敵はわざと残虐行為に及んでいる」ということを裏付けるために、やはりエピソードが必要になる。そこで誇張(こちょう・大げさに)した物語、ときには逆手(さかて)に取った感動的物語がメディアを通じて流される。
(👩👨パパも私も感動物語には弱い。)
しかし、断っておくが、捏造もありうるからといって、
🌕️歴史の上ではっきりしていることをなかったとするような、
💀国家主義的思惑(しわく)を秘めたプロパガンダを正当化できるものではない。それは曲解(きょっかい)というものだ。
進行中の事態を左右するプロパガンダが行われ、そのプロパガンダで成功報酬を得る民間企業が暗躍(あんやく・闇で活躍する)時代になっている。
(👩そうゆう企業で働かないでね。)
プロパガンダの内容には創作、捏造(ねつぞう・ないことをあることにする)が多々含まれる。
情報化社会と言われる現在、
プロパガンダは手を変え品を変えて(👩色んなやり方で形を変えて)、利益の上がる商売としてますます盛んになって行く。
そういった点(👩を知ることが)重要なのだ。
忘れてしまうから、備忘録として記しておこう。
ロシアとウクライナは十分に話し合いで戦争を回避できたのに、まあたアメリカが仲に入って、
ウクライナには最新兵器を送り、ロシアには戦争を焚き付けた。
アメリカは軍需産業と、ロシアの暴落株で儲ける。
表面上、アメリカが最新兵器で戦争の仕方を教える方法で応援するウクライナ。
ロシアの大富豪オリガルヒの資産で戦うロシア。
ロシアには天然ガスがあり、ロシアは自給率が高い。経済制裁されても我慢強いロシア国民。
お互いに強く、停戦もままならない。
ロシアは核兵器を使うかも知れないとメディアは言う。
ウクライナは核を手放したばかりだ。「おお、戦争するとこんな風に悲惨な状態になるのか‼️自分の国も防衛費を増額しなければ‼️自分の国も核を保有して自分の国を守らなければ‼️」と感じてそのようにする国が出ている。
核兵器なんて使ったら敵国が放射能汚染されるだけでは済まないの。プーチン大統領が本当に核のボタンを押したら世界の大部分は終わる。
世界各国に軍備を増強させ、核を保有させるため、
世界各国の国民を恐れさせるために最高の(最低の)例となってしまったロシアvsウクライナ戦争、ではないだろうか❔
いったいどのくらいウクライナとロシア両国から利益を得たら
ディープステート、ネオコンたち、つまりアメリカは、ロシアとウクライナの戦争をやめさせるつもりなのだろうか❔すでに泥棒化して、アメリカでさえも停戦させられない事態に陥ってしまったら、いったい誰が責任を取るのだろう❔)
生物はDNAを次世代に伝えて進化するが、
人間は後の世代にDNAだけではなく文化を伝える。
🌕️文化を伝えることが教育の大きな意義である。
若者こそ、人類の存在価値を示せる人々です。
今日、世界の平和を阻(はば)んでいるのは、
飢餓、
社会的不平等、
教育機会のないこと、
多くの病気、
環境破壊、
麻薬問題………なのです。
若者たちは、新しい価値観、新しい倫理観を造(つく)り出す責任を背負っているのです。
実践を伴(ともな)わないお説教は、実に危ういものです。
ダブルスタンダード、二重基準はあってはならないのです。
たとえば、中ごくでは人権が脅(おびや)かされていると非難しながら、
サウジアラビアでの人権侵害は放置する。そのようなことはあってはなりません。
一方で環境保全を説きながら、
他方ではオゾン層を破壊してはなりません。
民主主義が世界全体の共通な制度になるべきだと言いながら、
一方では、独裁者に武器を売る。
世界は、厚顔無恥(こうがんむち)と偽善に(溢れてその状態に)疲れていると思います。
そうした状態を改めて欲しいのです。
また、若者は透明で清潔な政治を目指し、
いかなる腐敗にも反対して戦わねばならないと思います。
さらに、特に若者に知って欲しいことがあります。
腐敗のなかで最悪なのは、人々が聞きたがっていることを言うだけで、
(人々が)知る必要があることを言わないことです。
これこそ腐敗の最たるものです。
人間はみなひとりひとり違っています、
違っているからこそ、社会をつくっている意味があります。
違っているひとりひとりが、
特に若者には、
🌕️ひとにへつらうことなく、
🌕️おもねることなく、
🌕️自分自身の良心に従って、
🌕️(自分自身の)主義主張に従って、
🌕️行動する勇気を持って欲しいと思います。
多様性。
生きものは、それぞれに持ちつ持たれつの関係があります。
だれもが主張しながらそれぞれに認めあう。
❇️平和の基礎は多様な人間の尊重にあると
教育の場でもはっきりと掲(かか)げています。
多様性があるということ。それは、
国際社会の問題、
地球環境問題を考え、
行動するときにも、欠かせないことです。
『多様性』を保つということ、
21世紀を開く大切な考えだと思います。
人間はなぜ戦争をするのだろうか❔
人間は「正義」を信じることによって戦争の悲惨を繰り返し経験してきたにもかかわらず、
なぜ同じ道に踏み込むのだろうか❔
戦争の「正義」は、ほんとうの正義なのか❔
「正義」に騙(だま)されないためには、どうしたらいいのだろうか❔
戦争の「正義」とは❔
戦争する国はつねに「正義のための戦争」と主張する。
政府が国内の反対勢力を武力で鎮圧するときにも、「正義」を主張する。
イラク戦争でアメリカのブッシュ政権は「テロとの戦い」を正義の旗印(はたじるし)として掲(かか)げた。(中略)
しかし、正義とは何だろうか❔
🌕️正義とは、実はつくられたものなのだ💀
💀自国の正義を正当化するために、
💀世論を誘導して国民の同意をとりつける。
国民の同意という明確な意思表示まで行かないまでも、
💀反対できない雰囲気をつくりあげる。
👆️このように情報によって世論を誘導することをプロパガンダという。
プロパガンダ(propaganda)の意味を辞書で調べると、
主義や信念の宣伝、宣伝活動、とある。
さらに見てゆくと、カタカナのプロパガンダもあり、これには「悪い含みをもって用いる」という注釈がついている。つまり、ある主義主張によりそった目標を達成するための宣伝活動をさす。目指すところは、狙(ねら)った通りの世論をつくることにある。
イギリスの政治家で平和主義者のアーサー・ポンソンピーは、1928年(昭和3年)『戦時の嘘』という本人を著(あらわ)した。そのなかで戦争目的のプロパガンダの、まるで階段を上るような世論操作のやりかたを「10の法則」に集約してみせた。戦争指導者が発するプロパガンダの言葉を「法則」としている。
ポンソンピーの「10の法則」に従って、
歴史学者のアンヌ・モレリは、
2001に📖『戦争プロパガンダ10の法則(翻訳版、草思社)』という本を書いた。
20世紀の戦争で行われた世論操作をまとめ、
21世紀になった世界で、
「また、プロパガンダが始まった」
と警告している。
ポンソンピーが示し、モレリがまとめた「戦争プロパガンダ10の法則」はたいへん分かりやすい。
ここで、その『法則』を紹介しておこう。
①「われわれは戦争をしたくない」
②「しかし、敵側が一方的に戦争を望んだ」
③「敵の指導者は悪魔のような人間だ」(プーチン大統領)
④「われわれは領土や覇権のためではなく、
偉大な使命のために戦う」
⑤「われわれも誤(あやま)って犠牲を出すことがある。
だか、敵はわざと残虐行為に及んでいる」(ウクライナ)
⑥「敵は卑劣な兵器や戦略を用いてくる」(プーチン大統領)
⑦「われわれの受けた被害は小さく、
敵に与えた被害は甚大」(太平洋戦争時の日本政府)
⑧「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」(ロシアの芸術家は戦争を支持してません。)
⑨「われわれの大義は神聖なものである」
⑩「この正義に疑問を投げかけるものは裏切り者である」(太平洋戦争時日本は一家総動員しないと村八分)
プロパガンダの階段を上る
①から⑩までの間に、
プロパガンダは一歩一歩、
まるで階段を上るかのようにエスカレートしてゆく。
この法則を現代のイラク戦争に当てはめてみよう。
(他の戦争(たとえばロシア・ウクライナ戦争)の場合は、
皆さんが当てはめてみてください。)
まずは、
①「われわれは戦争をしたくない」と
②「しかし、敵側が一方的に戦争を選んだ」であった。
アメリカのブッシュ政権は、2001年9月11日のニューヨークの世界貿易センタービル攻撃を、真珠湾攻撃に匹敵する奇襲攻撃として、「テロとの戦い」を宣言、
テロリストの背後にアメリカの安全を脅(おびや)かす無法者国家がいるとした。
その後、アフガニスタンのタリバン政権、イラクのフセイン政権攻撃を世論が支持する伏線をつくるために、
①と②の法則を利用したといえる。
アメリカは世界最強の軍事国家である。
(アメリカは、)アメリカの正義のために軍事力を行使する国である。
ブッシュ政権は、国内世論だけでなく国際社会の世論の支持を得るためにも、プロパガンダに力を惜しまない。
プロパガンダはエスカレートした。
③「敵の指導者は悪魔のような人間だ」、そして、
④「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」。
サダム・フセインは、国内で残虐非道、人権無視の独裁的な恐怖政治を行い、
一方では、核兵器、生物兵器、化学兵器を製造、保有し世界の平和を脅かしている。
サダム・フセインを倒すことは正義の戦いである、とした。
日本の小泉政権は無条件にアメリカを支持した。
しかし、フランス、ドイツを中心に、イギリスを例外としてヨーロッパ諸国は、ブッシュ政権のプロパガンダに冷淡であった。国際世論は1色ではない。
国連決議のないまま、それでもブッシュ政権のアメリカと同盟国は、イラク戦争に突入する。
フセイン政権を短期間で崩壊させることには成功した。アメリカの軍事力の大きさを改めて世界に示したといえる。しかし、イラク国内の抵抗はやまなかった。イラク市民とアメリカ兵の犠牲者は増大した。
プロパガンダは、⑤、⑥、⑦へと進む。「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが、敵はわざと残虐行為に及んでいる」、「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」、そして、
「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害とアメリカ甚大」。
複雑に人種とイスラム教の宗派が入り乱れるイラクは、
かつての敗戦日本のように、軍国主義から民主主義への変わり身の早さは期待できない。終わったはずの戦争は、泥沼化した。
敵味方がよく分からない状況で、同盟国への誤爆が起きる。
多数の市民が巻き添えになって死亡する。
同盟国、特にアメリカ軍の兵士の死者は、すでに「9.11」の死者を超えた。
さらに、その何十倍、何百倍のイラク人死者が出ている。
(中略)
泥沼化して抜き差しならない状況に陥り、味方の被害が増大すればするほど、敵の残虐行為を強調し、敵の被害は過大に味方の被害は過小に、希望と期待をまじえて評価するようになる。
プロパガンダはさらに
⑧「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」、
⑨「われわれの大義は神聖なものである」、
⑩「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」、
と続く。
いつの世にも、政権に都合のよい意見を表明してくれる、御用芸術家や御用知識人はいるものだ。
有名人が登場するCMと同じ効果を、戦争のプロパガンダでも期待できる、というわけだ。
イラクでは、開戦の理由であった非人道的兵器は見つからなかった。非人道的兵器が存在するという理由そのものが、そもそもプロパガンダの一部であったこと7判明している。
「非人道的兵器が発見できなかったとはいっても、存在しなかったとはいえない」と詭弁(きべん)を弄(ろう)する政治家がまだいるが、(イラク戦争の)開戦の理由が薄弱だったことははっきりした。
そこで持ち出したのが、
イラクに民主主義をもたらす、という「正義」である。
(中略)
民間会社が一役
いま世の中では、経営を効率的にするということで、アウトソーシングが日常的に行われている。
アウトソーシングとカタカナで書くと、何か最先端の経営戦略のように聞こえるが、要するに外注すること、業務の一部を下請け、孫請けに出すことである。大小の企業、中央と地方の官公庁、大学から小学校まで、いまやアウトソーシングしていない組織は、まずないのではないだろうか。
そのアウトソーシングが戦争でも行われている。
昔から外人部隊はあった。フランスの外人部隊が有名だ。外国人を雇(やと)って部隊を編成し、自国のために働かせるもので、最前線の危険なところに派遣されるのが常だった。雇い主は国家、雇われるのはプロの兵士、だった。
ところが最近の戦争アウトソーシングは違っている。民間会社が戦争の業務代行をするのである。
戦争の業務代行は戦闘だけではない。兵站(へいたん)が重要だ。
兵站とは、武器弾薬をはじめ戦闘員の生活を支える食料から医薬品までの、すべての軍需品の補給、修理、輸送、連絡などの業務全体を指す。
戦場はいつも人手不足だが、正規軍の増派には世論がうるさい。そこでお金を払って、世論を気にする必要のない民間会社に業務を代行させるのである。
兵站だけではない。重要人物の護衛も任せる。特にイラクでは敵味方が判別できないような状況だから、外国人には護衛が欠かせない。正規の兵士に人数の余裕がないから、いきおい民間会社に委託する。刑務所のスタッフも民間委託になっているという。
💀戦場はお金が儲かる場所なのだ。
(👩若者にそういう仕事をしなさいとすすめているのではないよ❗
殺人と殺人関連を仕事にしてはダメだよねって言っているの。)
(中略)
そうしたなかで、プロパガンダのためのアウトソーシングがあり、そこに民間の広告宣伝会社が関わっていないわけがない。
一例を挙(あ)げる。
ボスニア紛争は死者20万人、難民200万人を出した大規模な民族紛争である。
1992年に始まり、95年まで続いたが、
この紛争の勝敗を決した(決めた)大きな要素に、ある民間会社による戦争プロパガンダがあった。
旧ソ連崩壊後の1991年から92年にかけて、かつてのソ連の影響下にあり、ユーゴスラビア連邦を構成していた国々が相次いで独立を宣言する。
ボスニア・ヘルツェゴビナもその1つだった。しかし、その独立こそが、隣人同士が憎しみ合い殺し合う内戦の発端になった。
人口400万人余のボスニア・ヘルツェゴビナには、3つの民族が暮らす。人口の4割強がモスレム人、3割強がセルビア人、2割がクロアチア人。このうちモスレム人が他の民族の反対を押し切って、強引に独立を宣言した。
クロアチア人は西隣にクロアチア、
セルビア人は東隣にセルビアが、それぞれ共和国として独立したが、モスレム人にはそうした「母国」のようなところがない。その事情が強引な独立の背景にあったようだ。
これに激しく反発したのがセルビア人である。政府や議会から代表を引き揚げた。
クロアチア人もセルビア人と行動をともにした。
ボスニア・ヘルツェゴビナの政府も議会も、人口の半分に満たないモスレム人主体となり、民族間の緊張が高まった。そして、EU(欧州連合)の承認をきっかけに三つ巴(みつどもえ・しっちゃかめっちゃか)の戦闘が始まった。
内戦ははじめセルビア人が優位に進んだ。セルビア人勢力は隣国の支援を受け、たちまち国土の6割を占領、首都サラエボを包囲する。
そうしたなかで、プロパガンダによって国際世論を味方にすることの重要性に気がついていたのは、モスレム人の政府だった。自身もモスレム人であるシライジッチ外相は単身アメリカに飛び、知人の伝(つて)をたどってベーカー国務長官に会う。
シライジッチ外相は、
「セルビア人がモスレム人を殺戮している」
と本国の窮状(きゅうじょう)を訴えた。
ベーカー国務長官はシライジッチ外相の弁舌(べんぜつ)に感動し、部下のタトワイラー報道官にアドバイスをさせた。
「主要なメディアを通じて欧米の世論を動かせ」
さらに紆余曲折(うよきょくせつ)があったが、アドバイスに従ったシライジッチ外相の最終的にたどり着いた先が、アメリカのPR会社、ルーダー・フィン社のジム・ハーフである。
ハーフは、シライジッチ外相の依頼を受け入れた。そして、このあとハーフの指導の下に、モスレム人のボスニア・ヘルツェゴビナを支持する国際世論が形づくられてゆく。
世論を決めたワンフレーズ
(👨いま、中ごく共産党による新疆ウイグル自治区のウイグル人への人権侵害と混ざりそうなので、
著者のかたへ、申し訳ありません。せっかくの文章ですがどうか割愛させてください。)
(中略)
欧米諸国は憤慨した。1994年になると、モスレム人とクロアチア人はアメリカの仲介で手を結び、セルビア人と対抗する。それでも、セルビア人の勢力は衰(おとろ)えない。そこでNATOは激しい空爆を行う。セルビア人は、国際社会のなかで孤立に追い込まれた。
1995年に入って一時停戦、9月はじめのNATOの大規模な空爆を経て、10月に和平交渉が始まる。結果は、セルビア人の敗北であった。
(👩戦争なんか始めてはいけないということ。)
ここまでの経緯についてさらに詳しいことは、高木徹さんの著者『ドキュメント・戦争広告代理店・情報操作とボスニア紛争』(講談社)を参照して欲しい。
(👨👩👧はい。)
ところで、プロパガンダには、創作がある。捏造がある。これはプロパガンダの常識である。
民族紛争の憎悪と報復の連鎖のなかで、各地で虐殺やレイプガあっただろうことは推測できる。(中略)
しかし、セルビア人だけが悪の権化(ごんげ)であった証拠はない。
だが、結果は明らかだった。プロパガンダの勝利であった。
(👩欧米諸国の人々がプロパガンダをそのまま信じて憤慨したから。)
プロパガンダではエピソードを捏造(ねつぞう)する。
特に残虐行為のエピソードは効果的だ。
「(戦争プロパガンダ)10の法則」の③と⑤、すなわち、
「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
「われわれも誤(あやま)って(間違えて)犠牲者を出すことがある。
だが、敵はわざと残虐行為に及んでいる」ということを裏付けるために、やはりエピソードが必要になる。そこで誇張(こちょう・大げさに)した物語、ときには逆手(さかて)に取った感動的物語がメディアを通じて流される。
(👩👨パパも私も感動物語には弱い。)
しかし、断っておくが、捏造もありうるからといって、
🌕️歴史の上ではっきりしていることをなかったとするような、
💀国家主義的思惑(しわく)を秘めたプロパガンダを正当化できるものではない。それは曲解(きょっかい)というものだ。
進行中の事態を左右するプロパガンダが行われ、そのプロパガンダで成功報酬を得る民間企業が暗躍(あんやく・闇で活躍する)時代になっている。
(👩そうゆう企業で働かないでね。)
プロパガンダの内容には創作、捏造(ねつぞう・ないことをあることにする)が多々含まれる。
情報化社会と言われる現在、
プロパガンダは手を変え品を変えて(👩色んなやり方で形を変えて)、利益の上がる商売としてますます盛んになって行く。
そういった点(👩を知ることが)重要なのだ。