カーリングを好きになるまで ２

前回の続き。
それでもこまめにカーリングを追いつづける自分がいた。最初は不純な動機で見ていたカーリングを正面から見るようになった。本橋(マリリン)や目黒はじめ、新チームになったチーム青森はもちろん、ライバルのチーム長野や海外選手の動向も知るようになったし、男子の試合結果も見るようになった。10月に東京でパシフィック選手権(東京では初の開催)があったけど、もっと近くだったら絶対見に行ってただろうな。
そして、先週の土日にわたって行われた『世界選手権日本代表選考会』。来年の3月、初めて日本(青森)で開催される世界選手権。本来は日本選手権で優勝したチーム青森で決定していたんだけど、前回書いた小野寺、林の主力2選手が退いたため【トライアル】というかたちをとるようになった。
結果はチーム青森が勝ち、世界選手権代表に"再内定"したんだけど、それ以上に国内のカーリングの試合が録画ながらテレビ中継で2時間も放映(しかもゴールデンタイム)されるようになったことに感慨を覚えた。第10エンドのベストショットだけがカーリングじゃない。第1エンドから熱い攻防が繰り広げられている。あの日本選手権の3月の日曜日、一日中パソコンに張り付いていた人たち(自分も含めておそらくかなりの数だろう)はその頃を思い出しながら、みんな見てたんだろうか？あれからまだ1年も経っていないけど。
それとチーム長野のブログが同じ《goo》の中にあるんだけど、4年後のバンクーバーオリンピックに出場するために遠征費をバイトや手作りグッズを作って捻出(!)したりと大変なようである。それに20代半ばの多感な女の子だから結婚や就職、そして「ただカーリング好きだけではやっていけない」という現実の壁と対峙(たいじ)してチームを卒業する女の子が出たり…。みんなでひとつの夢を追いかけるのはとても難しい。そんなこともあって、これからはチーム長野にも注目してみようと思っております。
ここまで書いてて何だけど、自分はもちろんカーリングをやったことがない。もう少しカーリングが身近なものだったらやりたいなぁと思う。自分の住んでいるところは滅多に雪の降らない地域だし、スケート場もない。そういや岡山にカーリング協会にあったっけ？
誰か、一緒にカーリングやりませんか？