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101号室(保管庫)

ブログ「101号室」の移転先です。
新規投稿は無いと思いますが記録用に残します。
画像欠落とリンク切れはご容赦を。

パズルの聖地へ行く

2015-07-08 20:50:00 | Puzzle
2013年6月。僕はこんな所にいた。


石川県にある大学。
この大学の中に、パズルの資料館があるのだ。


こんな風に、大量の立体パズルが展示されている。


事前に申し込めば、学外の人でも見学ができる。

この資料館に展示されているパズルは、日本を代表するパズル家・芦ヶ原伸之さん
のコレクションなのである。



パズル愛好家ならほとんどの人が知っているであろうパズル作家。
それが芦ヶ原氏。残念ながら2004年6月にお亡くなりになられている。

氏のコラムの表現から拝借すれば「ヘソマガリ」だったのだろうか。
実際にお会いすることはできなかったが、とても個性的な方だったようだ。
パズルに関する知識、コレクション、著書の数は相当なものであった。



クロスワードやナンプレの問題を量産する今のパズル作家とは一味違う。
多くの立体パズルを考案し、あるなしクイズを生み出し、
名著「頭の体操」の執筆をサポートし、パズル関連書籍の翻訳もされていた。
世界・日本のパズル界に与えた影響は非常に大きい。
いわゆるアレだ、「レジェンド」ってやつだ。


旅館でときどき見られるこの木製パズルも芦ヶ原氏のもの。


このシルエットがトレードマーク。

氏のコラムでよく出てきた地名がある。島根県にある匹見という町だ。


先ほどのパズルのパッケージにも書いてある。

熱心なパズルマニアならご存じだろうが、ここにもパズルの資料館があるのだ。
先述の石川県の資料館よりもずっと前からある。
行こうと思い調べてみて挫折した人も多いのではないだろうか。
そう、遠いのだ。

パズルで育ち、パズルで飯を食っている者として、一度は行かねばと思っていた。
いわゆるアレだ、「聖地」ってやつだ。

この度いろいろと縁があり、時間を作り、パズルの聖地「ヒキミ」へ行ってきた。
島根でとった宿から、クルマを走らせること1時間50分。
「道の駅 匹見」の看板が見えてきた。
「ついに来たか」と思ったが、資料館へはさらに10km行かねばならないのだった。
氏のコラムにもある通りの、なかなかのロケーションである。


長いトンネルを抜け、物静かな町に入り、すぐに資料館はあった。


到着した時、観光客と思われる団体さんがいたがすぐに帰り、
資料館は貸し切り状態となった。



とにかくたくさんのパズルがあった。知らない物もたくさんあった。
ひたすら見た。カメラのシャッターを何度も切った。
同行者曰く「へぇー」とか「ほぉー」を連呼していたらしい。
とにかく夢中だった。


パズルを遊べるコーナーもある。


ポリオミノの世界では有名かな。ヘプトミノの敷き詰め。
さすが樹木の町・匹見。美しい木工細工である。
これを生で見られるとは思ってもいなかった。


展示されてたお写真。一番右がパズルの宣教師・芦ヶ原氏。
そのお隣はオスカー氏。キャストパズルや変形キューブパズルで有名。
一番左はビル氏と書いてあった。ビル・カトラー氏だろうか。


おそれ多くも、偉大なる先人とともに。

残念ながらこちらの資料館ではパズルの販売を止めたそうだ。
すぐ近くにある温泉施設の売店で、木工パズルを買えるとのこと。


そしてNOB氏の名作中の名作。「The T」を購入。
これで匹見での目的は果たした。

匹見はとても静かで、のどかな町だった。
資料館はどこか寂しげな雰囲気があるように感じた。
帰宅して、NOB氏のコラムを読み返した。
具体的に言うと、ニコリさんが出している「パズルの宣教師」の26ページ。
あの匹見に実際に行き、このコラムを読むと実に感慨深いものがある。
NOB氏が生きていて「今」の匹見を見たら、コラムで何と書くのだろうか。

名作パズルたちは匹見から世界へ広まった。
NOB氏のパズル魂は消えることはないだろう。
仮に匹見という山奥の町からパズルが無くなってしまったとしても。


ナンプレ本、新刊!

2015-04-03 13:48:00 | Puzzle
4月ですね。新年度がスタートしました。
新しいことを始める方も多いのではないでしょうか。

さてワタクシも新しいことが1つ。
ナンプレ本の新刊が出ました!
今回は白夜書房さんからの刊行です。


こちら。

 http://www.byakuya-shobo.co.jp/page.php?id=4614&gname=shoseki_puzzle

白夜書房パズルシリーズ・段位認定プレミアム、
「今井洋輔のナンプレ」でございます。
ちょいムズから激ムズまでのナンプレ200問を収録。
もちろんすべて書き下ろしの新問です。

最初に各種テクニックの解説。
そして各問題にはどのテクニックを使うかのヒントもついています。
ラスト5問はノーヒントですが。

お値段は530円。ぜひお買い求めください。

ヒョウ、ショウ、ジョウ

2015-03-29 21:45:00 | Puzzle
昔「ヒョウ、ショウ、ジョウ」って言った外人さんいたよね。
大相撲の表彰式だかなんかで。

物置の整理をしていたら、またまた「パズラー」グッズを発掘。
その1。


ぶっこん丸キーホルダーと腕時計。

ぶっこん丸は長年、蛍光灯のヒモにぶらさげておりました。
鼻がけずれて地の色が出てる。

そして、その2。これがメインです。


ヒョウショウジョウ!

ああ、ここがスタートだったんだなぁ。しみじみ。

謎解き、100%クリア

2015-03-21 03:45:00 | Puzzle

流行にはのっていたりするのです。
みたらし胡桃ときなこ黒みつ。好みなのは きなこ黒みつの方かな。

流行、と関係あるかはわかりませんが。
職業柄? 生まれつき? ヒネクれた趣向を持つ性格ゆえ
メジャーなものに縁遠いライフスタイルなのですが、
たまには人並みのこともするのですよ。前述のハーゲンダッツのような。

2月に、とある謎解きをプレーしに行ってきたのです。
謎解きだけじゃないか。他のがメインで謎解きはオマケ。


これ。
3月20日終了なので、写真載せてもいいよね。
問題や答えはモチロン書きませんが。

ディズニーさんの謎解き。どこの製作会社が作ってるのかわかりませんが
(現実的なこと言うのは無粋ですな)
まー、凝ってますわ。主に問題用紙。小道具・セットもさすがのクオリティー。

ちょいと難易度を調べてみたら、完全クリア率は約14%ほどだそうで。
うむ、たしかに難しかったです。あなどっていたら苦戦した(汗)。
整合性がおかしな部分がいくつかありましたが、「夢の国」ですからね。
ファンタジーの世界ではなんでもアリなのです。

というわけで自慢タイムです。


イエー、100%クリア。

最終問題が「特定のアイテムを1つ選べ」という形式なのですが、
最初に何も解かずに最終問題を見て、直感的に「制作側としては
コレを最終解答にしたいよな」と思ったのがまんま正解でした。
もちろんちゃんと解いて「これだ!」という確証を得てます。
運よくたまたま当たったわけじゃないのよ。

パズル・暗号部分は得意ですが、モノ探しの部分は実は苦手。
モノ探しの点では同行者に助けていただきました。さすがの観察力(脱帽)。

お年賀パズル

2015-01-01 13:01:00 | Puzzle
はい、年が明けちゃいましたね。どうもおめでとうございます。
今年もパズル作家の今井ヨウスケとジャグラーのドミノ君を
よろしくお願いします。

新年1発目の記事が文字ばっかりというのも華がないんで、
何かイイ写真はないかとフォルダを探してみる。


こぼれ寿司の写真が一番めでたい感じだった。

これ食べたの2013年ですけど(汗)。

ではさっそく2015年にまつわるパズルの出題です。
ちなみにこれは年賀状に載せたものとはまったく違う問題。
ネット掲載用に考えたものです。



ワタシの大好きな法則問題です。
「?」にはどんな数が入るでしょうか。
ヒッカケはありません。「あれか!」とひらめいた数字が答えのはず。

わかっても答えをズバリ書かず、いい感じのヒントを書いていただけると
後から見た方も楽しめますのでご協力をお願いします。

いいヒントが思いつかない方は「わかった!」と書けば、
何のチェックもなく無条件で「正解!」と返事をさせていただきます(笑)。