10月15日は十三夜

2024年10月16日 | 空を見上げて
今年2024年の十五夜は、9月17日でしたね。

十五夜は中国伝来の風習で、月の神様に豊作を願います。

美しく輝く月でした。





そして、昨夜10月15日は、十三夜でした。

十三夜は、日本で始まった風習で、秋の収穫に感謝しながら美しい月を愛でます。

曇り空でしたが、運よく顔を出してくれました。




十五夜に次いで美しく、十五夜の後に巡って来るので、
「後(のち)の月」とも呼ばれます。



十五夜も十三夜も、お月見を楽しむことを大切にしており、
合わせて「二夜の月(ふたよのつき)」と呼びます。

どちらか一方の月しか見ない事を「片見月(かたみつき)」と呼び、
縁起の悪いこととされていたそうです。


ちなみに、お月見には、収穫物とともにススキを飾ります。
「ススキの鋭い切り口は、魔除けになる。
茎の内部が空洞のため、神様の宿り場になる」と信じられ、
古くから神様の依り代(よりしろ)と考えられていました。



悪霊や災いなどから収穫物を守り、
翌年の豊作を願う意味を込めて飾っていたそうです。
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植物公園で孫と学ぶ

2024年10月15日 | 
嫁が植物公園のイベント「森の幼稚園」に申し込んで
4倍の競争をくぐり抜けて当選したそうです。

爺婆も保護者として応援に駆け付けました。




自己紹介もちゃんとできて、
さあ、今日は、どんぐりのお勉強です。




どんぐりを見つけたら、なぜ人は拾うのか?

古代人はどんぐりを食料にしていたので、
そのDNAが受け継がれて拾ってしまうということです。

どんぐりの帽子orパンツは殻斗(かくと)、
実は堅果(けんか)。

等々、4歳児には難しいお話でしたが、分からなくてもOK。
お話を聞くことが大事です。

講義が終わったら、どんぐりを拾いに行きます。



先生に付いて、どんぐりを拾いながら。




長い上り坂を頑張って歩きます。
爺婆も必死でついて行きます。



広い公園をぐるっと一周して、色々などんぐりを拾いました。

また講堂でお話があります。

このたくさん拾ったどんぐり。
お家に持って帰って置いていたら、中から白い虫が出て来るのです。


ギャー😱 ってならないようにするには、
  ①冷凍する。
②煮る。
     ③防虫剤を入れる。

ママは冷凍したそうです😂 
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宮尾登美子を読む 「生きてゆく力」

2024年10月12日 | 本・よもやま話
「二人の美術記者」をきっかけに手に取った「序の舞」。
読む物がなく、何気なく読んだ「錦」。

どちらも作者の魂が込められた、引きずり込まれる作品でした。

宮尾作品は、いくつか知っていますが、
それが本だったか映像だったかの記憶は定かではありません。

最も記憶に残っているのは「天涯の花」。
四国の剣山が舞台で、美しいキレンゲショウマという花の存在をこの小説で知り、
いつか見てみたいと願ったものです。

小説は、映像では表現できない良さがあります。

何冊か読んでみるかな~と思い立ちました。
まずは自伝的エッセイから。


「生きてゆく力」



私がもの心ついたころ、父の職業は「芸妓娼妓紹介業」という、
貧しい家の少女たちを妓楼にあっせんする仕事だった。

家の職業のため、私がどれだけ苦しんだか、
父への怨みと憤りのために作家を志したようなもので、
げんに拙著『櫂』、『春燈』などにはその怒りをぶちまけてある。


満州で夜空の満月を仰いでは想いを馳せた、故郷の豊かな川。
幼子を抱え結核を患いながらも、農家の嫁として家事をこなした日々。

作者の万感の思いを込めて綴った自伝的エッセイです。
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猿だ!

2024年10月11日 | 公園
ストレッチとウォーキングに勤しむ日々。
毎日4キロ、1時間、せっせと歩いています。

昨日、ウオーキングを終えて🅿に向かっていると、数メートル先にサルが!

あわててスマホを取り出しカメラを起動しますが、年寄りの動作はとろくて・・・



「待って、待って、はいポーズ」と追いかけても、
あっという間に行ってしまいました。





家に帰ると、ん~? キンモクセイの香りです。

まだツボミなのに・・・



秋を感じたひと時です。
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熊野・筆の里工房の企画展

2024年10月08日 | 美術館・アート・文化財

定家様(ていかさま)ではなく、定家様(ていかよう)
平安時代の流れるように美しい続け文字ではなく、
上の囲みの中に散らばる、定家が生み出した独特な字体のことです。

その筆跡は当初「悪筆」と評されましたが、江戸時代に大流行。
徳川家康を始め多くの人が真似たそうです。


今から約800年まえ、平安時代から鎌倉時代に活躍した藤原定家。

定家の偉業は大きく分けて三つあります。

一つ目は、10代からほぼ毎日書き続けた日記「明月記」。
当時の宮廷の様子、天皇行事の手順など、子孫が参考にするためのマニュアルに加え、
天気や星の記録もあることから、国宝や日本天文遺産に指定されています。
74歳までの56年分が残り、冷泉家時雨亭文庫に収められています。



二つ目は、詩歌の制作。
歌人として秀でた定家は、天皇の命を受け、
「新古今和歌集」「新勅撰和歌集」の編纂に携わりました。


三つ目は、写本。
「歌人は源氏物語を知るべきだ」と考える父・藤原俊成に倣い、
源氏物語の研究に力を入れ、書き写して残しました。
現在、紫式部直筆の源氏物語の原稿は残っておらず、
定家の写本が多くの本で参考にされています。
私たちが源氏物語を読めるのは、定家のお陰と言っても過言ではないのです。



相方を誘った時、
「絵ならエエが、字ばっかりじゃろう」と、乗り気ではなかったのですが、
NHKの大河ドラマを熱心に見ていて、
定家が左大臣・藤原道長の六男の子孫だとか、定家の孫が冷泉家だとか、
紫式部とか、知っている名前があるので興味が湧いたようです。

筆の里工房の30周年企画は、是非おすすめしたい素晴らしい展覧会でした。
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