山形国際ドキュメンタリー映画際2005アジア千波万波特別招待作品
戦後=植民地解放から60年。歴史認識をめぐって繰り返される日韓の対立。しかしその中で必ず登場する「靖国神社」について、「よく知らない」という人がほとんどではないでしょうか?
本作品を通じて、歴史の真実を解き明かし、日韓市民の平和な未来を構築するための素材として利用していただきたいと願っています。
作品の主人公イ・ヒジャさんのお父さんは日本軍に徴用され中国で戦死。しかも、何も知らされることなく、お父さんは靖国神社に祀られました。「父の名前を返してほしい!」 靖国神社に父親が祀られているイ・ヒジャさんの思いとは何か。「父の靖国合祀が取り下げられるまで墓石に父の名前を刻めない!」イ・ヒジャさん の悲しみを通して、日本と韓国の辛い過去に向き合い、平和な未来に向けてどうすればよいのか考えていきます。
◆推薦コメント
野中広務(元衆議院議員)
「あんにょん・サヨナラ」を拝見し、あらためて過去の傷跡を残しておられる方々のことを痛いほど感じ、その深刻さから「あんにょん・サヨナラ」と言える希望を求めて努力されている方々のお姿に感激を新たにし、私も残り少ない人生を可能な限り、その一人として頑張りたいと強く誓いました。
豊田直巳(フォトジャーナリスト)
靖国神社に向かう主人公たちに「テメー、朝鮮に帰れ」と殴りかかる、「右翼風」の男。痛快である。もちろん「右翼が」では、ない。靖国神社に小泉首相が参拝したがる理由が、この映画を見れば一目瞭然なのだ。物理的なそれを含む、徹底した暴力の肯定。「やらせ」抜きで曝け出される靖国神社の凶暴な本性と、その暴力に凛々しく向き合う主人公、イ・ヒジャさん。確かに新しい風が吹いている。流行の韓流とは異なる風が。海峡を越えて。
鈴木邦男(一水会顧問)
これだけはっきりと問題点を浮き彫りし、考えさせられた映画はありません。反対の考えの人達も出して、喋ってもらってますし、画期的な映画になってます。この映画を見て、さらに皆で討論をしていったらどうでしょうか。
NHKスペシャル「戦場の軍法会議-処刑された日本兵」
2012.8.15放映
★9月28日(土)15:00~ 座談会
「大間原発建設反対現地集会参加の報告」
★10月5日(土)15:00~ 座談会
「かしこい消費者講座③-医療保険の実際」