遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん

七転八倒 顔面蒼白 平身低頭 罵詈雑言 絶体絶命 敬天愛人 針小棒大 一進一退 悪戦苦闘 大器晩成 捧腹絶倒 …の日日

愛用の【my箸】【マイ箸】の話 (4/4)

2016-12-24 10:37:18 | 日記

前に鹿児島で買った【五角形の竹箸】は、相方のお気に入りの愛用箸となり、娘もトレーニング箸を卒業し、【四角形の竹箸】を愛用するようになった。


ボクも携帯するmy箸でなく、自宅での日常使いの竹箸が欲しくなった。
そこで、数年振りにネットで検索し、今までのものよりリーズナブルな煤竹箸を手に入れることに。

今までずっと使ってきている煤竹箸に比べると、ほんの少しだけ長く、箸先もちょっぴり太い。
それでも、木製の箸に比べたら極細だし、とても使いやすい逸品である。

これからは、二刀流ならぬ【煤竹箸の二膳流】でいこうかと思う。
プラス短くできる【携帯箸・八四郎】の三本が、今のところのmy箸である。(笑)


 

「煤竹箸 23.5cm」200年前の竹使用
クリエーター情報なし
竹工芸 朱竹堂

 

【クリックポストなら送料無料です】竹箸 煤竹箸23.5cm 22cm 200年前の竹を使っています

価格:1,620円
(2016/12/24 11:08時点)
感想(2件)



愛用の【my箸】【マイ箸】の話 (3/4)

2016-12-24 01:48:07 | 日記

3年前に鹿児島市で購入した、孟宗竹(おそらく)の『五角形の竹箸』で、すっかり竹製の箸の魅力のとりことなってしまった。

木製には無い箸の細さ、そこから、食材の個性が箸先を通して指へと伝わってくる気がするのだ。
竹の肌触りも何だか懐かしさを感じて、しっくり馴染むような気がする。

振り返ってみると、子どもの頃から竹細工が好きで、おじいちゃんに竹の花瓶や竹トンボの作り方を教わったことがあった。
囲炉裏なんてないのに、自在鉤まで作ったこともあった。
おじいちゃんは、竹細工や竹を使ったものを作るのが得意だった。

それもその筈、おじいちゃんは桶や木樽などを作る職人で、その当時、桶や樽のタガは竹だったから、竹の扱いもプロだったのである。
今はステンレスのタンクになってしまったけれど、芋焼酎の製造過程で使う大きな木の樽、横に倒した状態で大人が立ったまま入れるような大きな樽も手掛けていた。
鹿児島では、そんな木樽作りの職人さんを「たんこどん」と呼んでいた。

今では殆ど死語だろうけど、『木元竹末』(きもとたけうら・きもとたけすえ)という言葉も、「たんこどん」だったおじいちゃんに教わったことを思い出した。
木や竹を繊維に沿って縦割りにしたり、削ったりするとき、木は根元の方から、竹は末(先端)の方から刃物を入れるという意味である。

おじいちゃんを思い出したら、さらに、もっと細い箸が使ってみたくなった。

そして、「煤竹」の箸が欲しくなった。
「煤竹」と一口に言っても、様々な種類があるらしい。

ボクが欲しいのは、『本煤竹』の箸。
『本煤竹』とは、古民家の藁ぶき屋根などの骨組みとしてずっと使われ続けてきた建築用の竹材のこと。

そのような古民家の建材の一部として使われてきたもので、歴史を考えると、それが作られてから壊されるまで、その間ずーっと家を支え続けてきた訳で、100~200年前に伐採され、加工された竹なのである。
囲炉裏の煙などで燻され、煤で色が付いた竹材を、不用品として捨ててしまうのではなく、更に加工して再利用するのだ。

東京での古民家の解体なんて、今では殆どないだろうから、本煤竹を使った竹箸を作っている竹細工屋さんなんて見かけないけど、地方では時々あるらしい。
今は便利なネットの時代。
【煤竹箸】は簡単に見つかった。

ところが…、高い!
贈答品ならまだしも、自分用に買うには高価、贅沢すぎる。
更に色々と調べ、何とか手の出せそうな【本煤竹の箸】を発見し、購入した。

職人さんの技が詰まったこの煤竹箸、とにかく細い。
力を加えたら折れてしまうんじゃないかと思うくらいの細さだ。

ところが、使ってみると見た目と違って頑丈で強い。
力が加わっても、竹製だからしなるので、折れることは無いのだ。
軽くて丈夫、指先の感覚が素直に箸に伝わり、また箸先の触感がストレートに指へ伝わってくる…そんな気がする。
「繊細さ」「強さ」「しなやかさ」が、絶妙に共存しているという感じ。
すっかり気に入ってしまった。

そして、100年以上前に生えていたであろう竹で作られたこの【煤竹箸】、使い始めてから、4年目に突入した。



 

 

 

竹ならではの箸先極細仕上げ。 こだわりの「本煤竹箸(節付き)」
クリエーター情報なし
京都嵐山いしかわ竹乃店

 

竹ならではの箸先極細仕上げ。 こだわりの「本煤竹箸(節付き)」

価格:2,380円
(2016/12/24 11:14時点)
感想(13件)



愛用の【my箸】【マイ箸】の話 (2/4)

2016-12-24 01:27:02 | 日記

3年前、心臓の手術を受けるというお袋に、孫である娘を会せる意味も含め、鹿児島の大隅半島に帰省した。

翌日、鹿児島空港へ向かう前に鹿児島市を経由した。
その時、立ち寄った「ドルフィンポート」という港のショップ街のお土産屋さんで、一つの【竹箸】に惹かれた。

木製の箸で、六角形のものはよく見かけるが、五角形というのはなかなか見かけない。
まして、【竹製の五角形の箸】というのは、この時に初めて目にしたのである。

おそらく、鹿児島に輸入されたのが日本での歴史の始まりと言われる「孟宗竹」で作られたものだろう。
初めて見た、【五角形の竹箸】!

欲しくて欲しくてたまらず、買って帰り、すぐに使い始めた。
木製の箸とは異なる、竹製ならではの箸の細さと軽さ。
その使い心地の良さに、すっかりハマった!
これが竹製の箸のとりことなるきっかけとなった。
「箸」という字は、竹かんむりだし。(笑)

その後、もっともっと細い【煤竹箸】が欲しくなり、後に手に入れることになる。

そして、竹箸好きになるきっかけとなったこの箸は、今、相方の「お気に入りの日常使いの箸」となっている。
とっても使いやすい!!という。

ボクも、日常使いの箸はこれにしたいと思い、ネットで手に入らないだろうかと調べているけど、まだ今のところ見つかってはいない。

あの時のお店が今も存在するのかどうかも分からない。

鹿児島市在住の方、どこかでこの【五角形の竹箸】を見かけた方はいらっしゃいませんか?(笑)