アマノジャクの御託ならべ

チキンハートの一匹狼で天の邪鬼な私のゴタク集です。

安倍総理の辞任

2007-09-20 | gooニュース
安倍政権1年、ひどい1年は辞任で幕――フィナンシャル・タイムズ(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

持ち上げられて御輿に乗ったのに、担ぎ手に足を引っ張られて、
庶民には通せんぼされて、マスコミからは野次ばっか浴びせられて、
叩かれて追い詰められながらも頑張ったけどもう限界・・・体調不良、
・・・で降りたら、またバッシング。
私の目には、安倍さんは「気の毒」な印象ですね。

「何もしなかった」というよりも、
自分の周りに次々と起こる問題の処理ばかりに追われて、
「何もできないうちに」という感じ。
それは、彼が「ボンボンだから能力が無かった」というよりも、
皆に「ボンボンだからと舐められていた」という感じで。

私は「総理として何が足りなかったか?」ということよりも、
「何故、あのような辞め方をしたのか?」ということに関心あります。

私はボンボン(お嬢さん)育ちのエリートじゃないけれど、
なんとなぁ~く、解るような気がしますね。
彼を取り巻くシビアな状況と、ソコまで追い込まれた彼の立場と心中が。

だから、周りがあの辞め方を「無責任」だと批判しても、
私は、あれこそ、彼の「誠実な責任感」と「潔さ」の顕れだと思いました。
そして、あの辞め方に、それまでの彼の「真摯な歩み」の、
「精一杯さ」を感じましたよ・・・。

ただ「今の日本の」総理として、安倍さんに足りなかったのは、
小泉さんが安倍さんに贈った言葉「鈍感力」、
まさにソレだったのでしょう。