安芸高田市歴史民俗博物館で開かれている、
地元ゆかりの毛利氏と郡山城の秋季企画展に行って来ました。
広島県の県北に近い、安芸高田市吉田町。
アノ、昨今話題になっている安芸高田市です。(要らんことですが)
毛利元就は、そのド田舎の山中にある郡山城を拠点としていました。
稀代の勇将・知将として知られる元就は、
郡山合戦、宮島合戦など激しい戦いで、大内氏や、陶氏、尼子氏などを滅ぼし、
中国地方随一の戦国大名に上り詰めたのです。
山道を上って、お墓にお参りしてきました。
次男の吉川元春は、私のお気に入り・北広島町大朝周辺を、
三男の小早川隆景は、三原市周辺を治め、
村上海賊と手を結んで、織田信長と対立するなど、
多くの足跡や記録が残っています。
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その後広島城を築いたのは、孫の毛利輝元です。
1591年~1600年まで、広島城を拠点にしていましたが、
豊臣の大名となった輝元が、西軍の総大将として関ヶ原で敗れたので、
山口県の周防・長門に減封されました。
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広島藩には浅野氏が入って来て、江戸時代の250年余りを治めましたが、
それでも、現在も、RCCTVで「元就」という人気番組をやっていて、
元就さんが広島の顔であることは、否めないところです。
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元就公の遺訓「三矢の訓」は、
サッカーJ1・サンフレッチェ広島の、チーム名の由来になっています。
サンフレッチェ広島の選手たちが毎年、開幕前に必勝祈願に訪れる、
「清(すが)神社」にも寄ってみました。
神代からの鎮座とされる、格式のある稀有な造りで知られる古社です。
サンフレッチェの選手たちは、轟く太鼓の響きと共に、
「毛利の路」を威風堂々と参進し、
それは、近郊に春を告げる一大イベントとなっているそうです。
元就さんは、しっかりと広島に根付いています。
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