結果的に。
あの時の私の要望は間違っていませんでした…。
素晴らしいラズロがやっぱり、ちゃんとそこに居たからです。
(ノω;`)
なので…ちょっと泣きそうになりました…。
有本欽隆さんは私の中では本当に間違いなくラズロさんだと。
客席でキュンキュン来てしまいました…。
ウチのスタッフも。
『今、この歳で改めて観ると…ラズロが凄く良い…イイわ…』
と言ってくれました。。。
。゚(´pω・`)゚。💦
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今なら説明出来るんですよ。
どうして冷たげに言って欲しかったかを。
リアン達との温度差、体温差を表現して欲しかったからなんです。
冷たげと言いますか、フツーに言ってほしいと言えば良かったのかもしれません。
フツーが最強なんですよね…やっぱり。
⬆︎
チビ紫苑は、リアン達や周囲から既に毎日大変優しく接して貰ってた筈なんです。
特に⬇︎このひと。リアン カーシュ
この人はとても優しくて、かなりチビ紫苑の方も慕っております。
けども。
この同じ目線で話をするシーンで、カーシュはチビ紫苑をここに乗れと動かしました。
自分から座らない。
座るのはちょっと辛いのよね〜という年齢とか体型のせいもあるんですけど。
コレですと、割といい奴だとは感じても、チビ紫苑の心は動かない。
実はありすがカーシュと同じセリフを言って、電車内で座り込む対照的なシーンがあります…。
ありすは結局割と初めの方から、恐る恐る自分から輪に近づいて行く人柄に勝手になっていってくれました。
結局多分、どの人もこの人も。
全ての人が優しかったんだと思うんですよ、時には異常な程に。
けど優しさの奥にどうしても、『あ、スゲえ同情されてる…』感が拭えない。
《自分とは違うから、可哀想》
そこを敏感に感じ取るチビ紫苑には、優しさが実はトラウマだった部分があったかもしれないと。
言わば優しさアレルギー。
ラズロはそこを超えないとダメだと知っていたし、そう想定出来る人…みたいな。
チビ紫苑がなんだコイツと思うヤツ。
今までと違って次に何を言うのか興味を引かれるヤツ。
この子何、可哀想的ウエットな匂いよりも、楽しさを提案するヤツ。
なので。
優しく言うより、寧ろ若干冷たげな方がチビ紫苑は興味を持つだろうと。
ついて行こうかな…コイツ、癇に障らないなと。
ただ、ラズロは人間的な感情の寂しさを教えただけで居なくなりました。
なので、結果。
色々と後の紫苑に強烈な影を落とすという、実は損な役回り。
⬆︎この大変親切で優しいリアンも、紫苑の目線展開ではなんか厄介者扱いしてるだろお前的な感じに見える損な役回りさん。
そんな気持ちでこのコマを描きました…ごめんねリアンさん。
多分リアン側はそんなんじゃないんですよ、引きずらずに前を向かせよう的な。
けど、チビ紫苑主観の夢だから…💦
同じ理由で玉砕覚悟のココさんも随分な描き方になりました…ココさんごめんなさい…
ーーーーで。
優しさのトラウマはチビ玉で炸裂するわけです〜(笑)
はい。全てはこのシーンの為の準備ですね。
チビ玉もまた、非常に優しい少年なだけなのに。
作品イチ!損な役回り。
ごめんなさい玉…🙇♀️
いや、玉の事も好きで、自分を気にかけてくれる奴だと自覚すればこそ。
許せない訳ですよね、つまり凄く期待してるんです。
めんどくさいですね〜…
だからこその対等ごっこ。
自分が上だと努力出来る生き甲斐になるわけです、寧ろ。
生き甲斐…大事だと思うわけです。
玉は紫苑をラズロの次に生かし、それを木蓮へと道を敷いてくれる実は大事な繋ぎ役。
で、紫苑を奈落に落とすのは全く想定外の秋海棠という…ドロドロっすね……_(:3 」∠)_
ただ、当時の私にはこのくだりの総てを…
有本さんにその場で簡潔に説明出来るだけの頭もないし、話術も無かったのです。
それどころか、ただ何となくそうした方がいいという…勘でしかなかった…。
引き篭もってマンガ描いてるインキャですもの〜💦
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有本欽隆さん本当にありがとうございました。
おかげさまで、OVAのラズロは私にとっては最高に理想的なラズロです。
本当に本当に…
ひたすら感謝をお伝えしたいです。。。
『不幸になったらダメだぞ 絶対だ』
この『絶対だ』を、想いの丈を込めるかのように演技してくださいました有本さん。
《絶対だ》の声は、有本欽隆さんの《素の演技》だな…と確信しております。
ラズロの芯の強い優しさを、あの一言に込めて表現なさって頂けたのだと思っております。。。
ですので、次回OVA《ぼく地球》を御覧いただく際には…
そんな有本さんのお気持ちもお汲み頂きつつ、6巻をご鑑賞頂けましたら幸いに思います。
有本さんご自身は、本当はもっともっと温かく…ラズロとして紫苑に語りかけたかったのでした。。。
( *´꒳`*)
実は…このお話。
するの初めてです。
サクラタウンでの《ぼく地球🌏LIVE》アニメ上映会に寄せまして。
此処に置いておこうと思います。