『AN INNOCENT MAN』

ここ最近は仕事がとても忙しくてしんどい。自分の仕事はようやく一段落しそうなところだけど、やるべきことはまだたくさんあるし、投げ出したいくらいだ。体も相当重たい。それに本当はブログの更新をやってる場合じゃないんだけど…。今日も「ありじごく」に吸い込まれるかのごとく、会社へ行った。
しかし着くとすぐに"屋内花見(過去ログ参照)"の時の大会委員長だった、自分と同じ苗字の上司が自分の机に来てくれて「まぁコレ帰って見てみな」って、DVD-Rを一枚くれた。よく見るとビリージョエルの切り抜きが挟んである!!!昨年の東京ドームでの来日公演を収録した映像だ。ウチにはBSはあってもCSはないから、「誰か録画してくれないかなぁ」と思ってたら、こんなサプライズがあったとは。この人には頭が上がらない。こんなことだったら、花見もちゃんと最後まで出席しておけば良かった。本当にありがとうございます。
…ということで今、ソファーに座って見ながらコレを書いております。一度に見てしまうのがもったいないくらいだ。自分が行った公演じゃないにせよ、やはり映像で見るとあの日がよみがえってくる。『ANGRY YOUNG MAN』で興奮して足が震えていたこととか、『NEWYORK STATE OF MIND』で弾くピアノがドームの天井に跳ね返っていたこととか、『MOVIN' OUT』のトリプルサックスに鳥肌が立ったこととか…。そして目を閉じてソファーに深く座って、『AN INNOCENT MAN』をじっくりと聞く。
…ふと気付くと、体の疲れが抜けていくのがはっきりとわかる。つい1時間前には体中のどこもがだるかったのに…ソファーとクッションとビリーの歌声にそれが吸いこまれていく。きっとこのまま寝てしまえば、明日からは今までの疲れがリセットされるような気がする。今までこういう経験はそうないから、
まったく期待していなかったのに、突然取れた疲れ。明日からももう少し頑張れるような気がする。僕はこのままくたばってしまうわけにはいかない。なぜって僕は『INNOCENT MAN』だから。