アマノジャクの御託ならべ

チキンハートの一匹狼で天の邪鬼な私のゴタク集です。

秋葉原の惨劇

2008-07-12 | とりあえずカテゴリ
■秋葉原の惨劇~孤独な鬼を生み出したのは、
親・社会?または本人?

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★「孤独な鬼の心」は誰もが抱えてる問題だと思いますが、
「鬼の行い」をする・しないの選択は本人の責任だと考えます。

彼を「孤独」な状況に追い込んだのは、
親も社会も彼自身も・・・あらゆる全てだと思います。
それは、誰ソレがワルイとか、その責任を一人には特定できないし、
また、ネット環境がどうとか、そういう問題でもないような気がします。
そもそも「孤独」というのは、人によって内容と程度の差こそあれ、
人間としてこの世に生きる者、全ての人の人生と心に、
「必然的に生ずる」人類の宿命みたいなもの・・・と、思うからです。

そういう状況で、彼の心が「鬼」に傾いたのは、
彼自身の生まれつきの資質のバランスの問題もあると思いますが、
彼に対する母親・父親・弟らの接し方(参考:弟さんの手記)、
更に、級友らの彼へのからかい(参考:生徒文集?)など、
彼にとっては、とてもツラかった少年期の運命的な影響も、
少なからずあると思われます。

こういうこと(不幸な生い立ちとか不遇の運命とか)もまた、
多くの人が経験する苦痛であり暗闇であり葛藤なんですけれど、
ここまでのことで、あえて「誰が」というなら、
(弟さんの手記を読んだ限りでは)彼の母親の資質と行為に、
やはり「異様なイキ過ぎ」を感じるところがあり、
その故に、彼の心がゆがんでしまったと思われること、
・・・ここまでに関しては、犯人に対して同情を禁じ得ません。

しかし、彼が最初に供述した、リストラうんぬんは、
溜め込んだ鬼心のエネルギーを、
爆発させるキッカケになったとは思いますが、
それは、当初、マスコミが分析していた、
いわゆる格差問題への抗議行動などではなくて、
単に自分の蛮行を、あわよくばヒーロー化しようとしたのでは?

また、恋人が居れば(犯行には及ばなかった)とか、
携帯の書き込みに誰かが反応して(犯行を止めて)くれていればとか、
そんな供述も、その孤立無縁な状況が凶行に走った動機というよりも、
結果的に、自分がタガを外し、通り魔・無差別殺人という表現で、
ウップン晴らしをやらかしてしまったコトの言い逃れ(責任転嫁)、
のような気がします。

弟さんの手記によって、
彼らの母親は「シツケに厳しい」とか「教育熱心」とか、
そういう言葉の範囲からは、かなり外れた・・・というか、
この母親も「大切な何かが欠落した人格では?」と疑いたくなるくらい、
そういう「パワーハラスメント」的な接し方や育て方を、彼ら兄弟、
特に長男である犯人にしていたことが暴露されています。

御近所の方からも「虐待」に思えるような「シツケぶり」を、
証言されていますし、これまでの情報を総合して、
私の個人的な推測なんですが、
あの凶行の、彼の動機の源と究極の目的は、
結局「母親への恨みと復讐」の一点だったのでは?・・・と。
「親は殺しても足りない」と供述していた、
あれが、彼の心の闇のキモかな・・・と。

そして、そこにイロイロな要因が加わって、
それは、更に深く深く強い強いマグマ状態になり、
あの時、モロモロの伏線を導火線にして、
噴火したのかも・・・と。

・・・で、今の時点での私の「YES、NO」は、
そのイロイロモロモロの苦境・試練により、
彼がひとり自爆する道を選んだのなら、
親・社会がそこまで追い込んだ、
と言えるかもしれないけれど、

どんな動機や目的、あるいは情状があるにしても、
関係のない無抵抗な人に、武器を持って襲い掛かり、
恐怖と苦痛を強いて、無念きわまりない死に至らしめた、
あの、彼の、理不尽で、残虐な凶行は、
「彼自身が自分の心に宿る鬼心に鬼行を命じた」と、
・・・そう判断するしかありません。

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